お掃除は上から下へを意識して梅雨時期のカビ予防を!
梅雨入りすると、曇りや雨の日が続き、室内もジメジメと湿気が高くなります。そうすると気になるのがカビ。日ごろのお掃除でもカビ予防を意識した方法を取り入れる必要があります。
実際に、梅雨時期はカビがあっという間に広がりやすく、放置すると一部のカビが部屋一面に...ということも多くあります。
そのためにも、この時期は特にカビ対策を意識して、お掃除しましょう。そのために今日からできるカビ予防のお掃除のポイントをご紹介していきます。
目次
カビを防ぐお掃除も上から下へ
普段、皆さんはどこからお掃除を始めているでしょうか。
- とりあえず掃除機から
- 布製品を全て洗濯してから、拭き掃除を
- まずはフローリングワイパーで落ちた汚れを取ってから
- 朝食の食器洗いをしてキッチンまわりから
- 窓から
- 水回りから
など、おうちによって色んな手順があるかと思いますが、カビ予防という観点ですと「上から下へ」お掃除するのがおすすめです。よく、ホコリが落下するから上から下と言われていますが、これはカビ予防という意味でも理にかなっていたのです。
なぜ上のカビ対策が大事なのか
どうして、上から下へという手順でカビ対策するのが重要かと言いますと、ホコリと同じでカビも胞子が重力に伴い落下するからです。
例えば、お風呂に入っていると、天井の端っこにポツポツとカビが生えているのを発見したという経験はないでしょうか。この天井のカビを「まだ一部だから」とそのままにしていると、いつのまにか浴室の壁や床全体のカビの原因となるのです。
毎回天井を掃除するというのは難しいかも知れませんが、定期的に上の部分のホコリを取り除いたり、フローリングワイパーや柄付きスポンジを使って、カビ予防しましょう。
おすすめのお掃除アイテム
カビ予防におすすめのお掃除アイテムは以下の通りです。
- 柄付きスポンジ
- はたき
- フローリングワイパー
- 脚立
- 消毒用エタノール
- 次亜塩素酸水
- 逆性石けん
- 重曹水
- 雑巾
天井や高い部分のホコリ、汚れはフローリングワイパーや柄付きスポンジなど柄の長いものを使って取り除いていきます。高い部分のホコリを取り除く際には、マスクを必ずしてホコリやカビを吸い込まないようにしましょう。
次に、余裕があれば防カビのための液剤を塗布していきます。消毒用エタノールや次亜塩素酸水、水で希釈した逆性石けんなどは防カビ・除カビ効果もあるため、定期的に塗布することで防カビしていきます。お風呂など結露が発生しやすい部分の天井などは、結露をこまめに取り除き、最後に仕上げとして、消毒用エタノールなどを塗布しましょう。
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浴室の防カビのために燻煙タイプの防カビ剤を使うのもおすすめです。
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梅雨時期のカビ対策お掃除手順
では、湿気の多い梅雨時期にカビの発生を防ぐためのお掃除手順です。
①換気
まず、換気をしていきます。雨の降っている日は換気扇やサーキュレーターを回して換気をしましょう。
②物を片付ける
物が所狭しと置かれている状況では、湿気やホコリが蓄積しカビが発生しやすい環境になります。まずは床に置いているものから片づけていきます。物がスッキリするだけでもカビ予防になります。大きな家具を壁にぴったりくっつけている場合は、少し壁から離してスキマを作ることで通気性を上げます。
③ホコリや水滴の除去
窓や天井、壁に結露が生じている場合には雑巾で拭き上げます。この際も順番は天井→壁→床のように「上から下へ」を意識しましょう。また、サーキュレーターを当てて乾燥させましょう。ホコリに水気が溜まるとカビの原因となるため、壁や天井にフローリングワイパーを使ってホコリを除去していきます。
④液剤で防カビ
ホコリや汚れを取り除いた後は、消毒用エタノールや次亜塩素酸水、うすめた逆性石けんなどを使って除カビ・防カビしていきます。これらは殺菌効果があるため、表面にうっすら生えた程度のカビであれば除去することができます。
ただし、カビの色素が沈着していると、これらでは漂白ができません。漂白する場合には漂白剤を使う必要がありますが、広範囲に広がってしまっている場合には、カビ取り業者へご相談ください。
⑤乾燥
液剤を塗布した後、水気が残っているようであれば乾いた雑巾などで拭き上げ、乾燥させます。
このように手順としては、換気、片付け、汚れの除去、液剤塗布、乾燥という流れで行いカビを防ぎましょう。
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カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。
そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため壁や家具のカビ取りにも使用できます。
梅雨時期のカビ対策ポイント
また、梅雨時期は掃除をしたくても室内に部屋干し中の洗濯物が溜まっていたり、雨で換気できなかったり、なかなか難しいこともあるかも知れません。そこで、梅雨時期に注意するカビ対策のポイントを解説していきます。
①寝具は使用後乾燥させる
ベッドマットレスの場合は、立てかけて乾燥させるようにし、お布団の場合はすぐに押入れにしまわずに、湿気を逃してから収納するようにしましょう。定期的に布団乾燥機を使って除湿するのもおすすめです。
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②部屋干しの際はサーキュレーターの風を当てる
洗濯物がなかなか乾きにくいため、生乾き臭が気になる方も多いかと思います。部屋干しのし過ぎは室内の湿度が上がりカビの原因となるため、なるべく早く乾燥させるようにしましょう。そのために、サーキュレーターや扇風機を使うのがおすすめです。
また、衣類にも雑菌が繁殖してニオイが気になる場合には
- 酸素系漂白剤
- 重曹
を洗濯時に加えて洗濯をするか、洗濯前に逆性石けんで30分ほどつけて消臭するのもおすすめです。お湯洗い可能な洗濯機の場合は、60℃程度のお湯を入れて洗濯することで消臭できます。それでも生乾き臭が取れない場合には、洗濯槽自体のカビが原因の場合もあるため、定期的に洗濯槽の除カビ作業を行いましょう。
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③除湿機を設置
室内の湿度が高い時には、除湿機を置くことでカビを防ぎましょう。また除湿機のフィルターもこまめに掃除して、ゴミを溜めないように注意します。
④濡れた靴や傘は水気を切ってから室内へ
雨に濡れた靴、傘、レインコートなどはそのまま収納すると靴箱や玄関のカビの原因となります。水気を拭きあげるか、乾燥させてから収納するようにしましょう。靴乾燥機などを使うのもおすすめです。
天井や壁の高い部分にカビが生えてしまったら
梅雨時期は、湿気が多いため、放置するといつのまにかカビが家中に広がっていた!ということも多くあります。また、天井や壁の高い部分にカビが広がっている場合、自力で除去するとケガの原因となることも。
- 自力では難しそう
- 高い部分に広がってしまった
- 壁紙の張り替え等工事も検討している
という場合には、早めにカビ取り業者へご相談ください。特に梅雨時期はカビの相談が多くなるため、カビが広がって取り返しのつかないことになる前に、お早めにご連絡ください。
まとめ
カビ対策のためにも、お掃除をする際には上から下へを心がけましょう。
梅雨時期は、放置するとあっという間にカビが広がるため、こまめにお掃除と除湿をしてカビを防ぐことが大切です。
天井や壁の高い部分にカビが広がってしまうなど、自力での除去が難しい場合には、早めに業者へご相談ください。