
「久しぶりにウェットスーツを取り出したらカビが生えていた…!」そんな経験はありませんか?
ウェットスーツは素材の特性上、湿気を含みやすく、しっかり乾かしたつもりでもカビが繁殖しやすいアイテムなのです。
ウェットスーツは直接肌に触れるものなので、清潔に保ちたいですよね。

この記事では、ウェットスーツに生えたカビを安全に取り除く方法と、長持ちさせるためのお手入れ方法をプロの視点で徹底解説!
また、意外と知られていないNG行為や、正しい保管方法、ウエットシャンプーの代用品まで幅広くご紹介します。
サーフィンやダイビングを快適に楽しむために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
| この記事で分かること |
| ・ウエットスーツのカビを除去する方法 ・ウエットシャンプーがない場合の代用品 ・ウエットスーツを使用する際のNG行為 ・ウエットスーツの保管方法と注意点 |
目次
ウエットスーツのカビ取り方法
ウエットシャンプーを使用してウエットスーツを洗うとカビが取れる場合があります。
ウエットスーツを長持ちさせるメンテナンス方法
使用するものは、バケツ、ハンガー(肩の部分が厚くなっているものが便利です。)、ウエットシャンプーです。
バケツの代わりにお風呂場の浴槽で洗うのも良いでしょう。
ウエットシャンプーを使用することによってウエットスーツについた塩分、ワックスや皮脂も落ちやすくなります。
手順
1、バケツに水とウエットスーツを入れて海水や砂を落とすためにすすぎます。
2、ウエットシャンプーを適量バケツに入れて水で薄めます。
3、海水を抜くイメージでやさしく揉み洗いします。
4、真水でよくすすぎ、シャンプーを落としていきます。
5、よくすすいだら、裏返しの状態でハンガーに吊るして直射日光を避けて日陰干しします。
※注意点※
できればウエットスーツを着用したあとは毎回ウエットシャンプーを使用して洗濯するのをおすすめしますが、毎回はできないというのであれば2~3回着用する毎に1回はウエットシャンプーを使用して洗うようにしてください。
洗濯機や乾燥機を使用すると生地が破けたり劣化してしまいますので必ず手洗いするようにしましょう。
脱ぎ着するときには爪などを引っかけないように注意してください。
お湯は使用せずに真水を使用してください。
冬場などで水がすごく冷たいときにはぬるま湯を使用すると生地にダメージを与えずに済みます。
ウエットシャンプーは濃すぎても逆効果ですので、説明書などを確認し、適量を水で薄めてください。
脱水したり、乾くまでは生地を表に戻したりする必要はありません。

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出典:Amazon
ウエットシャンプーの代用品
ウエットスーツを洗う際にはウエットシャンプーが定番ですが、頻繁に着用するという方には値段が気になったり、家になかったりすることもあるかと思います。
そこでウエットシャンプーの代用品となるのが、おしゃれ着用の洗剤です。
アクロンやエマールなどさまざまな商品が販売されています。
おしゃれ着用の洗剤は衣類にダメージが少ない中性で色あせや型崩れ、縮み、シワを防ぐことができます。
柔軟剤が配合されているタイプの中性洗剤を使用するのもおすすめです。
ウエットシャンプーがないときに代わりに使用してみてください。

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出典: Amazon
「住まいのカビリスク」も確認しよう
ウエットスーツは手入れしても、保管場所の湿度や通気の状態など住まいの条件が重なるとカビが発生しやすくなります。
次のカビリスク診断で、ご自宅がどれくらいカビを招きやすい住環境か一度確認しておくと、保管方法の見直しがしやすくなります。
ウエットスーツは消耗品
ウエットスーツは消耗品であり、寿命は材質によっても異なりますが、ラバーで約3年、ジャージで約4年が目安となります。
さらに着用頻度が増えるにつれて耐用年数は短くなっていきます。
ウエットスーツが劣化する主な原因は海水と熱によるものです。
海から上がったら常にメンテナンスを行うことが長持ちさせるコツです。
劣化やカビが生えてしまったときには買い替えも検討すると良いでしょう。
ウエットスーツの塩分と紫外線に注意!

