【Q&A】岩盤浴やヨモギ蒸しサロンにカビが生えやすい原因は?
意外と多い!「岩盤浴」や「ヨモギ蒸しサロン」に生えるカビ被害
綺麗になるために「汗を流したい」「身体を温めたい」と思う女性は多いですよね。その中でも岩盤浴やヨモギ蒸しサロンを活用している方もいるでしょう。しかし、綺麗になるために通っているはずのサロンで実は知らぬ間に”カビの被害”を受けていることもあるのです。
そこで、今回はカビ取りの専門家にヨモギ蒸しサロンや岩盤浴のカビ事情についてお話を伺いました!
目次
質問1「家庭以外でカビ取りの依頼が多い場所は?」
カビ取りのプロ「当社ではこれまで2000件以上の現地調査を実施しており、共通して言えることは、湿度が高い場所、太陽の光が入らない箇所、掃除が行き届いていない箇所になります。」
共通点は「湿気が多い」「日当たりの悪さ」「掃除が行き届いていない」場所。
カビ取りのプロ「加湿器を使うエステサロン・ヨモギ蒸しサロン、岩盤浴や(美容室も)などもカビが生えやすくご依頼も多いんです。殺菌されるというよりも、むしろカビにとって湿度や温度など増えやすい環境なので絶好の増殖場所なんですよ。」
質問2「どうして岩盤浴やヨモギ蒸しサロンはカビが生えやすいのですか?」
カビ取りのプロ「岩盤浴の構造上、換気が殆ど無く、常に高湿度であることから、非常にカビが生えやすい環境といえます。非日常の空間を作り出すために窓を全て潰してしまっている所も多いことや、業務に追われ細かなところの掃除が行き届かないことも原因と考えられますつまり、湿度が高く、換気が行えない、また掃除はしていても細かい部分のお掃除を見逃してしまうことが岩盤浴やヨモギ蒸しサロンにカビが発生しやすい理由なんです」
質問3「サロン内で特にカビが生えやすい箇所(場所)はどこですか?」
カビ取りのプロ「サロンなどに限ったことではないのですが、部屋の四隅や棚の裏など空気が滞留しやすい箇所にはカビが非常に生えやすいです。一か所生えると空間全体にカビが回ってしまうため、普段は室内が暗いので気づきにくいですが、明るくすると部屋中カビだらけだったということもありますね」
質問4「どんな種類のカビがサロンに生えやすいですか?」
カビ取りのプロ「よく生えているのは黒カビですね。こちらのカビは、身体への害を引き起こす危険性があります
黒カビ!確かに窓や壁などによく生えていますが、注意が必要ですね!
また、サロンの利用者からカビが酷かったから行くのを辞めたと聞くことがあります。SNSなどでも店舗名をいれて「カビが酷いからもうこの岩盤浴やヨモギ蒸しサロンへ行けない!」といった内容も見受けられます。
岩盤浴サロンやヨモギ蒸しサロンで働いているスタッフの方からも苦情があり、オーナー様より依頼いただく場合もあります。労働問題になれば会社としても大きな痛手になるため、早い時期に除去することが大切だと思います」
質問5「まず、すぐに出来るサロンのカビ対策はありますか?!」
カビ取りのプロ「まずは、アルコールや除菌水でこまめに除菌を行うことが大切です。営業時間外は除湿を徹底的に行い、60%以下に保つようにするとカビが生えづらくなります。こういう市販のアルコールスプレーなどでも良いので、閉店後に部屋全体を除菌します」
カビ取りのプロ「また、黒カビで色素が沈着してしまっている場合はアルコールでは色素が消えないので、市販のカビ取り剤や漂白剤を噴射するという方法もあります。まずは、身近にできることから実践して様子を見てみましょう。」
カビ取りのプロ「たとえば除菌水では、カビを確実に除菌できる高濃度の除菌水をお勧めします。当社ではカビに特化させたクリーンプロテクションという除菌水の商品があります。目に見えないカビには効果が高いですのでお勧めです。」
換気も大事
カビ取りのプロ「また、換気も非常に大事です。サロンの営業終了後に窓を全開にして空気の入れ替えをする。窓が無い場合や小さい場合はサーキュレーターを活用して、空気の入れ替えをしてください。営業終了後は除湿機を稼働させるのも今すぐできるカビ対策法です。」
まずはサロン内が「カビ臭く」ないかチェックしてみよう!
カビ取りのプロ「カビ臭さがある場合は、既にカビの胞子が成長しているというサインです。カビを放置すると思わぬ出費を招くことがあります。少しでもカビが生えてそうだと思ったら、是非カビ取りのプロにご相談ください。」
また、カビ対策には早期発見・早期対応が非常に大切で、それが被害を最小限に抑える唯一の方法になります。まずはアルコール消毒などですぐにできる対策から始めてみるなど、カビによる被害や売り上げの損失が拡大する前に手を打ってください。
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出典:Amazon
カビ取りのプロとして、今まで色んな施設のカビ取りを実践されてきただけあって、アドバイスに切実さを感じますね。やはり「カビを発見したら早めに解決」するに越したことはないですよね。
衛生環境の低下やお客様への評価など大きな影響が出る前に、早めの対策がカギになります。