ブロック塀のカビ対策完全ガイド!原因から除去方法まで徹底解説

「ブロック塀が黒く汚れて困っている」
「ブロック塀のカビ取りには何を使えばいいの?」

ブロック塀は雨ざらしになっているため、カビが発生するリスクが非常に高いです。
特に湿気の多い季節や日当たりの悪い場所では、カビが塀全体に広がることも珍しくありません。

塀のカビは家全体の印象を損ない、不衛生な印象を与えてしまいます。
さらに、見た目の問題だけでなく、放置するとカビが塀の内部に浸透し、劣化を引き起こす原因にもなります。
これにより修繕費用がかさむだけでなく、最悪の場合は安全性にも影響を及ぼす恐れがあります。

この記事では、すぐに実践できるカビ取り方法や再発を防ぐための予防策などを詳しく解説します。
カビの生えないブロック塀を維持するためにも、是非この記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること
・ブロック塀のカビ取り方法
・ブロック塀にカビが発生する原因
・ブロック塀のカビによるリスク
・ブロック塀のカビ対策

1.自宅でできる!ブロック塀のカビ取り方法

ブロック塀のカビ取りは手間が掛かるため、つい放置してしまう人は少なくありません。
しかし、カビは時間が経つほど範囲が広げて悪化するのが特徴です。

塀の見た目が損なわれるだけでなく、内部に浸透して劣化を引き起こし、修繕が必要になるケースもあるため、早めの対処が非常に重要です。

ここでは、軽度なカビからしつこい汚れまで、自宅で簡単にできるブロック塀のカビ取り方法を紹介します。

1-1.軽度なカビの除去方法

ブロック塀の汚れは、カビ以外にも苔や土ぼこりなどが原因で発生することがあります。

そのため、汚れが軽度である場合や、カビの根が浅い場合には、台所用の中性洗剤を使用して除去するのがおすすめです。
中性洗剤は塀を傷めにくく、手軽に使用できるため、初期段階の汚れに最適です。

また、以下のような屋外掃除用の中性洗剤もあるので、こちらを活用するのもおススメです。

出典:Amazon

用意するもの

  • 中性洗剤
  • ぬるま湯
  • バケツ
  • スポンジ
  • ブラシ
  • ホース(できれば)
  • マスク
  • ゴム手袋

カビの吸い込みや手荒れを防ぐため、マスクとゴム手袋を着用して作業してください。

カビ取り手順

  • ①事前準備をする

ブラシなどを使って、塀表面のホコリや砂を軽く取り除きます。
その後、バケツにぬるま湯と中性洗剤を適量混ぜて洗浄液を作りましょう。

  • ②スポンジでカビをこする

中性洗剤を含ませたスポンジを使い、カビの部分を優しくこすります。
スポンジで落ちない時はブラシなどを使ってください。
このとき、塀を傷つけないように力加減に注意しましょう。

  • ③洗剤を洗い流す

塀に残った洗剤をホースでしっかり洗い流します。
ホースがなければバケツで流しても構いません。
ただし、洗剤が残ると再発の原因になるため、念入りにすすぎましょう。

  • ④乾燥させる

洗浄後は、しっかりと乾燥させます。
湿気が残るとカビが再発しやすいため、晴れた日を選んで作業するのがおすすめです。

1-2.中程度のカビの除去方法

中程度のカビは、軽度のカビより根が深く、通常の洗剤では落としにくいことがあります。

この場合、塩素系漂白剤を使用することで効果的に除去できます。
ただし、強い薬剤を使用するため、適切な手順と注意事項を守りながら作業を進めましょう。

また、以下のような屋外用のアルカリ性洗剤を使用するのもおススメです。

アサヒペン コケ・カビ・黒ずみ除去スプレー

アサヒペン コケ・カビ・黒ずみ除去スプレー

出典:Amazon

用意するもの

  • 塩素系漂白剤
  • バケツ
  • スポンジ
  • ブラシ
  • ホース(できれば)
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 長袖長ズボン

