カビがダニのエサに?!夏の寝具のカビ・ダニ対策

高温多湿な夏は、カビやダニにとっても好条件な季節です。
また、カビが増殖することで、カビをエサにするダニも増えてしまいます。
その中でも特に、寝具は汗など水分が蓄積しやすく、カビやダニの温床です。


そこで、この記事では、夏こそ意識するべき寝具のカビ・ダニ対策について解説していきます。

(参考:家電watch「夏の部屋はダニ天国!? 手軽にできる寝具のダニ対策とは」より)

★この記事で分かること★

・夏にカビ・ダニ対策が必要な理由
・ダニやカビが増えるとどうして危険なのか
・カビやダニを防ぐ寝具のお手入れ方法
・カビやダニを防ぐアイテム

ダニは夏の寝具まわりが大好物?!

夏の朝、起きるとびっしりと汗をかいていた...ということはないでしょうか。
人間は寝ている間に大量の汗をかき、寝具にも水分が吸収されてしまいます。
うまく水分が乾燥しきれず蓄積すると、これがカビやダニの発生原因となるのです。

家電watchによりますと

ダニやカビが好む環境は似ていて、気温20~30℃、湿度60~80%のジメジメとした場所を好みます。
湿気の多い梅雨時期からダニは増え始め、秋頃には死骸が残ります。
そのため、冷房を入れた夏の室内はダニやカビにとって絶好の環境になるのです。

ダニの種類

ダニには、イエダニ、チリダニやツメダニ、コナダニなどがあり、いずれも肉眼で見つけるのは難しい大きさです。
この中でもツメダニはチリダニやイエダニが増えると増殖し、人を刺すことがあります。
このため、ダニが増えすぎると酷い痒みが発生します。

ダニの死骸を放置すると、吸い込みアレルギーの原因となるばかりでなく、カビのエサにもなり
さらに悪循環に陥ります。

カビの弊害

カビの胞子は空気中を浮遊していますが、湿気が多く気温が20~30℃とカビにとっての適温な環境を見つけると
菌糸を生やして増殖します。
カビが増殖すると、場合によってはカビ毒を産生することもあり、このカビ毒によって、アレルギーや呼吸器系の病気になることもあります。
シックハウス症候群などとも言われ、健康被害を及ぼすため、カビをそのまま放置するのは大変危険です。

厚生労働省の「シックハウス症候群」のページでも

住宅の高気密化・高断熱化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているほか、湿度が高いと細菌、カビ、ダニが繁殖しやすくなります。

厚生労働省 シックハウス対策のページ

とあります。高温多湿な環境で、カビやダニの被害が発生しやすいからこそ、日ごろのお手入れやお掃除で防ぐ必要があります。

カビやダニを防ぐ寝具のお手入れ方法

私たちは寝ている間、大量の汗をかいています。そのまま寝具を放置すると、湿気が寝具から床に蓄積して、カビやダニの原因となります。

そのため、カビやダニを防ぐためのポイントは

  1. 除湿
  2. 除菌
  3. 清潔

この3つとなります。

1.除湿

朝起きたら、使用した寝具をそのままにして出かけていないでしょうか。また、ベットマットレスや敷布団を床に直置きしていないでしょうか。湿気を乾燥させるためにも

  • 布団をたてかけて乾燥させる
  • 天日で干す
  • ふとん乾燥機をかける
  • 除湿機やサーキュレーターを使用する

これらの方法で、寝具の水分を乾燥させましょう。

また、晴れた日には窓を開けて充分な換気を行う事で、寝室の湿気を取り除きましょう。

2.除菌

布団用の除菌スプレーを使い、カビの原因を殺菌します。物理的に加熱することでカビやダニを殺菌する場合には、日光にあてて布団を干した後に、布団ようのクリーナーでダニの死骸を吸い込みます。布団の周りの小さなチリやホコリは、粘着ローラーなどを使って吸い込むと良いでしょう。

3.清潔

カビやダニを増殖させないためには、とにかくこれらのエサとなるものを放置せず清潔にすることが大切です。

  • 寝室に掃除機をこまめにかけてホコリを取り除く
  • シーツや布団カバーを洗濯する
  • 寝室の床に物を置かない

また、定期的に布団のクリーニングや丸洗いにも出して、しっかりと内側からキレイにするのもおすすめです。洗濯機で丸洗い可能な布団は、時々洗ってカビやダニの原因となる皮脂や汚れを取り除きましょう。マットレスの場合は、消毒用エタノールを布巾に塗布して表面の除菌しましょう。

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出典:amazon

カビやダニを防ぐ便利アイテム

カビやダニを防ぐには、換気や乾燥をこまめに行い寝具を清潔にすることが大切ですが、これ以外にもダニ・カビ予防のための便利なアイテムがあります。

ダニ捕獲シート

ダニ用を誘引してキャッチする、捕獲シートです。敷布団の裏やソファなどダニが増えやすい場所で使用することで、ダニがシートの中に集まるという便利アイテムです。

とはいえ、こまめな掃除やお手入れなど寝具を清潔に保ちつつプラスαで行うと良いアイテムです。

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出典:amazon

ふとん乾燥機

ダニやカビは高熱に弱いため、ふとん乾燥機を使って除湿・殺菌するのもおすすめです。雨が続きなかなか天日干しできない梅雨時期にも、使う事ができるので便利です。

ふとん乾燥機を使用した後はダニの死骸をそのまま放置せず、ダニ用の掃除機で吸い込みましょう。

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出典:amazon

衣類用ダニよけスプレー

衣類や寝具に使えるダニ除けスプレーなどもあります。ダニの嫌う香りや成分を閉じ込めることで、ダニが増殖するのを防ぐ効果が期待できます。色んな香りがあるので好みで選ぶと良いですね。

ムシューダ ダニよけ

出典:amazon

すでに寝室にカビが発生してしまった場合

湿気の多い寝室の布団をめくると床にびっしりとカビが!

窓際の壁にカビが発生しどんどん増えている...と、既に目視できるカビが広がってしまっている場合には健康被害が出てしまう前に早めにカビ取り業者へ相談しましょう。

ハーツクリーンでは、初回カウンセリング無料ですのでお気軽にご相談ください。

まとめ

夏は湿気が多く、ダニやカビが増えやすい季節です。しかし、日ごろから寝具を清潔にし寝室のお掃除もしっかりと行うことで、ダニやカビの被害から守ることができます。

被害が出る前に、便利アイテムやお掃除アイテムを駆使して、カビやダニを防ぎましょう。

カビがダニのエサに?!夏の寝具のカビ・ダニ対策