トイレのウォシュレットにカビが生えたらどうする?!

毎日使う、トイレのウォシュレット、よく見ると、ノズルの先の部分に黒いカビのようなものが生えているではありませんか。
温水は粘膜に当たりますので、出来るだけ清潔にしておきたいですよね。


何とかして、早くカビを取り除きたいですよね。でも、どのような薬剤を使って良いのか分からない。
直接触れてこすって良いものかと、迷うことはありませんか?

この記事では、トイレのウォシュレットに生えてしまったカビを取り除く方法をご紹介します。

ウォシュレットとカビ

ウォシュレットとはTOTOの温水洗浄便座のことで、1980年に発売されて以降世界中に愛されています。ウォシュレットはTOTOの製品名ですので
一般的にはシャワートイレと表現します。
自動洗浄機能や除菌機能を搭載したものもあります。
スイッチ1つでノズルから、温水が出て洗浄することができるので、とても便利ですよね。

しかし、トイレは水回りであることから、カビの温床でもあります。
長期間掃除をしていない場合や、長年使用している場合は、黒ずみやカビが発生してしまうことがあります。

ウォシュレットにカビが生える理由

カビは、水分、温度、酸素、栄養源がある場所を好んで増殖しますが、
水気があり、水垢などがたまりやすいトイレはこの条件が揃っています。

そのため、放置しているとウォシュレットのノズルにカビが生えている!ということが起こってしまうのです。
また、カビではない黒ずみである可能性もあります。
これも水垢や汚れの蓄積が原因で発生するので、トイレ内をこまめにお掃除し、清潔に保つことが大切です。

ウォシュレットのカビを取る方法

では、実際にウォシュレットにカビが生えてしまったらどのようにして除去すれば良いのでしょうか。

まずは、ノズルを出すために「ノズルそうじ」スイッチを押します。

 ノズルが出てきたら、お掃除開始です。

①中性洗剤で拭きとる

まず、軽度のカビであれば洗剤で拭きとることで除去することができます。
準備するものは、中性洗剤、キッチンペーパー、ゴム手袋です。
手順としては、ゴム手袋を着用し、中性洗剤を染み込ませたキッチンペーパーでノズル部分を拭きとります。
キッチンペーパーでなくても、トイレ用の流せるタイプの拭きとりシートを活用してもそのまま流せて衛生的です。
トイレットペーパーは、水に触れると溶けてノズルに付着してしまう恐れがあるので、あまりおすすめはしません。

②カビ取り剤で除去する

カビキラーやカビハイターなど市販のカビ取り剤を使ってカビ取りする方法です。
自動でノズルが動き、水がかかってしまうリスクを防ぐためにも、電源プラグを抜いてから行いましょう。また、メーカーによっては、塩素系のカビ取り剤を使うと故障の原因になることがあるため、必ず調べてから使うようにしましょう。

方法は、ノズルのカビ部分にカビ取り剤を吹きかけて、少し時間を置いた後にキッチンペーパーなどで拭きとります。
その後、水拭きして薬剤が残らないようにしっかりと除去して乾燥させたら完了です。

泡タイプのカビ取り剤は液だれしやすいので、1回でカビが落ちない場合はラップなどを使ってパックし薬剤を浸透させます。
また、使い古しの歯ブラシ等を使って軽くこすると、カビや水垢は落ちやすくなります。

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出典:amazon

③クエン酸で除去する

ノズルに付着したものが、水垢である場合は、クエン酸で落とすと効果的です。
ドラッグストアにもクエン酸スプレーなどが手に入りますので、このような使いやすいクエン酸水を活用しましょう。

方法は、1や2と同様に、ノズルの気になる汚れの部分に吹きかけて、ペーパーで拭きとります。
この際の注意点は、塩素系のカビ取り剤と絶対に併用しないということです!有毒ガスが発生する恐れがあります。

また、トイレのカビ取りをする際には換気扇をONにしてドアや窓を開けるなどして換気をしっかりと行いましょう。

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出典:amazon

プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。

そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため水回りだけでなく、壁や家具、クローゼットのカビ取りにも使用できるので、1つあると便利でしょう。

トイレ全体のカビを防ぐには

トイレ掃除はどれくらいの頻度で行っていますか?
「さぼったリングができてから」
という方も中にはいますが、黒ずみが便器に発生してから対処していると、あっという間にウォシュレットの方にもカビが生えてしまいます。

ウォシュレットにカビが生えているということは、便器の裏側やタンクなど見えないところにもカビや黒ずみが発生している可能性があります。
汚れが目立ってきてからトイレ掃除をするのではなく、基本的には「週に〇回」「毎朝行う」など習慣的にトイレをお掃除しましょう。

トイレ掃除は順番が重要

トイレ掃除を行う際には、どこから掃除をするかの順番が大事です。便器から掃除をすると、床にホコリや水気が落ちて拭きとりにくくなるため

壁や床→便器の順番でお掃除をしていきます。また、便器内はトイレ用の洗剤やカビ取り剤で除菌し、ドアノブや便器、フタは消毒用アルコールで拭きとって除菌をしていきます。

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出典:amazon

トイレ内やウォシュレットのカビを防ぐために日ごろからできる対策方法は、以下の通りです。

①換気は24時間行う

トイレ内の換気は常に回しておきましょう。換気扇が効かない場合は、サーキュレーターや扇風機を置いて空気の循環を良くしましょう。結露が発生する場合は除湿機を置くのもおすすめです。

②使用後はトイレのフタを閉める

トイレのフタを閉めておくことで、湿度の上昇を防ぎます。

③毎日1回は、トイレ用の洗剤や重曹水を吹きかけておく

他にも、タンク内に漂白剤を少し入れておく、トイレ用の洗浄ジェルを使うなど手軽にできる方法はあります。
水回りは使用する以上、水垢の発生は避けられないことですが、早いうちに除去することでカビの発生を防ぐことができます。

TOTOの公式ページの方でも、ウォシュレットのお手入れ方法の詳細がありますので、そちらも確認してみてください。

まとめ

ウォシュレットにカビが生えたら、中性洗剤やカビ取り剤で取り除くことができます。しかし、日ごろから換気やこまめなお掃除を行い清潔にしておくことが大切です。 ノズル部分だけでなく、トイレやトイレの壁、天井にまでカビが広がり手に負えなくなってしまったら、カビ取り業者へご相談ください。