浴室のカビを除去する方法
【お悩み】
築30年の賃貸マンションに住んで10年ほどになるのですが、浴室の床や壁、天井、台の下に生えているカビが気になって何とかしたいと思っています。
学区の関係で、引っ越すわけにもいかないので、効率よく浴室のカビを落とすことができて、快適なお風呂にしたいと思っています。
良い方法や、今後カビを生やさないための対策があれば教えてください。
「どうしてお風呂お掃除しているのにカビが生えちゃうの?!」
毎日掃除しているのに、カビが頻繁に発生する場所…。それは、お風呂場。お風呂といえば1日の疲れを癒す場所。そんな所の天井や床にカビが付着していると気になりますよね。きれいに保ってリラックスしたいものです。今回はそんな浴室にカビが発生する原因や、お風呂掃除に役立つ洗剤の選び方などをご紹介します。お掃除の手順も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.お風呂の床や天井にカビが大量発生!?
(↑このようになる前に、普段からカビ対策を行うことが大事です)
癒しの空間が台無し!お風呂のカビ
お風呂に入ってホッと一息つくはずが‥‥浴室にこびりついたカビに気づいて、びっくりした経験はありませんか?1日の疲れを癒すはずの入浴タイム。お風呂場にカビが付いていると、リラックスタイムが台無しです。
特に目立つのはお風呂の床と天井
浴室の中でも、床と天井は特にカビが目立ちやすい場所です。湯船に浸かっている間、嫌でも目についてしまいます。お風呂は身も心もきれいにする場所ですが、そこが汚れていては意味がありません。
しかし、洗面器やイス、風呂おもちゃ、家族ごとのシャンプー、リンス、ボディーソープやお父さんの育毛シャンプー、風呂床の滑り止めマットなど、置くものが多ければ多いほど、掃除も大変です。放置するとあっという間にヌメリが発生し、カビが発生してしまいます。
2.お風呂のカビ取り掃除手順とおすすめの洗剤
2-1.お風呂掃除に使用する洗剤のタイプと特徴
お風呂掃除に使用する洗剤には、複数の種類があります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。
①風呂用中性洗剤
バスマジックリンなど、泡タイプの洗剤がメジャーです。吹きかけることで、水垢汚れや皮脂汚れを落とすことができます。
②塩素系カビ取り剤
黒カビが発生しているときにはカビキラーやカビハイターなどの塩素系カビ取り剤でカビを殺菌しつつ、カビの色素を漂白すると良いでしょう。
洗剤だけでは落とし切れないカビを除去し、カビ臭さを防ぐことができます。ただし、塩素系のカビ取り剤は皮膚絵の刺激も強いため、必ずゴム手袋を着用して使用するようにしましょう。
特に、天井や壁の高い部分のカビに使用する場合、泡が液だれして目に入る可能性もありますので、ゴーグルを着用して保護しましょう。換気も必ず行うようにしてください。
ジョンソン カビキラー
出典:Amazon
花王 カビハイター
出典:Amazon
③重曹
塩素系のカビ取り剤をなるべく使用したくない場合や、軽度のカビの場合は「重曹」もおすすめです。
殺菌効果は塩素系のカビ取り剤ほど強くはないですが、研磨材の効果があり、湯垢を落としてくれます。環境や人体への影響が少ないことから「ナチュラルクレンザー」と呼ばれることもあります。
レック 激落ちくんの重曹
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④クエン酸
酸味が特徴のクエン酸。こちらも食用として用いられることもあるお掃除グッズです。クエン酸には水垢を分解する作用があります。
ただしカビ取り剤とクエン酸が混ざると危険な塩素ガスを発生させる恐れがあるため、カビ取り剤や塩素系漂白剤を使用する時はしっかりと洗い流してからにしてください。
レック クエン酸の激落ちくん
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⑤セスキ炭酸ソーダ
洗浄力が強く、こびりついた頑固な汚れに用いることができます。
お風呂の汚れの特性によって使い分けるとよいでしょう。複数の洗剤から選ぶのが難しいという人は、複数のタイプの汚れに対応できるよう配合されている、お風呂専用の洗剤を使用してもいいですね。
レック 激落ちくん セスキ炭酸ソーダ
出典: Amazon
カビがまだ生えていない場合、まずはこれらの洗剤でカビの餌の除去を最優先に行いましょう!
2-2.お風呂掃除の手順をご説明
続いて、お風呂場の掃除の流れをご紹介します。
行う際には手が荒れないようにゴム手袋をはめ、濡れてもいい恰好で行いましょう!