出典:Amazon

注意事項

  • 漂白剤は強力な薬剤なので、必ずゴム手袋、マスク、ゴーグル、長袖長ズボンを着用してください。
  • 有毒なガスが発生する恐れがあるため、酸性の洗剤とは混ぜないでください。
  • 塀が古い場合や劣化が見られる場合は、薬剤が染み込みやすいため、少量から試してください。また、最初は目立たない場所で試してください。

カビ取り手順

  • ①事前準備をする

ブラシなどを使って、塀表面のホコリや砂を軽く取り除きます。
それからバケツに水と塩素系漂白剤を入れて、10倍程度に薄めてください。

  • ②塩素系漂白剤を塗布する

水で薄めた塩素系漂白剤をスポンジに含ませ、壁に塗布します。
特にしつこいカビにはたっぷりと塗布してください。

  • ③スポンジでこする

15~20分ほど放置して漂白剤を浸透させた後、カビの部分を優しくこすります。
スポンジで落ちない時はブラシなどを使ってください。
このとき、塀を傷つけないように力加減に注意しましょう。

  • ④塩素系漂白剤を洗い流す

塀に残った漂白剤をホースでしっかり洗い流します。
ホースがなければバケツで流しても構いません。
ただし、洗剤が残ると塀を傷める原因になるため、念入りにすすぎましょう。

  • ⑤乾燥させる

洗浄後は、しっかりと乾燥させます。
湿気が残るとカビが再発しやすいため、晴れた日を選んで作業するのがおすすめです。

■関連記事■コンクリートのカビを自力で除去する方法!再発を防ぐプロのカビ対策術も解説
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1-3.プロレベルのカビ取り剤もおすすめ

頑固なカビをしっかり落としたいけれど、「塩素系漂白剤は刺激が強そうで、外で使うのが心配」という方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、カビ取りマイスターキットです。

このキットは、市販品では落としきれない頑固なカビにも対応できる高い除去効果を持ちながら、安全な成分だけで作られているため、近隣への配慮が必要な環境でも安心して使用できます。

また、防カビ剤が付属しているため、一度除去した後の再発防止も可能です。
これにより、美しい状態を長期間キープすることができます。

さらに、カビ取りマイスターキットはブロック塀だけでなく、住宅の水回りや壁紙、家具など、幅広い場所で使用できるのも大きな魅力です。

「できるだけ費用と抑えたい」という場合は、カビ取り剤単品での購入も可能なため、安全で効果的なカビ取り剤を使いたいとお考えの方は、ぜひ検討してみてください。

2.自力で除去が難しい場合はプロに依頼する

カビの範囲が広がっていたり、根が深く浸透していたりすると、自力での除去が難しくなることがあります。
また、古いブロック塀や劣化が進んでいる場合、無理な清掃がさらなるダメージを与えることも考えられます。

もし自力での除去が難しいと思ったら、カビ取り業者などのプロに依頼しましょう。

2-1.プロに依頼すべきケース

費用を抑えるために自力でカビ取りしたいと考える方も多いと思いますが、状況によっては業者に依頼する方が結果的に効率的で、長期的なコスト削減につながる場合があります。

そのため以下の時はカビ取り業者に依頼した方がいいでしょう。

カビが広範囲に広がっている場合は、家庭用のカビ取り剤や道具では対応が難しく、作業にかかる時間や労力も膨大です。
また、以前カビ取りを行ったにもかかわらず再発してしまった場合は、塀の内部にカビが根を張っている可能性があり、根本的な解決が必要です。

さらに、塀がひび割れていたり劣化が進んでいる場合、自力での作業が塀をさらに傷める恐れがあります。
プロの業者は専用の機材や薬剤を使用し、塀の状態に適した方法で確実にカビを除去して、防カビ加工や補修も含めた対応が可能です。

費用はかかりますが、塀の美観と耐久性を長く保つためには、プロに任せることが最善策となる場合があります。
無理をせず、状況に応じてプロの手を借りることを検討してください。

2-2.信頼できる業者を選ぶポイント

カビ取りを業者に依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。
以下のチェックポイントを参考に、安心して任せられる業者を見極めましょう。

