押入れにカビが生えた場合、洋服も全部カビだらけ?
押入れ内は大体、常に暗く、ひんやりとした場所です。そして基本的に意識して換気をする事はなく、場合によっては締め切った状態で置く事がほとんどではないでしょうか。そして特別な場合を除き、押入れ内には湿気を好むカビではなく、乾燥に強いカビや乾燥を好むカビが生えます。
今回は、押入れにカビが生えたときはどうしたら良いのか、また押入れのカビが洋服のカビに移るのを予防する方法を話していきます。
目次
押入れにカビが発生する原因
押入れにカビが発生する原因湿気のある代表格は使用後の布団。
人は睡眠時にコップ一杯分(約200ml)の水を出すと言われています。敷きっぱなしの布団が重くなったり、裏面に黒カビが発生するのは、人から出た水が原因となります。その布団をそのまましまってしまうと、付着しているカビが出す臭いや、上昇した湿度環境に合わせて発生したカビの出す臭いが押入れのカビ臭さの原因となります。いずれにしても、閉まったものが原因であったり、閉まった先が原因だったりします。
押入れ自体がカビの発生個所である場合も考えられます。それは木の部分に湿度に合わせてカビが発生する場合です。
押入れにカビが発生するのは、そこがカビにとって栄養源と湿度がちょうど良い環境であった事を意味しています。常に閉じていて開けないことが多いのではないでしょうか。湿った布団や衣類などをしまっていた場合、または1Fなど押入れの板の下が直接地面であり、湿気が上がってきてしまった場合などは時折、土臭いようなカビ臭さを感じるかと思います。
押入れにカビが生えた場合、中の物にも移るの?!
場合によっては移ると考えられます。例えばカビの生えたものを収納した場合や、収納自体にカビが生えていた場合は、接触によるカビ移りや空気の流れによって種が広がり汚染を拡大していく事になるでしょう。
衣類のカビ対策
次に収納物にカビが生えてしまった場合です。例えば、布団などの大きいものに生えてしまった場合は洗濯が大変でしょう。高級でないものの場合は処分するのがオススメですが、そうでない場合は一度、酸素系漂白剤を用いた洗濯をすると良いかと思います。
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一番大事な事は、カビが発生したものは速やかに掃除をしたり、処分する事で押入れの場合も例外ではありません。カビが発してしまった布物は処分する、もしくはカビをしっかりと殺すことができる方法で処置する、カビが発生してしまった押入れのカビを除去するなど発生源にきちんとした処置をすることです。
次に、押入れ自体のカビ対策について解説していきます。
押入れにカビが生えた場合の対策
まず、カビ取りをする前の準備からカビ取りまで解説していきます。カビの胞子を吸い込み、健康被害が出るのを防ぐため、マスクやゴーグルを着用するようにしましょう。
押入れのカビが酷く広がって、自力での対処が難しい場合やカビのアレルギーがある場合には、無理をせずカビ取り業者へご依頼されることをおすすめします。
①物を移動させる
押入れにカビが生えた場合、まず収納している衣類や布団、小物類を全て取り出します。そして、風通しの良い場所で干しておきましょう。収納している衣類や布団にまでカビが広がっている場合には、カビの胞子が舞う可能性があるため、一度ビニール袋などに入れて、処分したり、専門のクリーニングに出したり、洗濯可能なものであればコインランドリーに出すなどします。
②ホコリや汚れを取り除く
押入れ内のモノを取り出したら、ゴミやホコリなどを除去します。この際掃除機を使うと、カビの胞子が舞い上がる可能性があるため、雑巾などを使って除去しましょう。
③カビを殺菌する
押入れ内部は、軽度のカビであれば消毒用アルコールを吹きかけて数分待ち、乾拭きをします。
この際70~80%濃度のアルコールを使用するようにしましょう。
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塩素系の漂白剤で除カビを薄めて塗布し、除カビすることも可能ですが、漂白効果によって押入れが変色したり、しっかりと薬剤を除去する必要があるため、カビ取り業者と同レベルの液剤である「カビ取りマイスターキット」を使って、除カビするのもおすすめです。
何度カビ取りをしても、カビが再発する場合
押入れのカビが漏水や雨漏りによる場合には、カビを取っても再発することがあります。
根本的な原因を解決しないと、カビを何度とり除いても再発する恐れがあるため、漏水であれば配管や屋根裏の修理も検討しましょう。
また、押入れ部分をオープンクローゼット(扉のないクローゼット)にリフォーム工事することで、通気性が良くなりカビを防ぐなども出来ます。
ハーツクリーンでは、カビ取り実績に基づいた防カビリフォームも実施しております。
カビの再発を防ぐには、表面のカビ取りをするだけでもリフォームのみをするだけでもどちらか一方では、解決できない場合が多くあります。ハーツクリーン独自のカビ取り技術に防カビコーティング、そして内装のリフォームを組み合わせて行うことで、再発を防ぐために必要な施工を提案しております。何度取っても再発するカビやカビ臭さが気になる場合など是非ご相談ください。
押入れのカビを防ぐために
①除湿する
②換気する
③モノを減らす
④濡れたり汚れの付いたものを収納しない
押入れのカビを防ぐためには、通気性をよくし、湿気を溜めないことです。
そのために、まずできることは「不要なものを処分」してなるべくモノを減らすようにしましょう。
また、除湿剤を置くなどして、湿気をこまめにとり除きましょう。扉も閉めっぱなしにせず定期的に開放して、換気することでカビを防ぎます。
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まとめ
押入れは常に閉め切っている場所ですので、湿度を上げる原因をいかに排除するかが大切になります。そしてカビが発生してしまったら
- きちんと掃除をする
- カビが発生してしまった収納物の処置
をすることが大切になります。つまり、カビが発生してしまったら乾燥させるだけでなく、カビ自体の早急な処理が必要になるのです。
また、もしも押入れ全体にカビが生えて、収納物もカビ臭い場合にはカビ取りの専門家に一度相談されることをおススメします。
押入れのカビは、放置すると衣類や小物類、寝具などに広がり、損害も大きくなります。そのため、早めに対処して、カビの被害を最小限にとどめるようにすることが大切です。