
キャンプ椅子やアウトドアチェアは、雨や結露、汗、泥汚れなどの影響を受けやすく、乾燥不足や保管環境によってカビが発生しやすいアイテムです。
特に、濡れたまま収納したり、物置や車に長期間入れっぱなしにしたりすると、短期間でもカビが広がることがあります。
カビを放置すると、見た目や臭いが悪化するだけでなく、他のキャンプ用品にカビが広がったり、アレルギー症状や咳などの健康被害につながったりする恐れがあるため注意が必要です。
この記事では、アウトドアチェアのカビ取り方法、やってはいけないNG掃除、再発を防ぐための保管方法についてわかりやすく解説します。
大切なアウトドアチェアを長く快適に使うために、ぜひ参考にしてください。
| この記事でわかること |
| ・キャンプ椅子やアウトドアチェアにカビが生える原因 ・アウトドアチェアのカビ取り方法 ・黒カビやカビ臭が残る場合の対処方法 ・やってはいけないNG掃除 ・カビを再発させない収納や保管方法 |
目次
1. キャンプ椅子・アウトドアチェアにカビが生える原因

アウトドアチェアは、使用環境や保管方法によってカビが発生しやすくなります。
まずは、アウトドアチェアにカビが生えやすくなる主な原因を確認しておきましょう。
1-1. 雨・結露・汗による湿気
カビは湿気を好むため、アウトドアチェアに水分が残っていると繁殖しやすくなります。
キャンプ中の雨や朝露、座ったときの汗、飲み物のこぼれなどによって、布地や縫い目に湿気が残ることがあります。
見た目では乾いているように見えても、内部に水分が残っているケースも少なくありません。
そのまま物置や車内に収納すると湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。
1-2. 泥・食べこぼし・皮脂汚れ
カビは、泥や砂、食べこぼし、皮脂汚れなどを栄養源にして増殖します。
アウトドアチェアは屋外で使うため、土埃や食べ物の汚れが付きやすいです。
さらに泥や砂にはカビの胞子が含まれていることもあり、汚れを残したまま収納するとカビが広がる原因になります。
使用後は軽く拭くだけでも、カビ予防につながります。
1-3. 物置・車内・トランクルームの高湿度
アウトドアチェアは、保管場所の環境によってもカビが発生します。
特に物置、納戸、車内、トランクルームなどは湿気がこもりやすく、長期間保管するとカビが生えやすい場所です。
荷物を詰め込みすぎて通気性が悪い場合や、換気・除湿ができていない場合はさらに注意が必要です。
保管場所にカビがあると、チェアだけでなくテントや寝袋など、他のアウトドア用品にもカビが広がる恐れがあります。
1-4. ベランダや庭への出しっぱなし

デッキチェアやアウトドアチェアをベランダや庭に出しっぱなしにしている場合も、カビが生えやすくなります。
屋外では、雨や結露だけでなく、花粉、土埃、落ち葉などの汚れも付着します。
屋根のあるベランダでも湿気はたまりやすく、梅雨時期などは数日でカビが発生することもあります。
長期間使わない場合は、屋内や通気性の良い場所で保管するようにしましょう。
保管場所のカビリスクも確認しておく
アウトドアチェアのカビは、チェア本体だけでなく、物置や納戸などの保管場所が原因で発生することもあります。
保管環境に湿気やカビの不安がある場合は、以下のカビリスク診断も参考にしてみてください。
2. アウトドアチェアのカビを放置するリスク

