除カビと防カビはどう違うの?!カビ取りするならどちらが必要?

「ご自宅でカビが発生し、初めてカビ取り専門業者に依頼をしてみようと見積もりを依頼してみたのですが、業者によって用語や見積もりの内容が異なっており、素人には難しく、どうしても金額だけの比較という判断でどこの業者にしようか迷っている」

という声をよく聞きます。

「除カビ」と「防カビ」の違いは何なのでしょうか。

カビ取り業者によっては、除カビのみのところと、防カビ加工も行うところがあるようですが、防カビを行うことのメリットは何なのでしょうか?

今回はこのような疑問にできるだけわかりやすくお答えしていきます。

1.「除カビ」と「防カビ」の違いとは?

除カビとは、既に発生しているカビを洗浄などの方法で数を減らすことです。

防カビとは、新たなカビの発生、生育、増殖を抑制することです。

除カビだけの作業ではカビの数を減らすことができますが、防カビまで行うことで施工した場所を薬剤でコーティングし、新たにカビが発生しにくい状態にすることができます。

そのため、防カビ施工まで行っておいた方がカビの再発予防になります。

ただし、カビ取りをして防カビコーティングをしたからといって、一度実施すれば二度とカビが発生しないというわけではありません。カビの発生しやすい環境のまま放置していたら再発することもあります。

カビが発生する条件は、温度20℃~30℃、湿度60%以上の環境で、カビの栄養分となるさまざまな汚れやホコリなどがあると繁殖していきます。

除カビや防カビを実施したあとにもカビが発生しないようにするためには、カビが発生する環境や条件にならないように掃除、換気、除湿などを定期的にすることがとても大切です。

サーキュレーターや除湿機を使って、除湿したり、結露をこまめに拭きとって水滴を残さないようにする、換気をこまめにするなどして、カビを防ぐ環境改善も行いましょう。

配管の故障による漏水が原因でカビが生えている場合には、リフォーム工事なども併せて検討してみましょう。

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2.防カビだけの施工で良い例

防カビだけの施工となると、既に発生しているカビを殺菌していない可能性があります。

防カビは新しくカビが発生しにくくするための施工です。

カビが既に発生している場所に防カビを実施する際には、先に除カビ作業が必要になるということを覚えておいてください。

防カビだけの施工で良い例としては、新築などでカビが発生していない場合です。

その場合には除カビをせずに防カビだけの施工で良いでしょう。

3.防カビ施工の流れとメリット

まず、カビ取り専門業者はカビが発生した等の調査依頼を受け、現地調査を行います。現地調査では

  • 建物の経年数や補修経歴
  • 空調の有無
  • 清掃状態
  • カビが発生した箇所の状況

などを確認していきます。

次にカビを採取し、培養試験を経てカビを同定したあと防カビ剤の選定をし、防カビ施工の計画をします。

実際の施工では、一次殺菌→カビ除去→防カビ処理をして終了になります。

除カビとはカビの殺菌と除去で、防カビは今後カビの再発を防ぐ効果があります。

そのため、カビが発生している場合には、除カビと防カビはセットで施工するというのが確実です。

カビが発生しているということは、カビが発生するための条件がそろっている環境であるということが言えます。

そうすると、除カビ作業によりカビを殺菌したとしても、時間が経過することで再びカビが発生するということが必ず起きます。

防カビ施工まで実施しておくことのメリットは、このようなカビの再発を防ぐだけでなく、再発してしまった場合には再び除カビ作業が必要になるなどの手間や費用対効果を考慮すると、多くのメリットが挙げられます。

4.信頼できるカビ取り専門業者を見つけましょう

カビ取り業者と言っても、使用する薬剤やカビへの知識、施工内容等はそれぞれ業者で異なります。

見積もり金額だけでなく、施工内容もきちんと確認し、信頼できるカビ取り専門業者に依頼をしないと、カビが再発したり、それにより別の業者へ依頼することになり、費用が多くかかってしまうということになってしまいます。