ウエットスーツを洗う際に特に気を付けたいのが海水による塩分です。
ウエットスーツに塩分が残っていると、ファスナーなどの金属部分がサビてしまう原因になります。
なるべく海から上がってすぐに塩分を洗い流すように心がけましょう。
洗い流すときにはお湯の方が良さそうな気がしますが、劣化する心配もありますので必ず水で洗い流すようにしましょう。
塩分を抜くためには、シャワーで洗い流すだけでなく大きなバケツや浴槽を利用して水を溜めて2~3回水を交換しながらやさしくもみ洗いしてください。
ウエットシャンプーを使用して洗うときちんと塩分を抜くことができるだけでなく、除菌や消臭までできるのでおすすめです。
ウエットスーツはデリケートなゴム素材で作られており、ゴム製品は経年劣化して硬くなります。
このときに塩分や紫外線は経年劣化のスピードを加速させる原因となってしまいます。
ウエットスーツを干す際には、直射日光を避け、日陰で干すようにしましょう。
ウエットスーツを保管する際の注意点
ウエットスーツを保管する際にはしっかりと乾燥させましょう。
湿気が残ったままにしてしまうとカビなどの雑菌が発生する原因になります。
ウエットスーツはたたんでしまうとシワができてしまうので、ハンガーに吊るしておきましょう。
車内に放置したりしないようにしてください。
特に夏場の車内は高温になりますので、生地の劣化だけでなくカビの原因になったり、ウエットスーツの接着剤がはがれてしまうなどのトラブルの原因になりますので厳禁です。
気温の変化が激しい場所に置くとウエットスーツの生地が劣化しやすくなってしまいます。
また、日光が当たる場所も同じように生地の劣化を招くだけでなく、色褪せの原因になります。
保管する場所は風通しが良く気温の変化があまりない涼しい場所が好ましいです。
他の衣類と一緒にウエットスーツを保管するとウエットスーツの生地のゴムとの反応で衣類が色褪せたり変色することがありますので注意してください。
ウエットスーツで焚火に注意!
冬場などは寒かったり、ウエットスーツを速く乾かそうとして焚火をするという方もいらっしゃるかもしれません。
ウエットスーツは熱を持ちやすいのでウエットスーツを着たままの焚火は火傷の原因にもなります。
また、引火しやすい素材でもありますので大変危険ですので絶対しないようにしましょう。
ウエットスーツのクリーニングを利用する方法
頑固な泥汚れやワックスの油汚れは家庭での洗濯では落とせないため、ウエットスーツのクリーニングを利用してメンテナンスをしていきましょう。
また、生乾きのまま保管してしまったウエットスーツの臭いや染み込んだ汗の成分を分解する特殊な加工サービスやカビ取り加工サービスなどもあります。
専門業者を利用すれば素材や状態などにより適切な方法で洗うことができます。
ウエットスーツを傷めたりする心配もありません。
カビが生えている場合にもウエットスーツのクリーニングでカビ取りの処理をしてくれる業者もあります。
カビは完全に落としきれていないと時間の経過とともに再発してしまいます。
自分でカビを落とそうとしてウエットスーツの生地を傷めてしまったりすると最悪のケースでは買い替えることになってしまうことも考えられますので、確かな知識と技術をもったプロに依頼するのが良いでしょう。
【カビ最新ニュース】濡れた繊維素材は保管中にカビが定着しやすいことが示唆
海外の研究によると、繊維素材は湿気を含んだまま保管されると、少量のカビ胞子でも増殖しやすいことが示されました。
さらに、乾燥が不十分な状態が続くと、表面だけでなく素材の内部までカビが定着しやすくなるとされています。
この結果は、海水や汗を吸いやすく厚みのあるウェットスーツにも当てはまります。
カビを落とすだけでなく、洗浄と乾燥を十分に行い、保管環境まで含めて管理することが大切です。
参考:EurekAlert!|繊維素材ごとのカビ増殖リスクを調査した最新研究
ウェットスーツのカビに関するQ&A
ウェットスーツは水分や皮脂、塩分が残りやすく、保管状態によっては短期間でもカビが発生しやすいアイテムです。よくある疑問を整理します。
Q1. 見た目は少しの黒ずみでも、使い続けて大丈夫?
おすすめできません。
ウェットスーツのカビは表面だけでなく、生地内部まで入り込んでいることがあります。
肌に直接触れるものなので、異臭や黒い斑点が出た時点で対処・クリーニングを検討しましょう。
Q2. ウエットシャンプーで洗えばカビは完全に取れる?
軽度であれば改善することもありますが、乾燥不足や保管環境が変わらないと再発しやすいので注意が必要です。
洗浄後は裏返しでしっかり乾かし、風通しの良い場所で保管することが重要です。
Q3. カビを防ぐために一番大事なポイントは?
一番重要なのは「使用後すぐに塩分と汚れを落とし、完全に乾かしてから保管すること」です。
濡れたまま車内やバッグに入れる、生乾きのまま保管といった習慣がカビの原因になります。
まとめ
・ウエットスーツは着用後のメンテナンスが長持ちさせるポイントです。
・ウエットスーツを着用したあと放置するとカビが生えることがあります。
・着用後は塩分を抜き、ウエットシャンプーを使用して洗うようにしましょう。
・洗ったあとはしっかりと乾燥させ、ハンガーにかけて風通しの良い冷暗所に保管しましょう。
・カビが生えたときにはウエットスーツのクリーニングを利用するのがおすすめです
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<参考文献>
・角謙二『愛用品のお手入れ術』2012年、枻出版社



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