次亜塩素酸水との違いは?!次亜塩素酸ナトリウムのカビ対策

次亜塩素酸ナトリウムとはどのようなものかご存じでしょうか。

感染症対策など、衛生面に気を遣う生活をする中で消毒用アイテムとして次亜塩素酸ナトリウムという言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

殺菌効果があることでも知られる次亜塩素酸ナトリウムですが、今回は次亜塩素酸ナトリウムのカビ対策について、その使い方や注意点、次亜塩素酸水との違いなどを交えながらご紹介していきます。

次亜塩素酸ナトリウムとは?

始めに次亜塩素酸ナトリウムはどのようなものなのかみていきましょう。次亜塩素酸ナトリウムはカビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤の主成分で一般的に殺菌・消毒を目的に使用されるアルカリ性の物質です。

大腸菌や黄色ブドウ球菌などの細菌やノロウイルスに対しても殺菌・消毒、そして不活性化の効果があります。

そのため、身近なところでは水道水や食器類・調理器具、食品などの殺菌・消毒に使われています。また漂白効果があることからカビキラーなどの塩素系漂白剤に使用されており、黒カビの着色を除去することも可能です。

次亜塩素酸ナトリウム原液は濃度が濃すぎるため水で希釈して使います。

次亜塩素酸ナトリウムを使用する際の注意点

細菌やウイルス、カビに対して強力な殺菌効果を発揮する次亜塩素酸ナトリウムですがその反面、人体に影響を与えたり、使用箇所の素材を傷めてしまうというリスクもあります。

次亜塩素酸ナトリウムは強い塩素臭を発するため、たくさん吸い込むと頭痛や吐き気、目やのど、鼻の粘膜の炎症を引き起こすことがあります。手で直接触れると皮膚炎になる場合もあります。

さらに酸性の物質(酸素系漂白剤やクエン酸など)と混ざるとより有毒なガスを発生するため注意しなければなりません。

また、金属との相性が悪いというのも特徴です。次亜塩素酸ナトリウムには金属腐食性があり、金属のものに使用すると錆びたり変色したりしてしまいます。

そのため、キッチンのシンクのような金属部分のカビ取りには次亜塩素酸ナトリウムは使用しないほうがよいでしょう。使用する場合は最後にしっかりと水洗い・水拭きをする必要があります。

次亜塩素酸ナトリウムの特徴をまとめると、

  • 強アルカリ性
  • 一般細菌やノロウイスル、カビの殺菌・消毒・不活性化
  • 水に薄めて使用する
  • 漂白効果あり
  • 強い塩素臭あり
  • 金属腐食性あり
  • 人体に有害

となります。次亜塩素酸ナトリウムにはリスクもありますが使い方に気を付ければ強いカビ取り効果が期待できます。

次亜塩素酸水とは?!

ここで、次亜塩素酸水についても触れておきたいと思います。次亜塩素酸ナトリウムとともに比較されることの多い次亜塩素酸水とはどのようなものなのでしょうか。

第一に、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは名前は似ていますが異なる物質です。

次亜塩素酸水は次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液です。次亜塩素酸ナトリウムが強アルカリであるのに対し次亜塩素酸水は酸性~弱酸性という点で大きく異なります。

また、次亜塩素酸水はにおいもほぼ無く人体への影響もほとんどありません。手で触れても口に入っても少量であれば問題ありません。加えて、次亜塩素酸ナトリウムにも劣らないほどの消毒・殺菌効果もあります。カビ除去も可能です。では消毒・殺菌効果があり、かつ安全性にも優れている次亜塩素酸水があれば次亜塩素酸ナトリウムは必要ないのではと思われるかもしれません。

しかし次亜塩素酸水には漂白効果がないという違いがあります。そのため、黒カビのような色素のあるカビの着色を落とすことができません。カビの着色汚れも含めて取り除くには次亜塩素酸水ではなくカビキラーのような次亜塩素酸ナトリウムが入ったカビ取り剤を使用します。次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めても次亜塩素酸水にはなりませんので注意してください。

次亜塩素酸ナトリウムを用いたカビ対策

では、実際に次亜塩素酸ナトリウムを使ったカビ対策にはどのような方法があるのでしょうか。カビ対策について、

① 使用目的

② 使用方法

③ 使用可能な場所・モノ

④ 使用時の注意事項

に分けてお伝えしていきます。

① 使用目的

カビ対策には「カビの予防」と「カビの除去」がありますが次亜塩素酸ナトリウムは主に「カビの除去」を目的に使用されます。

中でも白カビではなく黒カビや青カビのように色素のあるカビの除去・漂白に使います。カビ予防としても使用は可能ですが、しっかり拭き取らないと塩素臭が残ってしまう、素材が脱色しまうといったことがあるため、殺菌効果が高いからとむやみに使用しないほうがいいでしょう。カビ予防には安全性も高く簡単に使える消毒用エタノールがおすすめです。

