洗濯機置き場のカビ対策

「洗濯機置き場の裏の壁にカビが大量発生してしまいました。どのようにしたらカビを落とすことができるでしょうか。また、何が原因でカビが生えたのか知りたいです。」

洗濯機の裏は普段目にすることがないことからカビが生えていても気が付きにくく、気づいた頃には壁がカビで真っ黒になっていた、なんてこともしばしばです。今回は洗濯機置き場の裏の壁にカビが生える原因とその対処法についてご紹介していきます。

1. 洗濯機置き場にカビが生えたときの対処法

1-1. 洗濯機置き場の壁にカビが生えているのを見つけたら?

洗濯機置き場の壁にカビが生えているのを見つけたらどうしますか?

  • 自力でのカビ取りを試みる方
  • 壁紙の張り替えやリフォームを検討する方
  • カビ取り業者に依頼する方

など様々かと思います。前提として、小さなカビであればある程度自力でカビ取りも可能ですが、今回の質問者様のようにカビが大量発生してしまった場合は自力で完全にカビを取り除くのは難しいです。

力加減が分からず、擦りすぎて壁紙が傷んでしまうこともあるためカビの状態がひどいようであれば最初から専門業者に相談することをおすすめします。

プロに見てもらうことでカビの原因を特定してもらえるだけでなくカビ除去・壁紙の張り替え・リフォームそれぞれの必要性を判断してもらうこともできます。それでもできるだけ自分でカビ取りをしたいという場合は次の方法でカビ取りを行ってみてください。

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1-2. 洗濯機置き場の壁のカビ取り方法

~事前準備~

① 洗濯機の電源を切る

② 蛇口を閉める。

③ 給排水ホースを外す

④ 洗濯機を動かす

~用意するもの~

  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 塩素系漂白剤
  • キッチンペーパー
  • 雑巾数枚

~手順~

① マスク、ゴム手袋、ゴーグルを身に着けカビの胞子とカビ取り剤から身体を保護します。

② 塩素系漂白剤を規定量水に溶かし入れ、漂白液を作ります。(既に希釈されたものを使用する、スプレーボトルに移し替えるなどでもOK)

③ キッチンペーパーを漂白液に浸し、壁に貼り付けます。カビが見えている範囲よりも広め(50cm~1m広め)に塗布します。

④ 10分程度放置します。

⑤ カビの状態を確認し、丁寧に水拭きします。カビが残っていれば歯ブラシなどを使い優しく擦ります。

⑥ 壁が乾くまで十分に乾燥させます。

注意点として、塩素系漂白剤は非常に強力である一方で、壁を傷めたり脱色させる可能性があります。使用する際は目立たないところで脱色しないかを確認してから使います。色落ちしてしまった場合は、漂白力は劣りますが塩素系ではなく酸素系の漂白剤を使用してください。また、壁紙用のカビ取り剤も販売されているので専用のものを使ってもいいでしょう。

また、市販の漂白剤やカビ取り剤ではなくカビ取り業者が独自に開発・販売している家庭用のカビ取り剤もあるので、そういったものを使用するのもおすすめです。カビ取り業者が実際にカビ除去作業で使用している薬剤になるので非常に高いカビ取り効果があります。

2. 洗濯機置き場の壁にカビが生える原因

水を扱う洗濯機には様々なカビ発生の要素があります。

2-1. 汚れが蓄積している

普段から洗濯機置き場の裏までこまめに掃除をしている、という人は少ないのではないでしょうか。洗濯機と壁の間は表からは見えず洗濯機をずらさないと掃除ができないため、ついつい見逃しがちです。

隙間から溜まった埃が見えても、洗濯機が重くて持てなかったりずらした洗濯機を元に戻すことを考えるとおっくうになってしまい、掃除せずじまいなんていう方もいるのではないでしょうか。

ほおっておくと洗濯機の裏側や排水口周りは埃や柔軟剤や洗剤による洗剤カス、水垢など汚れの温床になってしまいます。そういった汚れはカビの栄養源となり、蓄積された汚れに比例してカビもどんどん増えていきます。

