アルコール消毒ジェルでカビ取りすることは可能?!

お悩み
カビを取るには、消毒用アルコールも有効と聞いたのですが、自宅にある手指消毒用の手ピカジェルなどジェルタイプのエタノール消毒剤はカビを除去する効果があるのでしょうか。 また、その場合にはどのような方法でカビ取りをすればよいのでしょうか? もしも、新しく消毒用アルコールを購入せずに済むのであれば嬉しいと思い質問させていただきました。
昨今の新型コロナウイルスの蔓延に伴い、手指消毒も随分と習慣化しましたよね。そんな中、手ピカジェルをはじめとしたアルコール消毒ジェルを持ち歩いたり自宅に置いていたりするという方も多いのではないでしょうか。 手軽に消毒ができて便利ですよね。相談者様のお悩みにもあるように、カビには消毒用アルコールが有効です。そのため「カビにお悩みなら同じアルコール消毒剤のジェルもカビ取りに使えるのでは?!」 と考えるのも当然です。そこで今回はアルコール消毒ジェルでカビ取りはできるのかとその方法についてご紹介していきます。

1. アルコール消毒ジェルでカビ取りは可能?

ずばり結論からお伝えするとアルコール消毒ジェルでカビ取りは可能です。厚生労働省が定める薬機法に基づき制定された日本薬局方によると、消毒用エタノールのアルコール濃度は76.9~81.4vol%と定められています。 そしてそれらには「第三類医薬品」または「指定医薬部外品」の表示がされており、例えばアルコール消毒ジェルで人気の手ピカジェルのアルコール濃度もこの濃度域となっています。そのためこの濃度域をクリアしているアルコール消毒ジェルはカビ取りに有効と言えるのです。
この濃度域よりも高くても低くても除菌効果は減少してしまいます。水分をほとんど含まない無水エタノールというものもありますがアルコール濃度が高いため揮発性が高くすぐに蒸発してしまい、殺菌には向かないのです。アルコール濃度が高いからその分効果も高いというわけではないので注意してください。

2. 消毒用エタノールとアルコール消毒ジェルのメリット・デメリット

アルコール消毒ジェルでのカビ取り方法をお伝えする前に消毒用エタノールとアルコール消毒ジェル、それぞれカビ取りにおけるメリット・デメリットをお伝えしておきたいと思います。 今回の質問者様のように消毒用エタノールの購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

2-1. 消毒用エタノール

・メリット ① 吹きかけるだけで広範囲のカビを手軽に殺菌できる ② 使用する場所やモノを選ばず何にでも使える ③ 速乾性がある ④ コスパがいい ⑤ 吹きかけるだけで簡単にカビの予防ができる ・デメリット 黒カビの色素までは除去できない

2-2.アルコール消毒ジェル

・メリット ① 小さい範囲の局所的なカビに対応できる ② 拭き取りや洗い流しが可能な場所やモノのカビ取りに向いている ・デメリット ① 黒カビの色素までは除去できない ② 広範囲のカビ取りにはジェルが大量に必要になる ③ 拭き取りしにくい布製品に使用すると内部に保湿剤が残ってしまう ④ 消毒用エタノールほど速乾性はない

2-3. 消毒用エタノールとアルコール消毒ジェル結局どちらがいいの?

同じ除菌アイテムである消毒用エタノールとアルコール消毒ジェル、カビ取りにおけるそれぞれのメリット・デメリットを挙げてみました。消毒用エタノールは手軽に広範囲のカビ取り・予防が可能であり、値段も500mlで1000円前後のものが多いです。 一方、アルコール消毒ジェルの一例として手ピカジェルは小さいサイズ60mlあたり5、600円ほどです。そのためコストパフォーマンスを考えると消毒用エタノールは非常に優秀です。また、アルコール消毒ジェルをカビ取りに使用するにあたっては成分の中に保湿剤であるヒアルロン酸Naとグリセリンが添加されていることに注意しなければなりません。 アルコール消毒ジェルの中にはアルコールによる手荒れ防止のためにヒアルロン酸とグリセリンが保湿剤として入っています。 化粧品にも入っていることの多い成分で、肌の細胞に浸透して表皮を守ってくれますが、布団や衣類、カーペットなどの布製品に対して使用するとカビの除去はできても繊維内に保湿成分が残ってしまうことがあります。 カビはこの保湿成分も栄養源にしてしまうため、一旦カビの除去はできても栄養分を残してしまうことになるのです。アルコール消毒ジェルでカビ取りをする場合は狭い範囲かつ、水回りなど洗い流したり拭き取れる場所やモノに対して使用するのがいいでしょう。 そもそもアルコール消毒ジェルは手指消毒用に作られているためカビの除去に関しては消毒用エタノールの方が利便性において優れているのは当然です。 そのため、部分的に生えてしまったカビに対して応急処置として手ピカジェルを使用する分にはよいですが、カビを繰り返していたりカビが広範囲にわたって広がっている場合は消毒用エタノールを用意した方が時間もお金も労力も節約できるのでそちらをおすすめします。 ちなみに、消毒用エタノールにもイソプロパノールと呼ばれる添加物が入っていることがあります。イソプロパノールはエタノール同様アルコール類に分類されますが、エタノールが第一級アルコールなのに対し、イソプロパノールは第二級アルコールであるため酒税がかかりません。 イソプロパノールを添加することで酒税を免除するねらいがあります。イソプロパノールが添加された消毒用エタノールは「消毒用エタノールIP(IPA)」と表示されていますが殺菌効果は消毒用エタノールと同等であり、かつ酒税がかからない分消毒用エタノールよりも安価で手に入れることができます。