(1)小物類をどける
まずは、小物類を全てどけましょう。風呂おけやシャンプー、入浴剤など浴室内にある小物類をすべて取り出します。脱衣所に古新聞やバスマットを敷いておくとよいでしょう。
シャンプーボトルの下にもヌメリやカビが生えている場合があります。ヌメリ程度の場合は、洗剤を付けて落とし、カビが生えている場合には、ボトルを新しく取り換えることをおすすめします。
(2)シャワーをかける
浴室全体にシャワーをかけます。温度は火傷しない範囲で、40~50℃くらいと高めに設定しましょう。床と天井は念入りにシャワーをかけてください。
カビは高温で死滅する性質があるので、お湯をかけることで、殺菌していきます。ただし、温度が高いのでヤケドには注意しましょう。
(3)洗剤をふきかけ、ブラシとスポンジで洗う
まずはたんぱく汚れを除去するために、中性洗剤でお風呂用の浴槽、壁、床など1か所1か所洗っていきます。特にカビが付きやすい排水溝や床タイルは、ブラシとスポンジを併用して、カビをこすり落としましょう。
予め汚れを落とすことで、カビ取り剤の効果を高めます。
(4)シャワーで流す
全体にシャワーをかけます。この時はお水で大丈夫です。石鹸カスなどが残らないよう、念入りにすすいでください。
(5)カビ取り剤を吹きかける
汚れを落としたら、次はカビ取り剤を使ってカビを落としていきます。カビの気になる部分にカビ取り剤を吹きかけて、5分ほど時間を置いた後に、再びシャワーでしっかりとすすぎます。
(6)スクイージーで水滴を取り除く
最後に浴室内に溜まった水気を取り除きます。壁、床、鏡はスクイージーを使うとスムーズです。さらに、乾いた雑巾で全体を拭き、落とし損ねた汚れがないかもチェックしましょう。
上記の手順を終えたら換気扇をオンして、しっかり乾かしてくださいね。
全ての作業を行っても、乾燥を怠ればその効果は半減…。注意してください!!
アズマ工業 浴室水切りワイパー
出典:Amazon
2-3.プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット
カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。
そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため壁紙のカビ取りにも使用できます。
3.お風呂掃除をした後は再発予防を徹底!
せっかく浴室内をきれいにしても、予防対策を怠るとまたカビが発生してしまうかもしれません。カビの再発予防には、次の点を実践しましょう。
毎回、浴室使用後にシャワーをかける
シャワーをざっとかけるだけで、汚れの大部分を落とすことができます。時間がたつと石鹸などはこびりついてしまいます。浴室使用後に毎回行う、と習慣づけするとよいでしょう。
水分除去を徹底
使用後の浴室をびしょびしょのまま放置してしまうのは危険です。お風呂を使った後はスクイージーとタオルで水気を取り除くことが大切です。
換気も重要!
換気扇を忘れずにつけ、浴室や脱衣所に窓がある場合はしばらく開けておき、空気を入れ替えましょう。これは家族全員で実践していきたいですね。
小物を置きすぎない
風呂内にモノを置きすぎれば置きすぎるほど、掃除の手間もかかりカビが生えやすくなります。
使っていないボトルは処分し、必要最低限のモノを置くように心がけましょう。また、床や台に置くのではなく、かけるスタイルの収納もおすすめです。
JIANGYUZHUO シャンプーホルダー
出典:Amazon
定期的にエプロンの掃除も
浴槽のエプロンの内部もカビが生えやすい場所の1つです。取り外し可能な場合は、定期的に取り外してカビ取り掃除を行いましょう。
4.お風呂場は危険地帯!?カビ発生のリスク
カビの特性とお風呂場にカビが出やすい理由
浴室にカビが生える原因は「水気」です。よって頻繁に水を使用する浴室は当然、カビが頻発する場所となります。さらに厄介なことに、カビが増殖し始めた初期段階では、その姿を肉眼で見ることはできないといいます。よって、私たちの目に見えるようになった段階では、カビの増殖はかなり進んでいると考えられます。
お風呂場はカビが生えやすい場所。すでにカビが目で見えるくらい生えている=かなりカビの増殖は進んでいる!
3大リスク!湿度・温度・汚れに要注意!
突然ですが、石鹸カスや湯垢などまでちゃんと毎回おそうじしていますか?!
お風呂場には水滴、石鹸カスや湯垢などが溜まりがちです。
カビはこれらを栄養源に増殖してしまいます。また入浴後の室温が高くなるのも要因の一つです。暖かくジメジメとした浴室。掃除を怠るとカビの温床になってしまうかもしれません。きちんとお手入れしてカビを撃退していきましょう。
しかし、忙しいとなかなか風呂掃除をする時間も取れず、気付いたらいつの間にかカビが生えてしまう...ということもあります。
そのため、浴室内に置くものを極力減らし、掃除の手間を省くことが最も手軽なカビ予防方法です。また、定期的に消毒用エタノールを吹きかけるなどしてカビを殺菌することもカビ予防につながります。
また、お風呂あがりは床や壁の水気をなるべく残さないようにすること。スクイージーを使う時間がない場合には、換気扇をMAXにして、除湿しましょう。
5.まとめ
浴室をきれいに保てれば、毎日お風呂に入るのが楽しみになりますね。カビが生えてしまったら、お掃除で徹底的に除去を。
- 石けんカスなど汚れをこまめに落とす
- 適した薬剤を使用する
- しっかりとすすいで乾燥させる
などのポイントを押さえて浴室のカビ増殖を防ぎましょう。
そしてカビの予防対策を習慣化して、清潔な状態をキープしましょう!カビ対策を徹底し、リラックス空間を取り戻しましょう!!
自分の力ではどうしても取り切れなかった場合にはカビ取り専門の業者に相談することをおすすめします。
【ひどいカビにお悩みの方へ】
- 自力でカビ取りをしても何度もカビが再発してしまう
- カビ臭さをどうにかしたい
- ひどいカビが発生して自力では対処できない
このように、ひどいカビにお困りの方は、一度カビ取りのプロ「ハーツクリーン」に相談してみませんか?!
安全性の高い薬剤で、自社オリジナルの厳しい研修をクリアしたカビ取りの専門業者だからできる技術力の高いカビ対策方法をご提案します。