まず、納得できる説明を丁寧に行い、作業内容や料金について詳しく説明してくれる業者を選びましょう。
質問にもしっかり答えてくれる業者は信頼性が高く、不安なく依頼できます。

また、専門知識が豊富で、塀の状態やカビの範囲に応じた具体的な提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
こうした業者は、カビの種類や発生原因を的確に判断し、適切な方法での除去が期待できます。
さらに、カビ除去後の再発防止策や日常的なケア方法についてアドバイスしてくれる業者を選ぶと安心です。

そして、見積もりが明朗であることも重要なポイントです。
料金体系がわかりやすく、作業後に不明な追加費用が発生しない業者を選びましょう。
また、オプションを無理に勧めてくる業者には注意が必要です。

これらの基準を踏まえることで、安心してカビ取りを任せられる業者を見つけることができるでしょう。

■関連記事■失敗しないカビ取り業者選び!依頼を決める前に知っておきたいポイント集
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3.ブロック塀にカビが発生する原因

そもそも、なぜブロック塀にカビが発生してしまうのでしょうか。

コンクリートでできているブロック塀は、アルカリ性の性質を持っているため、本来はカビが発生しにくい素材とされています。
しかし、さまざまな要因が絡むことで、カビが繁殖する条件が整ってしまうのです。

主な原因としては以下のことが考えられます。

3-1.コンクリートの中性化

ブロック塀の主な素材であるコンクリートは、もともとアルカリ性を持ち、カビや苔の繁殖を抑える性質があります。

しかし、長期間雨や湿気にさらされることで、塀のアルカリ性が失われる「中性化」という現象が起こります。
特に、築年数の経った塀や防水処理がされていない塀では中性化が進行しやすく、カビが根を張りやすい環境が形成されます。

また、中性化したコンクリートは水分を吸収しやすくなるため、カビの発生がさらに加速します。
このような理由から、古くなったブロック塀にはカビが生えやすくなるのです。

3-2.雨など濡れやすい環境

ブロック塀は基本的に屋外に設置されているため、常に雨や湿気にさらされる環境にあります。
ブロック塀が雨ざらしになると、表面だけでなく内部にも水分が染み込み、湿度が高い状態が長く続くことでカビの発生を促進します。

また、日陰や風通しの悪い場所では、雨水が蒸発しにくいため、湿気が長時間塀に留まることになります。

このような条件が揃うと、カビだけでなく苔や藻の繁殖も進み、塀全体が汚れてしまう原因となります。

3-3.汚れや苔の付着

ブロック塀に付着した土ぼこりや落ち葉、苔などの汚れは、カビにとって絶好の栄養源となります。
これらの汚れが蓄積することで、カビの繁殖を促進します。
特に、塀の下部や角の部分は雨や風で汚れが集まりやすく、カビが発生しやすいエリアです。

さらに、苔が繁殖している場合は湿気がこもりやすくなり、カビの成長をさらに助長する環境が作られます。
清掃が行き届いていない塀では、汚れが放置されることが多く、結果的にカビが広がりやすくなります。

3-4.凸凹した素材

ブロック塀は、その表面が凹凸状になっている場合が多く、これがカビの発生を助ける要因となります。

凹凸の部分には水分や汚れが溜まりやすく、乾燥しにくいため、湿気が長時間留まりやすくなります。
特に細かな隙間やくぼみでは、目に見えないカビの胞子が根を張りやすく、清掃が行き届きにくい部分がカビの温床になります。

塀の素材自体が多孔質である場合、表面だけでなく内部にも湿気が浸透しやすいため、カビが根付く可能性がさらに高まります。

4.ブロック塀はカビ以外の汚れも発生する

ここまで、ブロック塀にカビが発生する理由やその対処方法について解説しましたが、ブロック塀にはカビ以外にもさまざまな汚れが発生する可能性があります。

これらの汚れは、環境や立地条件によって異なり、美観を損なうだけでなく、カビの繁殖を促したり、塀の劣化を招く原因にもなります。

以下では、主な汚れの種類とその発生原因について詳しく解説します。

  • 苔や藻の汚れ

湿気が多く、日陰になりやすい場所では、緑色や黒っぽい苔や藻が発生します。
特に雨水が溜まりやすい箇所や水はけの悪い環境では、苔や藻が繁殖しやすく、塀全体に広がることもあります。