相見積もりで比較する場合には、金額の比較だけでなく作業内容や範囲とアフターフォローの有無や保証内容などを確認しておくのが良いでしょう。

カビ取り業者に依頼すると、費用が高額になってしまうのが気になる、なるべく費用を安く抑えたいという場合には、次の項目で説明するカビ取りマイスターキットを使用することを検討してみて下さい。

5.除カビも防カビもできる!プロ仕様のカビ取り剤

カビ取りマイスターキットとは、ハーツクリーンが販売しているカビ取りをするために必要な薬剤や道具が一式そろった便利でお得なキットになります。

市販されているカビ取り剤とは違い、カビ取り業者が実際に現場で使用しているものと全く同じものがセットになっています。

カビ取り業者にカビ取りを依頼すると、費用が高額になることを避けたい場合や市販のカビ取り剤などで自力でカビ取りをしてみたけれど上手くいかなかった場合やすぐにカビが再発する場合におすすめです。

ご自身でカビ取り作業をおこなっていただくため、カビ取り業者に依頼するより費用を抑えることができます。

素人がきちんと作業できるのか心配…という方もご安心してください!

付属されているマニュアルや動画でも作業方法を説明していますので、誰でもすぐにカビ取りができる内容となっております。

◆ライトキット

カビ取りマイスターのライトキットは21,780円(税込み)で保証ありの5点セットです。

*送料無料

  • カビ取り剤1000ml(250ml×4本)
  • 防カビ剤500ml(250ml×2本)
  • カビ取り剤(ジェルタイプ)50ml
  • クリーンプロテクションNFE2(業務用の光触媒によるコーティング剤です。
  • 刷毛1本
  • カップ1個
  • 取り扱い説明書

作業に必要なものは全てそろっており、ご自身で用意していただくものは、ゴム手袋や必要であればぞうきんや布だけで済みます。

【作業可能面積】10㎡程度 約3.1メートル四方(約6.4畳)の範囲のカビ取りが可能となっております。

【使用推奨場所】・窓枠・お風呂・壁紙・珪藻土・ボード・ゴムパッキンなど

ライトキットのみ、万が一カビが取り切れなかった場合に、施工をハーツクリーンに依頼される場合には、施工費から税込み21,780円を値引きするという保証がついているのも安心でうれしいポイントですね!

◆スタンダードキット

カビ取りマイスターのスタンダードキットは65,780円の8点セットです。

*送料無料

  • 除カビ剤2000ml
  • 防カビ剤2000ml
  • カビ取り剤(ジェルタイプ)50ml
  • クリーンプロテクションNFE2
  • 刷毛1本
  • カップ1個
  • 噴霧器1個
  • 防毒マスク1個
  • 保護メガネ1つ

スタンダードキットは広い範囲を施工する際に便利な噴霧器だけでなく、防毒マスクや保護メガネまでついているのでそれぞれ購入する必要がなく、より安全に作業することができます。

【作業可能面積】50㎡程度

【使用推奨場所】・窓枠・お風呂・壁紙・珪藻土・ボード・ゴムパッキンなど

6.まとめ

「除カビ」と「防カビ」名前は似ていますが、目的は違います。

・除カビはカビの数を減らすこと、防カビは新しくカビが発生するのを防ぐという違いがあります。

・カビが発生している場合には、まず除カビをして防カビまですることでカビが発生しにくくなります。

・防カビだけではカビを殺菌していない場合もあります。

・施工内容やアフターフォローを比較し、信頼できるカビ取り業者を見つけましょう。

  • カビ取りマイスターは、除カビ剤だけでなく防カビ剤もセットのカビ対策キットです。

カビ取り施工をした後に、防カビコーティングをすることで、カビの発生しにくい状態をつくります。カビ取り業者によってカビ取り施工のみのところや、防カビ施工までするところ、色々とありますので、目的に合わせて選んでみてください。

<参考文献>

・小峯裕己『室内微生物汚染ダニ・カビ完全対策』2007年、井上書院

除カビと防カビはどう違うの?!カビ取りするならどちらが必要?