アウトドアチェアのカビは、放置すると見た目や臭いの問題だけでなく、さまざまなトラブルにつながることがあります。
ここでは、カビを放置することで起こりやすいリスクを解説します。
2-1. カビ臭や見た目の悪化
カビが発生すると、独特のカビ臭が出ることがあります。
アウトドアチェアは使用中に体に触れるため、カビ臭があると不快に感じやすくなります。
また、白い斑点や黒ずみ、緑色の汚れなどが目立つようになり、見た目も悪くなります。
特に布地部分はシミや色素沈着が残ることもあるため、早めに対処しましょう。
2-2. 他のキャンプ用品にカビが広がる
カビが生えたアウトドアチェアをそのまま収納すると、近くにあるテントや寝袋、タープなどにカビが広がる恐れがあります。
特に物置やトランクルームなど、通気性の悪い場所ではカビが広がりやすくなります。
はじめはチェアだけに発生したカビでも、放置するとキャンプ用品全体に広がる可能性があるため注意が必要です。
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2-3. アレルギーや咳など健康被害

カビは単なる汚れではなく、胞子を放出する微生物です。
その胞子を吸い込むことで、くしゃみ、鼻水、咳、喉の違和感、目のかゆみなどの症状につながることがあります。
特に小さなお子様や高齢者、アレルギー体質の方、喘息がある方は影響を受けやすいため、カビを見つけたら早めに除去しましょう。
2-4. 素材内部まで浸透して落ちなくなる
カビは放置すると、表面だけでなく布地や木材の内部まで入り込むことがあります。
初期段階であれば自力で落とせる場合もありますが、内部まで浸透すると完全に除去するのが難しくなります。
さらに、色素沈着や生地の劣化、木材の腐食、金属部分のサビにつながることもあるため、「少しだから大丈夫」と放置しないことが大切です。
3. アウトドアチェアのカビ取り方法

アウトドアチェアのカビは、初期段階であれば自力で対処できる場合があります。
ただし、素材によっては色落ちや劣化が起こることもあるため注意が必要です。
ここでは、素材を傷めにくいカビ取り方法を解説します。
3-1. 用意するもの
- 消毒用エタノール
- 酸素系漂白剤
- タオル
- 柔らかいブラシ
- ゴム手袋
- マスク
カビ取り中は胞子が飛散しやすいため、マスクとゴム手袋を着用し、屋外や風通しの良い場所で作業しましょう。

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出典:Amazon
3-2. 作業前の注意点
- 火気の近くでエタノールを使用しない
- 目立たない場所で変色テストを行う
- 強く擦りすぎない
- 作業後は十分に乾燥させる
エタノールや漂白剤は、素材によって色落ちや変色が起こる場合があります。
使用する前に、必ず目立たない部分で試してから作業しましょう。
3-3. 消毒用エタノールで除菌する方法
軽度のカビであれば、まずは消毒用エタノールで除菌しましょう。
ただし、黒カビの色素や素材内部のカビまでは落とせないため、色素が残る場合は酸素系漂白剤の使用も検討します。
手順

① 表面のホコリや汚れを軽く取り除く
乾いた布や柔らかいブラシで、表面に付着したホコリや汚れを軽く取り除きます。
② 消毒用エタノールでカビ部分を拭き取る

消毒用エタノールを含ませたタオルで、カビ部分を優しく拭き取ります。
見えているカビだけでなく、周辺にもエタノールをなじませましょう。
③ 乾いたタオルで水分を拭き取る

時間を置いたら、乾いたタオルで表面に残ったエタノールや水分を丁寧に拭き取ります。
④ 風通しの良い場所で乾燥させる

最後に、風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。
水分が残るとカビが再発しやすいため、完全に乾いてから収納しましょう。
3-4. オキシクリーン・酸素系漂白剤を使う方法
黒カビや色素沈着が残る場合は、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使う方法があります。
ただし、使用できるのは主に水洗いできる布部分です。
革・合皮・木部・金属部分・金属製の付属品・撥水加工や防水加工が施された部分には使用を避け、必ず製品の取扱表示を確認しましょう。
使用前には、目立たない場所で色落ちや変色がないか試してください。
手順

① 酸素系漂白剤をぬるま湯で薄める

製品表示に従って、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤をぬるま湯で薄めます。
② カビが残っている布部分に塗布する

