ゴキブリの種類と退治する方法とは?!
大っ嫌いな害虫ナンバーワンの「ゴキブリ」
温かくなる時期、キッチン回りやお風呂場で黒く光る物体を見て悲鳴を上げる
「きゃ~!!!!ゴキブリ!!!!!」
ゴキブリは動きも見た目も全て気持ち悪く、想像するだけでゾッとしますよね。
中には”ゴキブリが出たらもう部屋で寝られない”という人もいます。
そこで、今回はゴキブリの種類と生態そしてゴキブリが二度と発生しないようにする方法をまとめてみました。
ゴキブリなど害虫の発生とカビの発生は関係している部分も大きいのでカビが気になる方も是非参考にしてみてください。
目次
なぜゴキブリは嫌われるの?!
ゴキブリはまず見た目が生理的に気持ち悪いだけでなく、あの俊敏な動きも嫌われる特徴の1つです。
また、ゴキブリ自体も配管や下水道、天井裏など清掃の行き届かない”汚い部分”で生活している為
- サルモネラ菌
- 大腸菌
など、不衛生さを代表する菌をまき散らしている可能性があるのです。これが「ゴキブリがいると汚い」と言われる理由なのです。
ゴキブリの種類は大きくわけて2つ!
私たちの生活圏内で恐らく出会うであろうゴキブリの種類は大きくわけて2種類です。
1つは、よくお家とかで見られる黒くてツヤツヤした大きめのゴキブリ…その名もクロゴキブリ
そして、もう1つは飲食店などで見る小さくて茶色い赤ちゃんのようなゴキブリ...チャバネゴキブリです。
では、あまり知りたくはないかと思いますが退治するためにざっくりと奴らの特徴を挙げていきたいと思います。
クロゴキブリの特徴
クロゴキブリは、体長約3cm程度で日本の家屋で最もよく見られるゴキブリです。
動きが素早く、屋外でも冬を越すことが出来る頑丈な肉体を持っています。
卵は約1ヶ月くらいでふ化しますが、成虫の寿命は7,8カ月ほどです。
1回の産卵で20~30匹ほど産むそうです。またクロゴキブリの特徴として
「飛ぶ」ことが挙げられます。あ~、気持ち悪い!!!
もうこの記事を書いているだけで身体がかゆくなってきました。
チャバネゴキブリの特徴
さて、次に飲食店などで多くみられる茶色くて小さいゴキブリが”チャバネゴキブリ”という種類のゴキブリです。
体長は1cm~1.5cmほどと小さく、クロゴキブリの赤ちゃんと見分けは付きにくいと言われています。
このチャバネゴキブリの特徴としては「繁殖力が異常に高い」ということです。一回の出産で30~40匹ほど産み
さらに月に1,2回出産するそうなので、多いと毎月80匹ほど産むという計算です。
さらに生まれた赤ちゃんゴキブリが出産していく…と考えると、とある飲食店では害虫駆除をした後になんとチャバネゴキブリが1万匹も見つかったそうです!!またもや体がかゆくなってきました。
つまり、大事なことはそもそも「ゴキブリを発生させない環境づくり」ということなのです。
また、ゴキブリが発生しやすい環境とカビが生えやすい環境は相関性があるので、ゴキブリ対策を行う事で間接的にカビの発生も抑えることが出来ます。
ゴキブリの習性
では、早くゴキブリを撃退する為の方法を書きたいのですが、ゴキブリをやっつける為にもう少し奴らの習性を知って頂きたいと思います。敵に勝つには敵を知る!!これは非常に大事なことです。
ゴキブリの習性
①夜行性
ゴキブリは夜行性なので、夜になって動き出すという習性があります。また日中は配管や下水管
また冷蔵庫の裏など暗い部分に潜んでいます。その為、日中に掃除する場合にはこれらの光が当たらない部分も念入りに清掃しておく必要があります。特に
- 「コンロ裏の食べかす」
- 「食品庫の食品カス」
- 「キッチンの水はね」
などはどれもゴキブリの大好物です。これらをしっかりと毎日掃除しておきましょう。
②嗅覚が凄まじい
また、ゴキブリは数十メートル離れていても好きな食べ物の香りがあると嗅ぎ分けてくる習性があります。
