見落とし注意!シャワーカーテンのカビを除去する方法

広~い一坪タイプの浴室に、ゆったり足を伸ばせて親子もしくはパートナーと一緒に入れるバスタブ…

夢がありますよね。

……しかし現実は、なかなかそうはいきません。一軒家やファミリータイプマンションでトイレとバスが別どころか、ワンルームや1DKマンションではバス・トイレ・洗面台が一緒の3点ユニットバスが当たり前というのも、日本の狭小住宅あるある。

そこで注意したいのが『カビ掃除』!!

お掃除ついでに、洗面台もおトイレもキレイにしている人も多いでしょう。

しかし、うっかり見落としてしまいがちなのが、バスタブとトイレ・洗面台部分を区切るシャワーカーテンは、どんなふうにお手入れをしていますか?

しっかり入浴の場合でも、簡単シャワーでも、シャワーカーテンに付いてしまうのは水滴だけではありません。

  • シャンプーやリンス、トリートメント
  • せっけん
  • 髪の毛
  • 皮脂

などもくっついてしまうのです。

湯上りにお湯を軽くあてて洗い流す……だけでは、カビの発生を完全に抑えることはできません。

もちろん浴室乾燥機を使ったり、窓を開けて蒸気を逃がすのはもちろんですが、シャワーカーテンの水分を取り去ることも必要です。では、大事なことは何でしょう。それは、何よりも水気を残さないということ!

シャワーカーテンのカビを予防する方法

①水気を残さないようにする

浴室内に窓があれば、入浴後ごとに全開にして水気を飛ばす!というのが一番ですが、季節や天気、気温によってはそれが適わないことも。

特にワンルームなどでは浴室に窓がないタイプも多いため、浴室乾燥機だけでは次の入浴時間までに乾かない……

特にシャワーカーテンは使用した後に寄せてしまうのが習慣となっている場合は、次に使用する時にも水滴が残っている場合もあります。その場合には、次の方法もおススメです。

②ファイバークロスでふき取る

バスタブや壁、床を拭きとるのに綿ぞうきんは有効ですが、あんがい水滴が残ってしまいます。

そこで活躍するのが、ファイバークロスといわれる吸水力の強いクロス。

しっかりと水分が取れ、たっぷり水を吸った後にまた絞ればどんどん水気はなくなります。

難点はシャワーカーテンを拭く際、特に自分の頭より上にある部分を拭く際には力の入り具合が弱くなり、拭き残しからカビ菌が発生源となります。

そんな時はスティック状の高吸水スポンジを利用するのもあり!天井からシャワーカーテン上部までまるっと拭きとることができます。

レック すっと吸水クロス

出典: amazon

②消毒用エタノールでカビを予防する

水滴を取り除く前に、カビが生えない環境にすることも大切です。

無水エタノールを薄めてカーテン全体に吹きかけて乾かすことで、特にヌルヌルとした赤カビを抑制することができます。

またバスルーム全体に効果のある「水滴が付かないスプレー」でバスタブや洗面台だけでなく、シャワーカーテンにも防水加工を施すひと手間を。

防カビ効果のある防水加工スプレーをかけることで、カビの発生を抑えると共に、水滴も付きづらくなって乾燥も早くなるという大きなメリットがあります。

ドーバー パストリーゼ77

出典:amazon

シャワーカーテンのカビを取る方法

水気を残さないようにお手入れをしていても、わずかな水滴からにょきにょきと姿を現すカビ胞子。

その生息範囲が拡大してしまう前にサッと拭き取るのが最善の手段──ですが、それを見逃してしまった場合は、カビ取り剤をスプレーでシャワーカーテン全体に吹き付けましょう。

(※シャワーカーテンの色まで脱色してしまわないように、端っこで一度試してから使うようにしましょう)

この時は浴室を乾燥させすぎるとシャワーカーテンに吹き付けたカビ取り剤まで乾燥してしまい、カビの完全除去が難しくなるため、あまり時間を置かずに洗い流しましょう。

ジョンソン カビキラー

出典:amazon

付け置き洗いという方法も

もうひと手間と時間をかけられるのなら、浴槽に水を張ってカビ取り剤を溶かし、シャワーカーテンを漬け置きすることで、カビを取り除くことが可能です。

その際はしっかりと水洗いを繰り返して、塩素臭さが残らないように気を付けましょう。

留め具の部分も念入りに

浴室用とはいえシャワー「カーテン」。自由に動いてしまうと、水滴の飛び散りを抑えることはできませんから、右か左のどちらかに固定されている、もしくは真ん中からオープンになるように両端が留められているでしょう。

留められている方に寄せているカーテンと壁の間にある水分は完全に蒸発することは難しいため、そこからカビが発生してしまうため、拭き取りは壁とカーテンが接触する部分にも気を配りましょう。

また、バスタブに触れている部分にも水分は溜まりやすく、カーテンの縫い目折り返し部分にも水が残ってしまうので、しっかりと拭き取ることが必要です。

また吊り部分は天井に近いため、カーテンレールからカビ胞子が降ってくると結果的にカビの繁殖場所になってしまいます。

吊り具ひとつひとつの水拭きを毎回行うことは難しいですが、3ヶ月に1度や半年に1度など、回数を決めてバスルーム全体の大掃除でカビ発生防止を行うことが、衛生的で快適なバスタイムに繋がります。

それでもカビが落ちない場合

付け置き洗い、部分的なカビ除去でもカビがなかなか落ちない場合には「買い替え」も検討しましょう。

今は通販などで色んな可愛いシャワーカーテンも手に入れることが出来ます。好きな色のシャワーカーテンなどを選んで新調してみてはいかがでしょうか。

まとめ

シャワーカーテンは、取替えが可能ですが、シャワーカーテンにカビが発生しているということは浴室内にカビの胞子が舞って非常にカビの生えやすい環境ということも考えられます。

シャワーカーテン→浴室のカビ

に以降する前に、早めにカビ予防して快適なバスルームにしていきましょう。

カビ取りのプロに相談