薄めた酸素系漂白剤をタオルに含ませ、カビが残っている布部分に塗布します。
③ 柔らかいブラシで優しく擦る
10〜15分程度置いた後、カビの色素が残っている部分を歯ブラシや柔らかいブラシで優しく擦ります。
④ 水拭きして漂白剤を落とし、乾燥させる

最後に水拭きして漂白剤をしっかり拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾燥させます。
4. やってはいけない掃除方法
アウトドアチェアのカビ取りでは、間違った方法で掃除すると、色落ちや生地の劣化、サビ、カビの再発につながることがあります。
素材を傷めずに安全に対処するためにも、やってはいけない掃除方法を確認しておきましょう。
4-1. カビキラー・ハイターなど塩素系漂白剤を使う

アウトドアチェアに、カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤を使うのはおすすめできません。
布地の変色、木材の傷み、金属部分のサビ、コーティングの劣化を引き起こす恐れがあります。
特に黒色や濃色のチェアでは、色抜けが目立つこともあるため注意しましょう。
4-2. 濡れたまま収納する
濡れたまま収納すると、カビが再発しやすくなります。
アウトドアチェアは、布の縫い目や折りたたみ部分、クッション内部に水分が残りやすいためです。
表面だけ乾いているように見えても、内部に湿気が残っている場合があるため注意しましょう。
4-3. 汚れを残したまま保管する
泥・砂・食べこぼし、汗や皮脂などの汚れを残したまま保管するのは避けましょう。
カビは汚れを栄養源にして増殖するため、湿気と汚れが重なると広がりやすくなります。
「次に使うときに掃除すればいい」と放置すると、保管中にカビが発生することがあります。
4-4. 密閉空間に長期間放置する
物置、車内、トランクルーム、納戸などの密閉空間に長期間放置するのも危険です。
こうした場所は湿気がこもりやすく、収納場所自体にカビが発生することがあります。
さらに、テントや寝袋など近くに置いた用品にもカビが広がる恐れがあります。
5. カビが落ちない場合の対処方法

軽度のカビであれば自力で落とせることもありますが、黒カビが深く浸透している場合やカビ臭が強く残る場合は、完全に除去できないことがあります。
無理に作業を続けず、状態に応じて買い替えや専門業者への相談も検討しましょう。
5-1. 買い替えを検討した方がいいケース
布地の奥まで黒カビが浸透している場合や、カビ臭が取れない場合は、買い替えを検討した方がよいことがあります。
表面だけきれいにしても内部にカビが残り、再発を繰り返すケースがあるためです。
特に安価なチェアの場合は、クリーニング費用より新品購入の方が安く済むこともあります。
5-2. クリーニング業者に依頼する
お気に入りのアウトドアチェアや高価な製品であれば、専門業者に依頼する方法もあります。
自力で落とせない場合や素材を傷めたくない場合は、アウトドア用品やカビ除去に対応した業者へ相談するとよいでしょう。
また、カビ菌への対策を重視する場合は、ガス滅菌に対応した業者へ相談する方法もあります。

ただし、ガス滅菌はカビの色素を落とすものではないため、黒ずみやシミが残る場合があります。
見た目の汚れまで改善したい場合は、クリーニングの併用や買い替えも含めて検討しましょう。
5-3. 保管場所側に原因がないか確認する
カビが何度も再発する場合は、チェア本体ではなく保管場所に原因がある可能性もあります。
物置や車内、トランクルームなどに湿気やカビがあると、きれいにしたチェアにも再びカビが付着してしまいます。
再発する場合は、保管場所のカビ臭や結露、壁・床のカビも確認しましょう。
6. アウトドアチェアのカビ再発防止策
アウトドアチェアは、一度カビを除去しても保管方法によっては再発することがあります。
カビを防ぐためには、使用後の乾燥や汚れの除去、収納環境の見直しが大切です。