その為、食べかすをふき取った後はアルコールスプレーなどで、しっかりと消臭しておくことをおススメします。
③フェロモンで集まる習性がある
また、ゴキブリは同じ種族同士で集団行動する特徴があります。
「ここに食べ物いっぱいあるよ!」という情報をフェロモンで発信するので、1匹のゴキブリでも仲間が集まってくる恐れがあるのです。また、ゴキブリ自身だけでなくゴキブリのフンにも仲間を呼び寄せるフェロモンが含まれていると言われています。
つまり、大事なことはここでも「こまめな掃除」なわけです。おびき寄せる食べ物を残さないこと、そしてゴキブリのフンを素早く掃除してふき取ることを意識しましょう。
④狭い場所が好き
また、ゴキブリは狭い隙間が好きと言われています。1~5mmくらいの幅がちょうど好きだそうです。
つまり、家具と家具や家具と壁の隙間を完全に閉じるか、逆にしっかり開けて隙間を大きく作る方がゴキブリ対策には有効だと言われているのです。
ここでも通気性を良くしてこまめに掃除をするというのがゴキブリ対策のポイントとなります。
ゴキブリが好きな食べ物
では、ここでゴキブリが大好きな香りをご紹介します。これらの食材を使用した後は充分に後片付けするようにしましょう。
- 玉ねぎ
- 牛肉
- 山椒
- 八角
- チーズ
- 油
- 砂糖
ゴキブリはこってりとした油っぽい食品や甘いものが好きなようです。
しかし、ゴキブリは人間の髪の毛でさえエサにできる生き物なので、やはりここでも清掃が重要になってきます。
ゴキブリを全滅させて寄り付かないようにする方法
さて、ここで本題です!今家にいるゴキブリを全滅させて家に寄り付かないようにする方法として
最も速効性があるのが「燻煙殺虫剤」です。
火災報知器などの反応が怖い場合は、霧タイプなどもあるのでそれを使用しましょう。
燻煙殺虫剤を使用する際は
- 家じゅうの窓を閉め切る
- 食器や衣類などを全てビニール袋に入れて扉や引き出しは開ける
- 燻煙終了後は、よく換気をして食器類をしっかりと洗剤で洗う
です。燻煙自体よりも後片付けの方が大変ですが、燻煙してからゴキブリを一切見かけなくなったので
かなりおススメの方法です。害虫駆除業者によると「まだかえっていない卵も絶滅させる為、2週間後にもう一度行う」と良いそうです。
バルサン ワンタッチ 煙タイプ
出典: Amazon
家じゅうの隙間を防ぐ
また、燻煙殺虫剤で現在いるゴキブリを退治したからといって安心してはいけません。燻煙した直後はゴキブリを寄せ付けない効果もありますが、効果が切れるとまたゴキブリが外部から侵入してくる恐れがあります。
その為におススメなのが「家じゅうの隙間を埋める」ということです。例えば
- 網戸が壊れていたら修理する
- 玄関のドアの隙間をテープで埋める
など、今日からでもすぐに出来ることなので、夏に大量発生する前に対策しておくことをおススメします。
300円くらいの”すきまテープ”を玄関の入り口部分に貼るだけでも効果絶大だったので、毎年ゴキブリが出る方は是非試してみて欲しいです!
ゴキブリが嫌う薬剤を配置する
ブラックキャップなどお馴染みのゴキブリ避けも上手に使うと効果的です。ゴキブリよけを置くことで、今いるゴキブリが死に、さらに外からもゴキブリが侵入しにくいバリアを張ってくれます。
燻煙殺虫剤で一通り殺虫した後で、再びゴキブリが侵入しないように置くと効果アップします。
殺虫剤は燻煙処理をしたあとで使うと良いでしょう。
まとめ
ゴキブリの種類や習性、また退治方法についてまとめてみましたが
どれも実際に私がやってみて効果が出た方法です。築年数が古く、ゴキブリが発生しやすい住環境でも
ちょっとした工夫と対策でゴキブリを発生させないようにすることが出来ます。
しかし、何よりも大事なことはカビ対策と同様「こまめに掃除すること」です。
掃除をして、アルコールで食べ物のニオイを消して、二度とゴキブリが来たくなくなるような家にしましょう。