2-2. 通気性が悪い

洗濯機の裏は見た目通り通気性が悪いです。そのように日当たりの悪いじめじめしたところはカビの格好の生育場所になります。目隠しのために洗濯機置き場に扉がついているご家庭もあるかと思います。洗濯機置き場の扉を閉めていることが多いとよりいっそう風通しが悪くなるためカビが生えやすくなります。

2-3. 洗濯機の温かさを利用してカビが発生

稼働中の洗濯機の側面や裏側を触ってみたことはありますか?洗濯機は電気モーターにより稼働しており、運転時間の経過とともに本体が少しずつ熱を帯びていきます。

特にパルセーター(回転翼)がある洗濯機下部には電気系統が集中しています。そのため洗濯機の下の方は稼働時間とともにあたたかくなります。洗濯終了後もしばらくは暖かい状態が続くため、20℃~30℃で最も生育するカビにとっては洗濯機置き場の裏側、特に下部は生育に適した空間になるのです。

2-4. 洗濯機置き場が浴室の近くにある

戸建てにお住いの場合に多いのが、洗濯機置き場と洗面所そして浴室の脱衣所が一緒になった造りです。水回りのものが集約された空間であり油断するとあっという間にカビが生えてしまいます。

浴室が近くにあることで湿度も非常に高くなります。洗濯機の近くに浴室が近くにあることも洗濯機置きのカビに繋がります。

2-5. 洗濯機からの漏水、排水口の詰まり

洗濯機置き場の裏の壁にカビが生える原因として洗濯機の水漏れも考えられます。長年使っている洗濯機で起こることがありますが劣化とともに排水ホースが脆くなり破れてしまうことがあります。

大きな亀裂であれば水漏れに気がつきやすく、すぐに対処できるためカビの直接的な原因にはなりにくいですがほんのわずかな亀裂ですと洗濯機もそれなりに稼働してしまうため漏水に気が付きにくいです。

また、排水口が詰まっていると排水した水が逆流してしまいます。排水ホースが破れていたり排水口が詰まっていると排水口周辺に水たまりができます。もしご家庭の洗濯機置き場に水たまりができていたらそれが洗濯機置き場のカビに繋がっている可能性があります。

これらのことが主な原因となり洗濯機置き場にカビが生えてしまうのです。特に、埃や汚れが落下し、掃除の手が行き届きにくい、かつ通気性が悪く暖かい洗濯機裏側下部の壁にはカビが発生しやすくなるのです。

この場合は、カビ取りだけを行っても漏水が起きればカビは再発するので、排水の修理を行う必要があります。

3. 洗濯機置き場のカビを防ぐ方法は?

洗濯機置き場のカビを防ぐには、通気性を保ちこまめに掃除をして汚れのない状態にしておくことが大切です。

と言うと簡単に掃除ができるものならやっている!という声が聞こえてきそうですが・・・。そこで洗濯機置き場の掃除方法や防カビに役立つアイテムをご紹介します。ライフスタイルに合わせてできそうなものを取り入れてみてくださいね。

① 洗濯機置き場の換気を充分にする

洗濯機置き場に扉が付いていたり脱衣所と一緒になっているご家庭では、使用時以外は扉は開けた状態にしておきましょう。開けた状態にしていると生活動線が塞がれてしまう場合は隙間を少しだけ作るなどして密室にならないようにします。換気扇がある場合には、24時間回すようにし、ない場合にはサーキュレーターや扇風機を使って送風し湿気を溜めないようにします。窓がある場合には晴れた日換気を行い、結露を防ぎます。

② 洗濯機と壁の間に隙間を作る

洗濯機置き場のスペースに余裕があるようなら、少し洗濯機を前に出して壁と洗濯機の間に掃除ができる程度の隙間を作ることも一つの方法です。

一度動かしてしまえばその後の掃除が楽になりますしある程度の通気性を保つことができます。カビが生えてから後悔するよりも最初は少々大変ですが掃除しやすい環境を作ってしまうというのもおすすめです。

