ウエスタンブーツのカビ取り方法

ある日、ウエスタンブーツを下駄箱から出してみたらカビが発生していたということはありませんか?

皮革製品は全く手入れをしないことによって革独特の良さが出たり、そういったウエスタンブーツの方が好みという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、カビが生えているとなるとせっかくのブーツも台無しになってしまいますよね。

気に入ったウエスタンブーツと長く付き合っていくためにもカビが発生しないように少しの工夫と習慣でカビを予防していきましょう。

ウエスタンブーツってなに?

ウエスタンブーツはカウボーイ達が履いていた乗馬用ロングブーツのスタイルで、鐙に足を入れやすいようにつま先が尖り、トップエンドの左右が半円形になるように切り込みが入れられているのが特徴です。

ウエスタンブーツは派手なステッチが施され、見た目の美しさや高級感があり、様々なデザインで鮮やかにデコレーションされたものが多いです。

ウエスタンブーツは基本的には牛革で作られていることが多いですが、爬虫類革とも呼ばれるウロコ模様のエキゾチックレザーや合成皮革などが使用されているものもあります。

ウエスタンブーツにカビが発生する原因とは?

カビは湿度60%以上、温度20℃~30℃、栄養源があるという条件がそろう場所であればどこでも発生します。

履いたあとのウエスタンブーツはホコリ、砂や泥、汗、皮脂といった汚れが付着します。

これらの汚れはカビにとって栄養源となるのです。

また、雨に濡れたり、下駄箱内の湿気が多いと湿度が上がり、カビが発生する条件がそろいます。

雨で濡れてしまったり、長年履かずに下駄箱にしまったままで久しぶりに履こうと出してみたらカビが生えていたということはよく耳にします。

ウエスタンブーツに発生したカビが白色や緑色のカビの場合には問題なく回復させられる可能性が高いのですが、黒カビや赤カビの場合にはカビの痕跡がウエスタンブーツに残ってしまう場合もあります。