6-1. 使用後は必ず乾燥させる

雨に濡れていなくても、汗や朝露、湿気によって布地や縫い目に水分が残ることがあります。
水分が残ったまま収納するとカビが発生しやすくなります。
使用後はタオルで水分を拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから片付けましょう。
6-2. 汚れを拭き取ってから収納する
カビは泥や砂、食べこぼし、汗や皮脂などを栄養源にして増殖します。
汚れを放置すると、臭いやシミ、生地の劣化にもつながります。
使用後は軽く水拭きするなど、簡単なお手入れをしてから収納しましょう。
6-3. 定期的に風通しの良い場所で干す

長期間収納していると、湿気がたまってカビが発生することがあります。
定期的に収納場所から取り出し、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
ただし、長時間の直射日光は色あせや生地の劣化につながることがあるため、素材によっては日陰干しがおすすめです。
6-4. 物置・収納場所の湿度管理
物置、車内、納戸、トランクルームなどは湿気がこもりやすい場所です。
湿気が多い環境では、保管中でもカビが発生することがあります。
除湿剤を置く、定期的に換気する、荷物を詰め込みすぎないなど、湿気がこもらない環境を作りましょう。
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6-5. 通気性の良いカバーを使う
ビニールなど通気性の悪いカバーは、内部に湿気がこもりやすくなります。
湿気が逃げにくい状態が続くと、かえってカビの原因になることがあります。
長期間保管する場合は、不織布や布製など通気性のあるカバーを使いましょう。
7. アウトドアチェアのカビに関するQ&A

アウトドアチェアのカビは、掃除方法や保管方法によって再発しやすさが変わることがあります。
ここでは、アウトドアチェアやキャンプ椅子のカビについて、よくある質問をまとめました。
Q1. キャンプ椅子にカビキラーは使えますか?
基本的にはおすすめできません。
カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤は、布地の変色や生地の劣化、木材の傷み、金属部分のサビにつながる恐れがあるためです。
軽度のカビであれば、まずは消毒用エタノールを使用しましょう。
Q2. オキシクリーンで黒カビは落ちますか?
軽度の黒カビであれば、ある程度落とせる可能性があります。
ただし、素材によっては色落ちや生地の劣化が起こることもあるため、必ず目立たない場所で試してから使用しましょう。
Q3. カビ臭が残った場合はどうしたらいいですか?
カビ臭が残る場合は、布地の奥や縫い目、折りたたみ部分などにカビが残っている可能性があります。
まずは消毒用エタノールで再度除菌し、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。
それでも臭いが取れない場合は、専門クリーニングやガス滅菌、買い替えも検討してください。
Q4. ベランダ保管でもカビは生えますか?
はい、ベランダ保管でもカビは生えます。
屋根のあるベランダでも、湿気や結露、花粉、土埃などが蓄積するとカビが発生することがあります。
使用後は乾燥させ、汚れを拭き取り、通気性の良いカバーを使うなどの対策を行いましょう。
8. まとめ
今回は、キャンプ椅子・アウトドアチェアのカビ取り方法や再発防止策について解説しました。
アウトドアチェアは、雨や湿気、汚れ、保管環境の影響を受けやすく、カビが発生しやすいアイテムです。
特に、濡れたまま収納したり、汚れを放置したりすると、短期間でもカビが広がることがあります。
軽度のカビであれば、消毒用エタノールで対処できる場合があります。

黒カビや色素沈着が残る場合は、酸素系漂白剤を使う方法もあります。

ただし、黒カビが深く浸透している場合やカビ臭が強く残る場合は、自力で完全に除去できないこともあります。
無理に使い続けず、専門業者への相談や買い替えも検討しましょう。
また、カビ取りしても条件がそろうと再発することがあるため、以下の対策を取り入れましょう。

こうした日頃のひと手間を続けることで、カビの再発リスクを減らしやすくなります。
大切なアウトドアチェアを長く快適に使うためにも、使用後のお手入れと保管環境の見直しを心がけましょう。



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