メルカリで出品したい洋服をキレイにカビ取りする方法
みなさんはメルカリで服を出品したり購入したりしたことはありますか?
メルカリは個人が自由にやり取りできるオンライン上のフリーマーケットですが、出品者は商品となる服の写真や商品概要を載せ、買い手はそれを見て購入するかどうかを決めます。
ですので、服を出品するとなったらできるだけキレイな状態にしたいですよね。衣替えの時期に、捨てるくらいならメルカリに出そうかなと考えている方もいるかと思います。
そこで今回はメルカリで出品したい服にカビが生えていたときにキレイにカビ取りする方法をご紹介します。
メルカリを利用したことがある方ならご存じかと思いますがメルカリは写真映えが非常に重要になってきます。特に服は膨大な数の商品が出品されていますのでその中から自分の出品したものをみてもらうには使い古された感じがするものよりもできるだけきれいに写っていることがポイントになります。
しかし、写りがいいだけでなく実際にキレイであるに越したことはありません。メルカリに出品する際、商品となる服の写真を掲載しますが多くの場合汚れや傷み・カビなどがある部分の写真も載せます。そういった写真の掲載は必須ではありませんが、載せないと誠実さに欠けますしその後の信用問題にも関わります。
また、購入を検討している人から細かなカビや汚れなどの情報や写真を追加で求められることもあります。これまでにもメルカリで購入した服にカビが生えていた・なんだかカビ臭いといったことによりトラブルにつながっているケースも数多くあるようです。
ですので、メルカリで服を出品する場合は事前にできるだけキレイにカビや汚れを取り除き、使用感を最小限にすることが大切です。
目次
衣類のカビ取り方法
ここからは実際にメルカリに出品予定の服のカビ取り方法をお伝えしていきます。カビの程度に合わせて以下のものを用意してください。
準備するもの
- 消毒用エタノールまたは酸素系漂白剤
- バケツまたはたらい(漂白剤を使用する場合)
- ゴム手袋
- マスク
- 長袖・長ズボン
- 柔らかめの歯ブラシまたは乾いた布
白カビのような軽度のカビの場合は消毒用エタノールを、黒カビなどの色素のついたカビには酸素系漂白剤(衣料用漂白剤)を使用します。消毒用エタノールではカビの色までは取り除けないため、カビの範囲が小さかったとしても色素の付いたカビには酸素系漂白剤を使用します。
また、身体を保護するためにゴム手袋・マスク・長袖長ズボンを着用してカビ取りをおこないましょう。
方法その1) 消毒用エタノールを使用する場合
服に生えているカビが白カビの場合は消毒用エタノールで除去します。まず、カビの部分に消毒用エタノールを噴射します。次に乾いた布または歯ブラシでカビの部分を優しくこすりカビを取り除きます。
通常のカビ取りはこれだけでもいいのですが、よりキレイに・確実にということであればカビを取り除いた後、洗濯機にかけるとよいでしょう。洗濯後は天日干しして乾かします。日光には殺菌効果がありますので今後のカビ予防もかねてしっかり乾かします。
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出典:Amazon
方法その2) 酸素系漂白剤を使用する場合
服に色素のついたカビが生えている場合は酸素系漂白剤を使って浸け置き洗いをおこないます。漂白剤を洗濯機に一緒に入れて洗濯してもよいのですが、それだと細かい部分のカビが落ちないことがありますので再度カビ取りをしなければならない可能性があります。二度手間になってしまうことを考えると確実にカビを落とすには手作業の浸け置き洗いをおすすめします。
まず、バケツに規定量の水と漂白剤を入れます。
そこにカビ取りしたい服を入れ、10~15分程度浸け置きします。
時間が経ったらカビの状態を確認し、まだ残っているようであれば追加で5~10分ほど置き、その後歯ブラシでやさしくこすり落とします。最後に水ですすぎ洗いをし、漂白剤を落とします。漂白剤の残りが心配でしたら、カビ取り後、通常通り洗濯機にかけても大丈夫です。
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出典:Amazon
注意点