  • 白華現象(エフロレッセンス)

塀内部の水分が蒸発する際、塩分やミネラルが表面に浮き出して白い粉状の汚れとして現れる現象です。
白華現象自体は強度に直接影響しませんが、内部に水分が多いことを示し、劣化の兆候ともなりえます。

  • 排気ガスや大気中の汚れ

交通量の多い道路沿いの塀では、車の排気ガスや大気中の微粒子が付着し、塀の表面が黒ずむことがあります。
これらの汚れは特に油分を含むため、放置すると落としにくくなります。

  • サビ汚れ

鉄製フェンスや金属部品から発生するサビが雨水によって塀に流れ込み、赤茶色の筋状の汚れが発生します。
金属部品が直接塀に接触している場合や、雨が当たりやすい環境で特に目立ちます。

5.ブロック塀に発生したカビが引き起こすリスク

ブロック塀に生えたカビは、見た目の問題だけでなく、さまざまなリスクを引き起こします。
放置することで悪影響が広がり、塀の劣化や安全性の低下につながることもあるため、注意が必要です。

以下に主なリスクを挙げて解説します。

5-1.美観の悪化

カビが発生すると、塀の表面に黒ずみや緑色の変色が現れ、家全体の外観が大きく損なわれます。

このような状態は、近隣住民や訪問者に不衛生な印象を与える可能性があり、特に手入れが行き届いた庭や新築の家では、ブロック塀のカビ汚れが目立ちやすくなります。

さらに、カビ汚れは放置するほど広がり、塀の内部に浸透することで、除去がより困難になります。
これにより、見た目を改善するためには、多くの時間や労力、場合によっては費用が必要になることもあります。

美観を保ち、家の印象を良好に保つためにも、カビは初期段階で早めに対処することが非常に重要です。

5-2.塀の劣化と耐久性の低下

カビは塀の表面だけでなく、内部にも浸透していきます。

湿気を吸収しやすいブロック塀では、カビの繁殖が進むことで塀が脆くなり、ひび割れや剥離が発生することがあります。
これにより塀の耐久性が低下し、最悪の場合は一部が崩れる危険性も生じます。

塀が劣化すると、修繕や補修が必要になり、結果的に多額の費用がかかる可能性があります。

また、劣化が進んだ塀は安全性を損ない、特に地震や台風などの自然災害時に大きなリスクとなります。
塀を長持ちさせるためには、カビを放置せず、定期的にケアを行うことが必要です。

5-3.健康被害

カビが生えた塀の近くでは、カビの胞子が風に乗って空中を漂うことがあります。
これにより、周囲の空気が汚染され、アレルギー反応やぜんそく、呼吸器系のトラブルを引き起こすリスクが高まります。
特に、小さな子どもや高齢者、免疫力が低下している人がいる家庭では、注意が必要です。

また、カビが発する独特の臭いが周囲に広がり、不快感を与えることもあります。
この臭いは室内に侵入することもあり、生活の質を下げる要因になるかもしれません。

健康リスクを避けるためにも、早めにカビを除去し、再発を防ぐことが大切です。

6.ブロック塀のカビを予防するための対策

カビは一度発生すると除去に手間がかかり、さらに再発することも多いため、予防が何よりも重要です。
屋外のブロック塀は雨や湿気にさらされる環境にあるため、カビ対策には限界があると思われがちですが、ポイントを押さえた対策を行うことで、効果的に防ぐことが可能です。

以下に、具体的な予防策を紹介します。

6-1.通気性や日当たりを良くする

カビは湿気がこもる場所で繁殖しやすいため、塀の周辺環境を整え、通気性を確保することが重要です。
塀の近くに植栽がある場合は、定期的に剪定して日光が当たるようにしましょう。