皮革製品は性質上カビが発生しやすく、ケアやメンテナンスがとても大切です。

カビが発生する前に予防してウエスタンブーツを末永く愛用していけるようにしましょう。

ウエスタンブーツのカビ取りで絶対やってはいけないこと

ウエスタンブーツはカビが発生してもお風呂や台所で使う塩素系のカビ取り剤は使用することができません

塩素系のカビ取り剤をウエスタンブーツに使用すると、革が色落ちしてしまうので絶対に使用しないでください。

ウエスタンブーツに生えたカビの落とし方

用意するもの

  • 皮革製品用のカビ取りスプレー
  • 綿クロスや化粧用コットンパフ(着古した綿Tシャツ等でも可)
  • 新聞紙

①新聞紙などの汚れても良いものを敷き、綿クロスに皮革製品用のカビ取りスプレーを染み込ませます。

②カビが生えた部分を拭き取っていきます。

③カビが生えた部分以外にも全体に皮革製品用のカビ取りスプレーを吹き付けます。

④直射日光を避け、風通しの良い場所でブーツをしっかり乾燥させます。

※注意点※

ブーツに発生したカビが黒カビや赤カビの場合には痕跡が残ってしまうことがあります。

カビ取りに使用した綿クロスはカビが付着していますので、他の物に使用するとカビが発生してしまう原因となります。

カビ取りが終わったら処分するようにしてください。

消毒用アルコールはカビの状況や革のコンディションによっては色落ちが生じる場合があります。

色落ちしてしまった場合には色付きの乳化性クリームを使用することで回復させることができます。

ブーツを乾かす際には直射日光に当てると革が変質してしまったり、変色してしまうこともあるので日陰に干しましょう。

塩吹きの落とし方

ウエスタンブーツを雨の日に履いたあとに履きジワ周辺に白い粉状のものがついていてびっくりすることがあります。

これは、「塩吹き」と呼ばれる現象で、革に含まれていた汗や革をなめした際に残っていた塩分が雨水によって出てきたものです。

カビと間違えやすいのですが、カビと違って臭いがすることはありませんし、比較的簡単に除去することができます。

用意するもの

  • 靴用クリーナー
  • 布や化粧用コットンパフ
  • 乳化性クリーム
  • 歯ブラシ
  • ブラシ

①通常のお手入れと同じように布や化粧用コットンパフにクリーナーを染み込ませ、塩が吹いた箇所だけでなくブーツ全体を拭きます。

②乳化性クリームの歯ブラシにつけてブーツに塗ります。

③ブラシを使用してブラッシングをして布または化粧用コットンパフで乾拭きします。

※注意点※

乳化性クリームは塗りすぎに注意し、なるべく薄く塗るようにしましょう。

エキゾチックレザーのメンテナンス方法

エキゾチックレザーとは、爬虫類革のことで

爬虫類革は牛革などの他の皮革類よりもさらにデリケートな素材です。

そのため、爬虫類革に使用できるケアグッズであれば、他の皮革製品や布やナイロン等にも問題なく使用することができます。

エキゾチックレザーは貴重なため、ウエスタンブーツの一部の素材がエキゾチックレザー、その他の部分は他の素材が使用されているというものもあります。

部分ごとに使用するクリーム等を変えるというのは大変なので、デリケートな素材を基準に考えてケアグッズを使用するのがおすすめです。

新品のウエスタンブーツを履く前にしておきたいケア

ウエスタンブーツはどんなに高級な良い物でもケアを怠るとあっという間に傷んでしまったり、カビが生えてしまうことがあります。

履き始めてからのケアを少しでも省き、汚れに強いものにするためにも事前にケアをしていきましょう。

1、全体をブラッシングしましょう。

ブラシを使用して全体を軽くブラッシングし、ホコリを取り除きましょう。

2、乳化性クリームを塗りましょう。

乳化性クリームをクロスに取り、全体に塗り込んで保護膜を作っておきます。

クリームで油分を補うことによって革本来のしっとりした質感がよみがえります。

クリームが多すぎてもシミの原因となりますのでつけすぎには注意しましょう。

塗り終わったら全体を乾拭きしましょう。

3、防水スプレーを吹き付けましょう。

最後は防汚対策も兼ねて防水スプレーを吹き付けましょう。

防水スプレーは換気された屋外などで使用し、ブーツから20~30cm離してまんべんなくかけるようにしましょう。

■関連記事■ブーツのカビ取り方法

ウエスタンブーツのカビ予防方法

1、同じウエスタンブーツを連続して履かないようにしましょう。

人が1日靴を履いていると、靴の中でかく汗の量はコップ1杯分にもなります。

これは1日ではとても乾かない汗の量です。

そのため、湿気をとばしてから履くためにも1日履いたら最低でも1~2日休ませるようにしましょう。

2、ウエスタンブーツの汚れを早めに取り除きましょう。

ウエスタンブーツについた汚れはカビの栄養源となってしまいます。

ウエスタンブーツを履いたら帰宅後にホコリや汚れを取り除くことでカビが発生するリスクを大幅に抑制することができます。

3、ウエスタンブーツはよく乾かしてから収納しましょう。

ウエスタンブーツを履いて脱いですぐに下駄箱などに収納してしまうと、汗などの湿気がこもってしまいカビが発生しやすくなります。

また、脱いですぐにしまうと下駄箱にカビが発生する原因にもなってしまうので注意が必要です。

ウエスタンブーツを履いたあとは最低でも1日は風通しの良い場所に置いてから収納しましょう。

シューツリーを入れるのも1日湿気をとばしてからにし、シューツリーは表面にニスが塗られていない木製のものがおすすめです。

4、雨や雪の日に履いたときはより丁寧なケアを!

雨や雪の日に履いたウエスタンブーツは通常よりも多くの湿気を含んでいます。

いつもよりも念入りに乾燥させる必要があります。

ウエスタンブーツの内部まで濡れてしまった場合には、内側に丸めた新聞紙を詰めて、ブーツの下にも新聞紙を敷き、ヒールの部分を上げて置きましょう。

さらにびしょびしょに濡れてしまっている場合には新聞紙で丸ごとブーツを包んでしまうという方法もあります。

気を付けていただきたいのが、早く乾かそうとしてドライヤーの熱風を使用しないようにしましょう。

熱で革が変質してしまうと元に戻らなくなってしまいます。

ドライヤーを使用する場合には冷風を使用しましょう。

5、長期間しまったままにしないようにしましょう。

長期間ブーツをしまったままにしていると、カビが発生していた場合に気づくのが遅くなってしまいカビが大繁殖!なんてことも…。

1か月に1回ぐらいは履くようにしたり、履かないときでも定期的なケアをすることでカビを予防しましょう。

また、購入したときについてくる箱にブーツを収納するのは通気性が悪くカビが発生する原因となります。

箱から出して重ねずに収納するようにしましょう。

6、下駄箱の換気をしましょう。

下駄箱の中に湿気をためないように心がけ、下駄箱を閉め切ったままにしないようにしましょう。

1日に10分程度、下駄箱の扉を開放するだけでもカビ予防になります。

例えば、朝起きたら下駄箱を開放し、出かける際に閉めるなど少しの工夫でカビを防ぐことができます。

7、下駄箱の除湿対策をしましょう。

下駄箱のすのこや新聞紙を敷いたり、除湿剤を使用して湿気を減少させるとカビ予防に効果的です。

新聞紙や除湿剤は湿気を吸ったら新しいものに定期的に交換するようにしましょう。

■関連記事■靴箱のカビ対策

専門店にクリーニングに出しましょう。

ウエスタンブーツを長く履いていきたいのであれば、カビの状況が深刻になる前に専門店にクリーニングを依頼することも検討しましょう。

カビの状況が悪化すればするほど、費用もかさんでしまったりカビの色素が浸透してしまい元のような状態に戻せなくなる可能性もあります。

ご自身ではカビ取りが難しかったり、自信がない場合やなかなか時間がないという場合には専門店に依頼するのが安心です。

また、専門店ではクリーニング以外にもウエスタンブーツの修理や交換、リカラー等も行っているところもあります。

いずれの場合にもカビや破損の進行の度合いによって費用が高くなってしまうので早めに対処するようにしましょう。

まとめ

・ウエスタンブーツのカビの原因は湿気と汚れです。

・ウエスタンブーツのカビは皮革製品用のカビ取り剤を使用しましょう。

・長期間しまったままにせず定期的に履くこともカビ予防になります。

・下駄箱の掃除や換気と除湿対策をしましょう。

・専門店にクリーニングに出すのが安心です。

<参考文献>

・高橋矩彦『ブーツ完全マニュアル』2011年、スタジオタッククリエイティブ

・髙橋矩彦『革のリペア&メンテナンス』2010年、スタジオタッククリエイティブ

・上田哲司『紳士靴完全バイブル』2019年、ナツメ社

・飯野高広『大切な靴と長くつきあうための靴磨き・手入れがよくわかる本』2017年、池田書店

・一間堂株式会社『モノ・メンテナンス』2016年、実業之日本社

・風早健史『男のレザーグッズ・メンテナンスBOOK』2010年、成美堂出版

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