ここでいくつか補足と注意点があります。今回はメルカリに服を出品する、ということですので服を着るのはご自身ではないわけです。ですので、カビをキレイに取り除くことはもちろんのこと繊維の傷みやほつれなどにも気を配りましょう。
細かいカビを歯ブラシを使って取り除く場合はできれば柔らかめの歯ブラシを使い、軽くトントンとたたくようにカビを落とします。カビ取りの最後に洗濯機にかける場合は必ず洗濯ネットに入れて服の素材が傷まないようにしましょう。
先ほど白カビには消毒用エタノールを、色のついたカビには漂白剤を使用するとお伝えしましたが、漂白剤の方が除菌・消臭力に優れていますので軽度の白カビでも漂白剤を使用してカビ取りをおこなっても構いません。
そうすることでカビの除去だけでなく服全体のカビの再発防止も期待できます。服の素材や傷み具合にも注意して、消毒用エタノールを使用するか漂白剤を使用するか選ぶようにしましょう。
革製品のカビ取り
また、革製の服のカビ取りの場合も注意が必要です。革製の服の場合は漂白剤ではなく消毒用エタノール、または革製品の専用クリーナーを使用します。革製品は非常にデリケートですので一度にたくさんのエタノールを吹きかけたりクリーナーを大量に塗布したりするのではなく少しずつ様子を見ながら進めましょう。
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出典:Amazon
以上が服に生えたカビ取り方法になります。ここからは、カビ取りした服をいざ出品!となった段階のメルカリ出品時のポイントをお伝えしていきます。
メルカリ出品時にやった方が良い衣類の取り扱い方法
1:丁寧にアイロンをかける
購入を検討している人は写真を見て購入したいものの目星をつけるわけですが、しわしわの服よりもピシッと丁寧にアイロンがけされたものの方が見ている方は目に留まりますし、惹かれます。キレイにカビ取りをしたからこそ仕上げのアイロンがけもぬかりなくおこないましょう。
2:服の写真撮影は光が入る明るいところでおこなう
服の場合、薄暗い部屋で撮られた写真よりも明るい光がさしている部屋で撮られた写真の方がキレイにみえます。なんとなく撮られたものに比べて服自体も丁寧に扱われている様子が写真から伺い知ることができます。カビ取りとは直接関係ありませんが出品する側として購入者からの信頼を得られやすいかと思います。
(日当たりの良い10~14時くらいまでの時間帯に撮影するのがおススメです!)
3:配送前に再度汚れのチェック・消毒用エタノールで除菌
購入者が決まり、いざ配送となったら配送前に汚れがないかの最終チェックと消毒用エタノールを服全体にスプレーすることをおすすめします。汚れはカビの栄養源となり再びカビが生える原因になります。
消毒用エタノールを吹きかけた後はすぐにたたまず乾かしてから畳んで配送にかけましょう。そうすることで服が届いてから間もなくしてカビが生えた、ということを防ぐことができます。
4:服がたくさんある場合や雨が続く時期は除湿シート入れておく
配送したい服が複数あるときや、梅雨の時期のように雨が続く季節は服の間に除湿シートを入れておくことをおすすめします。
夏場や梅雨の時期の配送トラックの中は高温多湿になることが想像されますので、除湿シートを一緒に入れておくことでカビの発生を防ぐことができますし、開封した際にカビ臭さを感じることもありません。メルカリでそこまでやらなくても・・・と思われるかもしれませんがトラブル防止にもなりますし、親切心としてひと手間かけてもいいかと思います。
まとめ
今回はメルカリに出したい服にカビが生えていたときのカビ取り方法をお伝えしましたがまとめますと、
●メルカリに服を出す場合はできるだけ使用感をなくすことがポイント
●軽度のカビには消毒用エタノールを、色のあるカビには酸素系漂白剤を使用する
●他の人が着ることを考えて服のカビ取りは素材を傷めないよう優しく、丁寧におこなう
●生えたカビを取るだけでなく購入者に届いてからのカビ対策まで気を配るとより親切
いかがだったでしょうか。メルカリはお互いに顔がみえない中でやりとりをしますから商品となる服がどんな状態で届くかが非常に重要です。せっかく出品・購入するわけですからカビのないキレイな状態で届けて、気持ちよく着てもらいたいですね。
- 参考