プラスチックにもカビは生える!除去方法と予防策について

 

まな板や食器など、プラスチック製品にも生えるカビ。ホコリや垢がついているならともかく、人工物であるプラスチックになぜカビが生えるのだろうと考える方もいるでしょう。

今回はそんな疑問にお答えするとともに、プラスチックに生えたカビを除去する方法、カビを予防する方法についてご紹介します。

1.プラスチックにカビが生える理由

カビが生えるのにはいくつかの条件が必要となります。プラスチックにカビが生えるのもこの条件を満たしているから。以下、その条件について解説します。

1-1.カビはプラスチックすら栄養にする

驚く方もいるかもしれませんが、カビはプラスチックすらも栄養にできる生物です。カビの栄養源は多種多様で、人間や動物では栄養にできないような木材やホコリ、果てはアルミニウムなどの金属すらも成長の糧とします。そのためプラスチックに限らず、家の中でカビの生えない物はないと考えるくらいが実はちょうど良いのです。

1-2.カビは湿度の高い場所に生える

カビは湿度の高い環境を好みます。具体的に数値で説明するなら湿度60%以上です。これはお風呂場の桶や洗面台の歯磨き用コップにカビが生えやすいことからもお分かりいただけるでしょう。

しかし、水気が少ない場所でも油断はできません。物置や棚の中など狭い場所に物を置いておけばいつの間にか湿気がこもり、なおかつ湿気を外に逃がせないという状況ができあがります。一度カビが発生すると胞子を飛ばして他のカビの元ともなるため、早めの除去が必要です。

2.プラスチックのカビを取るには

プラスチックといってもカビが発生する場所や物はそれぞれ。ここでは2パターンの除去方法を紹介しますので、状況に合わせた対策を行ってください。

2-1.市販のカビ取り剤を使う

カビ取り剤として販売されているだけあり、カビを取るためにはもってこいの効果を発揮します。ただ、強力な分注意するべき点の多さがデメリット。漂白効果があるため色がついたプラスチックには使えません。色のついていない物、もしくは色が落ちても問題のない物のカビを取るのであればカビ取り剤を選ぶと良いでしょう。

また、カビ取り剤を使う前は必ず換気をしてください。カビ取り剤の臭いが強いのも問題ではありますが、それ以上に大量に吸うと具合が悪くなる、呼吸器系にダメージがあるなどのリスクがあります。掃除中にカビの胞子が舞いやすいことも理由の1つです。

ゴム手袋やマスクの準備も欠かせません。万が一掃除中に肌に付着した場合はすぐに水で洗い流してください。

準備ができたらさっそくカビ取り剤を使って掃除、といきたいところですが、まずは表面に付着しているカビ以外の汚れを落とします。汚れが残っているとカビ取り剤をかけてもカビの中まで浸透させることができません。十分汚れが落ちたらカビ取り剤をかけてしばらく時間を置きます。使用するカビ取り剤によってどのくらいの時間を置くかは違うため、ラベルやパッケージに記載された時間を確認してください。

2-2.重曹とお酢を使う

色がついたプラスチック製品のカビ取りを行う場合はこちらの方法を選びましょう。なお換気をする、表面の汚れを落とすまではカビ取り剤を使う場合と同じです。

用意するのは重曹とお酢、スプレーボトル。お酢と水を1対2の割合で薄め、スプレーボトルに入れてカビに吹きかけます。その上に重曹を振りかけ、さらにもう一度お酢のスプレーを吹きかけてください。その後2時間ほど放置し、スポンジなどでこすり落とせばカビが落ちます。最後に水でお酢と重曹を洗い流せば除去完了です。水で洗い流すことも実は重要で、しっかりとお酢を洗い落とさなければカビの再発を招きます。お酢は殺菌効果があるためカビに効果的である一方、同時にカビの栄養にもなりえるからです。

3.カビ予防策

一度カビを除去しても何の対策もしなければ再びカビが発生します。カビを再発させないためには予防の実践が必要不可欠。以下にカビの予防策をご紹介します。

3-1.アルコールで消毒する

プラスチック製品を洗い終わった後、あるいはカビを除去した後にはアルコールスプレーを吹きかけましょう。アルコールには除菌作用があるため、菌の一種であるカビの予防にも効果的です。おすすめは消毒用として薬局などで販売している濃度80%程度のもの。乾きやすく湿気も残らないため、プラスチックだけではなく家中のいたるところで使えます。

3-2.湿度が上がらないようにする

カビ予防は湿気対策と極めて密接な関係にあります。湿度を上げないためには定期的に換気することが一番の対策。湿気を放つものがなくても、狭い空間に長く空気が滞留すれば湿度は上昇していき、カビ発生の原因になってしまうのです。

4.まとめ

カビの栄養源は幅広く、プラスチックすらも栄養にすることをご紹介しました。家の中にいる限り「ここにはカビが生えないだろうから安心」という場所はありません。そこで欠かせないのはカビ予防です。定期的に換気、掃除することがカビに対する一番効果的な対策となります。

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