③ 少なくとも月に一度は洗濯機置き場の掃除をする

月末や月初めなど洗濯機置き場の掃除をする日を決めるのも手です。もちろん毎日できればいいですがなかなか難しいと思います。

洗濯機本体の洗浄のおすすめの頻度が月に一度程度となっているメーカーも多いため、洗濯槽の洗浄と同じタイミングで洗濯機置き場の掃除をするとカビを防ぐことができ、カビが生えても初期段階で気づくことができます。ハンディモップを使うと奥や隙間のホコリが取れて便利です。

④ 洗濯機置き場に物や衣類を置きすぎない

洗濯機置き場やその周辺に物や衣類を置き過ぎると埃や汚れがたまりやすく通気性も悪くなります。洗濯ラックが物置と化している場合はすぐに整理整頓しましょう。余計な物がないと汚れやカビの早期発見につながります。

⑤ キャスター付きの洗濯機台を使用する

水漏れすると床が水浸しになってしまうというデメリットもありますが、掃除のしやすさ・通気性の維持に関してはキャスター付きの洗濯機台を使用することも一つの方法です。洗濯機をまるごと簡単に移動させられるため非常に掃除がしやすくなります。

⑥ 汚れは消毒用エタノールで拭き取る

目についた埃や汚れ、柔軟剤や洗剤のべたつきはすぐに拭き取りましょう。水拭きでもよいですが、殺菌・防カビ効果のある消毒用エタノールでの拭き取りがおすすめです。揮発性があり水のように蒸発するまで残るということもありません。また、カビ取り方法のところでお伝えした、カビ取り業者が出している家庭向けの防カビ剤もおすすめです。カビ取り剤だけでなく、消毒用エタノールのように簡単に殺菌・防カビできるアイテムも取り扱っているのでそういったものを使ってもいいでしょう。

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4.洗濯機置き場のカビが広がり過ぎて自力では無理!という場合

洗濯機置き場のカビを、自力で何とか取ってはみたものの、再発を繰り返してしまう、天井や床などにカビが広がってしまい、壁紙の内側にカビが繁殖し剝がれて始めている...

このような場合には、カビ取りの専門業者に依頼して、カビ取り施工と壁紙の貼り換え等リフォーム工事をされることをおすすめします。

ハーツクリーンでは、カビ取り4000件の実績から、カビの原因調査、カビ取りプラン、独自のカビ取り剤による施工、再発を防ぐ防カビコーティング加工を行うことで、カビのお悩みとしっかり向き合っていきます。

カビをそのまま放置すると、ランドリールーム全体にカビが広がり、カビ被害がさらに大きくなる可能性もあるので、取り返しのつかない事態になる前に、お早めにご相談ください。

→カビ取り無料カウンセリング

5. まとめ

今回は洗濯機置き場や裏の壁にカビが生える原因とその対処法についてお伝えしてきましたが、まとめると

● 洗濯機置き場の壁のカビ取りには塩素系(酸素系)漂白剤や壁紙用カビ取り剤を使用する

● カビの状態がひどいようであればカビ取り業者に依頼する

● 洗濯機置き場のカビの主な原因は汚れの蓄積と通気性の悪さ

● 洗濯機置き場の近くに浴室や洗面所があり湿度が高くなりやすいこともカビの原因になる

● 洗濯機置き場や裏の壁のカビを防ぐには、洗濯機と壁の間に隙間を作る、キャスター付きの洗濯機台を使うなどして風通し良く掃除のしやすい環境を作る。気づいた汚れは水や消毒用エタノールで拭き取る。

● カビ取り業者が独自に開発した家庭向けの防カビ・カビ取り剤もおすすめ

となります。カビに気づけず手遅れになってしまう前に、日常のちょっとした工夫でカビの生えない環境を作っていきましょう。

<参考>

文部科学省 カビ対策マニュアル