② 使用方法

次亜塩素酸ナトリウムでカビ取りをする場合は原液ではなく希釈して使用します。ただしカビキラーやカビハイターのように既に次亜塩素酸ナトリウムが規定量で希釈されておりそのまま使用できる製品も多く出ていますので、その場合は製品の使用方法に従い希釈はせずそのまま使います。

薄める場合はカビ取りをしたい場所に合わせてバケツやスプレーボトルなど使いやすい容器に入れて水で薄めて使用します。希釈倍率は商品や元の次亜塩素酸ナトリウムの濃度によって異なるため、商品の説明書やラベル裏面をみて希釈してください。

③ 使用可能な場所・モノ

 基本的に、身の回りのほとんどのモノや場所に使用することができます。カビの生えやすいお風呂場をはじめ、壁や床、食器類などのカビ取りに使用することができます。

ただし多少傷んだり脱色しても問題のない場所やモノに限られます。特に床や壁は脱色が分かりやすいため色落ちが目立ちにくい白色の素材の場合のみ次亜塩素酸ナトリウムを使うことが可能です。また床や壁のカビは洗い流すことができませんので自力で確実に拭き取れる程度のカビに関してのみ使うようにしましょう。

脱色や変色が不安な場合は、一度目立たない場所で試してみて様子を見てから全体的に塗布するようにしましょう。

④ 使用時の注意事項

次亜塩素酸ナトリウムは強いカビ取り効果がある反面、注意して使用しないと人や素材に悪影響を与えてしまいます。次亜塩素酸ナトリウムのカビ対策においては以下のことに気を付けましょう。

・カビ取り作業の際にはマスク・手袋・ゴーグル・長袖を着用し体を保護する。

希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液でも皮膚に触れると炎症を起こしてしまうことがあるためマスク等を使って体を保護します。万が一手や体に付着した場合は流水で十分に洗い流してください。また、衣類の脱色を防ぐために作業時の服は白または色落ちしても大丈夫なものを着用しましょう。

・十分に喚起をする。

カビの胞子を吸い込んでしまわないよう喚起をしながら作業をします。可能であれは屋外に通じる窓や扉を開けて作業すると室内にカビの胞子が広がりません。

・次亜塩素酸ナトリウムを直射日光が当たる場所・高温になる場所に置かない。

次亜塩素酸ナトリウムは直射日光や高温にさらされるとその含量が減ってしまいます。含量が減ってしまうと規定量の濃度で希釈しても十分な殺菌・消毒・漂白効果が得られません。日光が当たる高温の場所でカビ取りをする際は溶液の入ったバケツやボトル等を日陰に置くようにしましょう。また、保管時も高温になる場所や日光があたる場所は避けてください。原液・希釈液ともにアルミホイルで包んで保管するのもおすすめです。

・購入時期にも注意

次亜塩素酸ナトリウムは古くなることでもその成分は減ってしまいます。原液・希釈液ともに購入から3ヶ月頃から徐々に次亜塩素酸ナトリウムの含有量が減っていくと言われています。

3年近く経ったものに至っては次亜塩素酸ナトリウムの濃度は著しく低下しています。購入から数か月程度であればその長さに応じて希釈濃度を濃く作ってみてもいいでしょう。

まとめ

以上が次亜塩素酸ナトリウムでのカビ対策です。今回は次亜塩素酸ナトリウムのカビ対策についてお伝えしてきましたがまとめると

  • 次亜塩素酸ナトリウムには殺菌・消毒・漂白効果があり、塩素系漂白剤の主成分となっている。
  • 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は名前は似ているが異なる成分である。
  • 次亜塩素酸ナトリウムは主にカビの色素の除去と殺菌を目的に使われる。
  • 次亜塩素酸ナトリウム原液は希釈して使用する。製品・用途によって希釈倍率は異なるため注意する。
  • 次亜塩素酸ナトリウムでのカビ取りをする際は体を保護し素材を傷めないようにする。

となります。注意事項が多いため不安になった方もいるかもしれませんが、次亜塩素酸ナトリウムは用法をきちんと守ればカビ対策の強い味方になります。

濃度を変えて幅広い用途で使える次亜塩素酸ナトリウム原液、または希釈不要で簡単にカビ取りができる既製の塩素系漂白剤、それぞれ多くのメーカーから出ていますのでぜひご自身に合ったものを選んでみてください。

【参考】

厚生労働省HP

花王HP

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