3. アルコール消毒ジェルでカビを取る方法

総合的にみてカビ取りには消毒用エタノールの方がおすすめではありますが、アルコール消毒ジェルでもカビ取りは可能です。そこでお風呂場のゴムパッキンを例に手ピカジェルを使ったカビ取り方法をお伝えしていきます。

3-1. 用意するもの

  • アルコール消毒ジェル(70~80%濃度)
  • ゴム手袋
  • マスク

3-2. カビ取りの手順

① マスク、ゴム手袋を着けて身体を保護します。 ② ゴムパッキンに手ピカジェルを塗布します。 ③ 拭き取るまたは洗い流してカビを除去します。

3-3. カビ取り時の注意事項

カビ取りをする際に気を付けていただきたいことが2点あります。一点目は、基本的なことではあります。

①火気に注意

アルコール消毒ジェルと消毒用エタノールそれぞれにはアルコールが入っていますので火元近くでの使用はしないもし使用する場合は火気に十分気をつけて使用しましょう。

②カビの色素は漂白できない

二つ目は生えているカビが白カビではなく黒や青、赤といった色素のあるカビの場合のカビ取り剤についてです。カビの色素はアルコール消毒ジェルだけでなく消毒用エタノールでも除去することはできません。そのため、色素のあるカビを除去するときは塩素系または酸素系いずれかの漂白剤を使用してください。

4. まとめ

今回はアルコール消毒ジェルでカビ取りはできるのかとその方法についてお伝えしてきましたが、まとめると ●アルコール消毒ジェルでカビ取りは可能。ただし狭い範囲や拭き取れる場所のカビに限る。 ● アルコール消毒ジェルを布製品のカビに使用すると保湿剤が繊維内に残る可能性があるため使用しない。 ●手軽さ、コストパフォーマンスを考えるとカビ取りには消毒用エタノールの方がおすすめ。 ● 黒カビなどカビの色素の除去にはアルコール消毒ジェルや消毒用エタノールではなく漂白剤を使用する。 となります。 もしカビを繰り返したり、カビが手に負えないような状態であれば居住空間自体がカビの生えやすい環境になっていると考えられます。そのようなときはカビ取り専門業者に相談しましょう。 ご自宅でカビを見かけたら、カビの生えている場所やカビの範囲などカビの状態をみてアルコール消毒ジェルや消毒用エタノール、もしくは漂白剤など適切な殺菌アイテムでカビ取りをしていきましょう。 自宅のカビを、本格的なカビ取り剤で取りたい方には、カビ取り業者と同レベルのカビ取り剤「カビ取りマイスターキット」を使って除カビするというのもおすすめです。 「業者に依頼すると高額だから、自分で何とか除去したい」 「赤ちゃんがいるから、市販のカビ取り剤では、ちょっと心配」 という方にも喜ばれています。 ■関連記事■カビ対策で消毒用エタノールを効果的に使うコツ ■関連記事■セスキ炭酸ソーダはカビ取りに効果があるのか ■関連記事■カビ除去に消毒用エタノールは有効?! ■関連記事■酸素系漂白剤をカビ取りに使用する際の注意点 ■関連記事■次亜塩素酸ナトリウムのカビ対策 <参考> 厚生労働省 JCIA 一般社団法人 日本化学工業協会 健栄製薬 【ひどいカビにお悩みの方へ】
  • 自力でカビ取りをしても何度もカビが再発してしまう
  • カビ臭さをどうにかしたい
  • ひどいカビが発生して自力では対処できない
このように、ひどいカビにお困りの方は、一度カビ取りのプロ「ハーツクリーン」に相談してみませんか?! 安全性の高い薬剤で、自社オリジナルの厳しい研修をクリアしたカビ取りの専門業者だからできる技術力の高いカビ対策方法をご提案します。
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