引っ越しでカビの生えにくい物件を選ぶコツ
カビペディアでは、普段カビを除去するコツをご紹介しておりますが、住んでいる家の環境とカビの生えやすさは切っても切り離せません。
そこで、賃貸の契約を更新しない場合や、急な転勤で物件を探す必要がある場合に間違えて「カビの生えやすい部屋」を選ばない為に、物件選び時のカビ予防チェック項目をまとめてみました。是非、お引越しの際に役立てましょう。
カビの生えやすい物件の特徴
まず、カビが大量に発生してしまう家を選ばないためにも「カビが好むような環境の特徴」について挙げていきたいと思います。
①日当たりが悪い
まずは、最も大切な「日当たり」です。日光の光が差し込むことで湿気を乾燥し、カビを殺菌する効果があります。その為、全体的に暗く日当たりの悪い部屋は絶対に選ばないようにしましょう。
同じマンション内でも
- 「日当たりの良い部屋」
- 「日当たりの悪い部屋」
がありますので、南向きだったり、周りの建物で視界が遮らないような位置の部屋を選びましょう。
また、広い家の場合は”北側の部屋”のように一部だけ日当たりの悪い部屋が存在することもあります。その場合には「窓」や「換気」「空調」などで除湿が可能なのか、設備面までチェックしましょう。
②新築の鉄筋コンクリート
イメージでは木造の方が、なんだか湿気やすくカビが生えそうな気がしませんか?!
しかし、実際には通気性の良い木造建築に比べ、コンクリート造の家の方が通気性が悪く、カビが生えやすいのです。特に、人気の新築物件の場合、コンクリートで固める際に水分を含んでいます。その為、その水分が原因となってカビ生えることがあります。
ですので、”新築だからカビない”とか”古いからカビそう”とイメージで判断するのではなく物件全体の
- 通気性
- 日当たり
- 立地
など総合的に判断しましょう。
③低層階
同じ物件でも、3階より2階、2階より1階の方がカビは発生しやすくなります。理由は、地面に近いほど、湿気を吸収しやすいからです。その為、物件を選ぶ際にはなるべく上の階を希望するようにしましょう。
実際に、カビ取りの専門業者も「カビ取り依頼をいただくのは、1~3階までの低層階が80%くらいを占めます」
と言っているほどです。それだけ低層階はカビが発生する確率が高くなりますので、少しでも上の方の階を選ぶようにしましょう。
④通気性が悪い
カビの生えない家を選ぶためにも部屋を選ぶ際には、必ず内見をするようにしてください。
写真では、明度(明るさ)の加工が可能ですので、実際に目で見てみると意外にも日当たりが悪く暗かったということもよくあります。また、内見をした際には一度「部屋の窓」を開けてみるなどして通気性をチェックするようにしましょう。
- 部屋の窓からどのように通気するのか
- 窓のない部屋が多く換気が難しそうか
- 換気扇などは設置してあるか
など内見時に確認しておきましょう。
その他、物件選びの際にチェックするポイントをまとめてみました。「カビが生えやすい家」を選ばない為にも済む前にしっかりとチェックしておきましょう。
カビの生えやすい家チェックリスト
- 日当たりが悪くないか
- 3階以上か
- 窓はあるか
- 換気扇は設置してあるか
- 通気性は悪くないか
- 水回りは綺麗に補修されているか
- 壁の四隅や天井にカビが生えていないか
- 部屋がカビ臭くないか
- 窓に結露は発生していないか
- 外壁にカビが生えていないか
- 近くに川や湖など水気がないか
- 修繕などちゃんと管理が行われている物件か
まとめ
今回は、カビの生えにくい部屋というテーマでお伝えしましたが、カビの生えやすい物件というのはカビ以外にも
- 害虫が発生しやすい
- 悪臭が発生しやすい
- 洗濯ものが乾きにくい
物件とも言えます。物件が違うだけで、毎日カビが発生して、除去しても除去しても再発しカビ取りに追われる...なんて考えただけでも辛いですよね。
カビの生えにくい快適なお家を選んで、自分や家族の健康を守りましょう!