排水口のフタのカビを簡単に除去する3つの方法

キッチンの排水口のフタはカビやすい!知らぬ間にすぐカビが生えて異臭の原因にも?!

キッチンで食器洗いをした後、最後に残るのは排水口の掃除ですよね。生ごみを捨てようと排水口のフタを外すと…カビだらけに


ということはありませんか?!特に、生ごみをちゃんと除去しきれずに食べかすが残った排水口や梅雨時期の湿気が続くシーズンはあっという間に排水口やフタもカビてしまいます。そこで、今回は排水口や排水溝のカビをすぐに除去する3つの方法をお伝えしたいと思います!

どうして排水口やフタにはカビが生えやすいのか

まず、キッチンの排水溝(排水口)やフタがカビやすい理由を説明する必要があります。そもそもカビの増殖条件は
1:温度(特に30℃前後)
2:水分
3:栄養分
なのですが、キッチンの排水溝にはこの条件が揃っているのです。カビたちにとってキッチンまわりは最高の条件なのです。

排水口の生ゴミ、しっかり除去していますか?!

ちゃんと生ゴミを毎日綺麗に除去していますか?!しっかりと捨てたと思っていても、網目の間にまだ食べかすなどが残っていて取り切れなかったこれらの生ごみを栄養素として、カビはどんどん増殖していくのです。

カビを取る3つの方法

では、さっそくですが排水口やフタのカビを除去する3つの方法をご紹介します!今回はカビの酷さ(難易度)によって分けておりますので、自宅にあるものやカビの範囲などからご自分で判断して取り除いてくださいね。

①アルコール(カビの酷さ度★)

まだカビがそこまで大きく広がっていない場合や、予防目的の場合は「アルコール消毒」すると良いでしょう。

70%濃度のアルコールがおススメです。パストリーゼは77%濃度のアルコール消毒液で、カテキン配合なので除菌効果もあります。アルコール濃度は濃ければ濃いほど良いのではなく、実は70%前後の濃度がもっとも効果が高いと言われています。また、アルコールのカビ除去効果は水に濡れることで軽減しますので、一度布やクッキングペーパーで水分をふき取った後の排水口やフタに吹きかけると良いでしょう。

カビの色素が沈着してしまっている場合は、アルコールで除去しきれない場合がありますので、除去しきれなかった場合はSTEP2か3へ進みましょう。

健栄製薬 消毒用エタノールIP

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②重曹×お酢(カビの酷さ度★★)

続いて使用するのが、鍋の焦げとりや柔軟剤代わりに使用できる「重曹」に食用の「お酢(クエン酸)」を組み合わせたワザです。

重曹=炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)です。これにお酢の中に含まれるクエン酸(C6H8O7)を組み合わせることにより、二酸化炭素(CO2)が発生するため、そのシュワシュワ=発泡成分により排水溝のドロドロと一緒にカビも除去しやすくしてくれます。またクエン酸には殺菌効果があるため、同時にカビも殺菌できるという原理です。特にこの「重曹」と「お酢」(クエン酸)の方法は手荒れが気になる方におススメの方法ですね。

注意点:お酢を使用する際にはシンプルな米酢、玄米酢、穀物酢を使用すること。砂糖入りの寿司酢などは×

レック 激落ちくんの重曹

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レック クエン酸の激落ちくん

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③塩素系漂白剤(カビの酷さ度★★★★★)

さてもっとも強力に排水口やフタのカビを取り去りたい場合には「塩素系漂白剤」で消毒するという方法がおススメです。塩素系漂白剤というとキッチンハイターなどのことですね。この塩素系漂白剤は市販のカビ取り剤にも含まれる成分ですので、カビキラーカビハイターのようなスプレー式のものでも、キッチンハイターのような液状のものでもどちらでも構いません。

使い方は、排水口やフタに生えたカビ部分にこれらの液を吹きかけて数十分ほど待つだけです。

(置き時間は、商品の用法を参照してください)

塩素系漂白剤のメリットは「漂白効果」があること。その為、排水口やフタに付着してしまったカビの色素まで綺麗に取り除きたい場合には、この方法が良いでしょう。

注意点:ただし塩素系漂白剤を使用する際にはとくに「換気」をしっかり行うこと。また、できれば手袋やマスクをして成分をできるだけ吸い込まないようにした方が良いでしょう。

塩素系漂白剤を吹きかけて、10分ほど放置した後、お水で洗い流すとここまで綺麗になりました!すごく手軽に出来るので、キッチンの排水口や排水溝のフタにカビが発生したら、ぜひお試しください。

ジョンソン カビキラー

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花王 キッチンハイター

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また、安全な液剤で徹底的にカビ取りしたいのであれば、カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターをおススメします。

こちらは水回りだけでなく、壁や家具のカビ取りにも使用できるので、一家に1つあると便利でしょう。

まとめ

一番大事なのはカビを発生させない環境づくり

さて、今回はキッチンの排水口や排水溝のフタに生えたカビを手軽にとう方法を3つご紹介しましたが、もっとも大事なことは

「カビが発生しないようにこまめに掃除をしておくこと」です。

キッチンだけでなくお風呂や壁にもカビ生えていませんか?!

カビが発生しやすいお家ということは…お家の全体的にカビが発生しやすい環境ということ。もし、今回ご紹介したキッチン回りだけでなくお風呂やお部屋にもカビが発生している場合は、もっとひどくなる前に一度カビ取りの専門家にご相談してみることをおススメします。

普段から換気をこまめに行い、生ゴミや水気、ぬめりが残らないように毎日キッチンまわりを清潔にしておくことを心がけましょう。