また、物置や植木鉢などを塀に密着して置いていると、風の流れが妨げられ、湿気が滞留してカビが発生しやすくなります。
これらの物は塀から離れた場所に移動させ、周囲に空間を確保するよう心がけましょう。

特に日陰になりがちな北向きの塀や隣家との隙間が狭い場所では、より注意が必要です。

6-2.定期的に掃除する

4.ブロック塀はカビ以外の汚れも発生するでお伝えした通り、ブロック塀はカビ以外にも様々な汚れが付着します。
そしてそれらの汚れはカビの栄養源となり、カビの繁殖を促す原因になり得ます。
そのため、塀を定期的に掃除して清潔な状態を保つことが大切です。

掃除の頻度は年に1~2回程度が目安ですが、雨の多い季節や湿気が高い時期の後には早めの清掃が効果的です。
掃除の際は、ほうきやブラシで表面の汚れを払い落とし、水洗いや中性洗剤を使用して細かな汚れを取り除きます。

こうした簡単なメンテナンスを習慣化することで、カビが繁殖する前に汚れを取り除くことができ、美観を保つだけでなく、塀の寿命も延ばすことができます。

6-3.ブロック塀を塗装する

塀の表面を塗装することも、カビの発生を防ぐ有効な手段です。

塗装によって塀の表面をコーティングすることで、水分や汚れが直接ブロック塀に浸透するのを防ぎます。
また、塀の中性化を遅らせる効果もあるため、カビだけでなく塀全体の劣化を抑えることができます。

塗装はプロに依頼するのが一般的ですが、DIYで対応する場合は、塀の汚れを十分に落としてから塗装することが重要です。
特に、カビが発生しているのに塗装してしまうと、ペンキの下でカビが生き続けることになり、悪化させる恐れがあるため注意しましょう。

■関連記事■カビを塗装で隠すと被害額が3倍に跳ね上がることも!?塗装面にカビが生えたときの正しい対処方法

参考:DIY LABO – アサヒペンコラム「ブロック塀を塗装する方法とおすすめ塗料」

6-4.防カビコーティングをする

防カビコーティングは、塀の表面にカビが根を張るのを防ぐ効果的な方法です。
専用の防カビ剤や防水スプレーを塗布することで、雨や湿気を原因とするカビの発生を抑えることができます。

この作業は自分で行うことも可能ですが、ブロック塀は面積が広い場合が多く、作業に時間がかかるうえ、均一にコーティングするのが難しいことがあります。
そのため、プロの業者に依頼するのが安心です。

プロの業者は、高性能な防カビ剤と専用の機器を使用し、塀全体にムラなくコーティングを施してくれます。
また、塀の状態を確認しながら適切な下地処理や補修を行うため、コーティングの効果を最大限に引き出すことができます。

業者に依頼すれば、作業の手間を省けるだけでなく、コーティングの防カビ効果が長期間にわたって持続するため、再発リスクを大幅に低減できます。
初期費用はかかるものの、長い目で見れば、メンテナンスの頻度が減り、総合的なコストを抑えることができるでしょう。

7.まとめ

今回は、ブロック塀のカビ対策について、原因の解説から除去方法、再発防止の予防策まで詳しく紹介しました。

カビは、見た目を損なうだけでなく、塀の劣化や安全性の低下、さらには健康リスクを引き起こす厄介な問題です。
しかし、適切な方法で早めに対処すれば、カビを除去し、美しい塀を維持することができます。

すでにカビが広範囲に渡って発生していたり、ブロック塀が劣化していたりする場合は、自力での除去が難しいことがあります。
その場合はカビ取り業者に相談するようにしましょう。

そして、カビが発生しないようにカビ対策をすることも重要です。
日常的な掃除や通気性の確保、防水加工や防カビコーティングなどを組み合わせて行うことで、カビの発生リスクを大幅に減らすことが可能です。

ブロック塀は家の外観に大きな影響を与えるものです。
今回紹介した内容を参考に、定期的なメンテナンスを行い、美しい外構を長く保ちましょう。