新築の家をカビから守るために知っておきたいこと

念願のマイホーム、しかも新築物件での暮らしなんて、一生のうちに何度も経験できることではありません。ピカピカのマイホームは清潔で気持ちの良いものです。

しかしそこでカビの増殖を許してしまったら、大切な家の資産価値を下げてしまうことにもなりかねません。

そこで、新築の家をカビから守るためにどのような点に注意しておくべきか、まとめてみました。
念願のマイホーム、しかも新築物件での暮らしなんて、一生のうちに何度も経験できることではありません。ピカピカのマイホームは清潔で気持ちの良いものです。しかしそこでカビの増殖を許してしまったら、大切な家の資産価値を下げてしまうことにもなりかねません。

そこで、新築の家をカビから守るためにどのような点に注意しておくべきか、まとめてみました。

新築なのに、カビが生えるのは異常?!

①新築の家に入居する前はどうだったか思い出せますか?

入居の時点で既にカビ発生に気づいたり、室内に湿気が多いなあと感じたことはありませんか?

実は建築工事ミスが原因で、カビが大発生ということも全く無いとは言えません。床下など目に見えない部分の調査は専門家でなければわからないことばかりですが、まずは室内を見回ってカビが生えていないか、原因は明白かどうかを考えてみましょう。

②生活のスタートがカビ増殖の原因かも

現代の住居は、防音、断熱効果が高く、災害にも強い構造に進化しています。古くなった家ならどこからか隙間風が入り自然換気になっている、なんてこともありますが、新築物件の場合そんなことはないでしょう。

人間が生活をすれば、キッチンや浴室は水蒸気で、寝室は呼気や寝汗で温度・湿度が逐一変化します。外部との温度差で結露する窓ガラス。そしてそれを覆うように取り付けたカーテン。水分を吸った敷物。付着していく汚れやホコリ。

新築住居では人間が生活を始めることで、カビの繁殖条件が急速に揃ってしまうとも考えられます。その場合、窓を開放したり換気扇を回しても、気密性の高い住居内部をくまなく換気するのは難しく、カビの増殖スピードが勝ってしまうのでしょう。

③カビの発生原因と条件

カビは「胞子」と糸のような「菌糸」から成り立っています。カビの胞子は空気中を浮遊しており、私たちの服に付着したり、換気のためにと開けた窓からも家の中に侵入してきます。

カビの胞子は、栄養源、水分、温度、酸素の4つの要素が揃うことで発育、根を張るように菌糸を伸ばして定着します。梅雨時期などカビの発育し最適な時期は1週間程度で多くの胞子を作り、これを周囲に飛散させることで、広範囲に増殖して行きます。

④住宅内部にはカビの栄養源がいっぱい

カビの栄養源は多岐にわたります。パン、菓子類などの食品、動物の皮脂汚れ、石鹸カスといったわかりやすいものから、接着剤・塗料・プラスチックの成分まで実に様々です。

さらに、乾燥している場所を好むカビもいます。

コンクリート、クロス、カーペット、畳などにカビがいると「なぜこんなところに?」「異常現象なの?」と不安になる気持ちもよくわかります。

実は特殊なカビが増えている、というわけではなく、カビは本来どんな環境下にあっても生命力が強く、繁殖力が強いものです。建築技術が進歩した今だからこそ、それを認識させられているだけなのかも知れませんね。

掃除したつもりでも逆効果?!間違いだらけのカビ対策

①実は間違いだらけの室内掃除

よくありがちな失敗例です。

・強すぎるカビ取り剤を使用した結果、水拭きを何度もすることになり、周囲を水浸しにした
・雑巾やスポンジで擦り過ぎて、建材や家具を傷つけた

これはカビ菌を周囲に飛散させ、傷跡という家を提供しているようなものです。

この場合は下記の対策が有効です。

・掃除は適量の洗浄液を使用し、室内を水浸しにしない
・汚れた雑巾を極力使用しない。最後の仕上げはきれいな布かペーパータオルを使用する
・洗浄した箇所は放置せず乾燥を見届ける

今までの何気ない掃除が、もしかしたらカビ対策には逆効果だったのかも?と、見直すことは大切なことです。

お掃除で水拭きをする際には、雑巾を固く絞り、水浸しないように注意しましょう。

②家の中には”カビ取り剤が使えない箇所”がたくさんある

カビ対策と言えば強力なカビ取り剤、と思われがちですが、使用上の注意に記載がある通り、どこでも使用可能なわけではありません。

  • 砂壁や布張りの壁
  • ホーローや金属製品
  • 木製品

なども、変色やサビの原因となるため塩素系のカビ取り剤が使用できません。

室内の掃除をしていると、「柱にカビが付いてる」「金属部分にカビが」「革靴にまでカビが!」など、いろんな「カビ取り剤では対処不能」な現象が出てきますが、市販のカビ取り剤を使用できないケースも多いのです。

塩素系のカビ取り剤が使用できない場合には、消毒用エタノール重曹水、日光消毒、熱湯消毒などを活用して素材にあったカビ取り方法を行う必要があります。

③住宅用の洗浄剤は”適材適所”が大原則

そこで活躍するのが業務用洗剤です。業務用といっても、今はインターネット通販で購入が可能です。内容量は多めですが、一般家庭向けにコンパクトなものもあります。

業務用洗剤の良い点は例えば「木部用」「壁紙用」「墓石用」などといった風に、使用する素材、部位に適した洗剤が用意されていることです。新築住居の場合は家を傷つけないという点でも、建材や設備に対してそれぞれに適した洗浄剤を選んで使用することをおすすめします。自身での判断が難しい場合には、カビ取り業者に相談してみるのも良いでしょう。プロの視点からしっかりと対策方法を提案してくれます。

かび取りのプロに相談する

新築をカビから守る為にスべきこととは?!

①湿気の多い場所、換気しにくい場所の特定と見張

新築の家を守るには、敷きっぱなしのカーペット裏、家具・家電の背後、シンクの下など、普段覗かないような場所も、気にかけて見回りすることが肝心です。

危険な場所を特定したら、すぐ対策を取りましょう。例えば、床や壁の通気を妨げている家具の位置変えをする、壁との隙間を広げて配置しなおす、防カビ効果のあるカーテン素材に取りかえるなどです。できることから行動開始していきましょう。

②定期的に防カビスプレーでコーティング

汚れやホコリを取ったあとは防カビスプレーでカビ予防をするとなおよいでしょう。ただし防カビ効果は次第に弱まっていきますので、定期的にスプレーしなおしましょう。

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出典:amazon

③エアコンの湿度機能やドライヤーをフル活用!

エアコンは暖房と冷房だけ、と思っていませんか?実は、気密性の高い新築の家では除湿機能も有効に働きます。常に除湿機能をONにしておけばカビに対してかなりのダメージとなるでしょう。

エアコンの無い部屋の場合でも、除湿剤を置いたり、壁との隙間や濡れた家具の木部にヘアドライヤーの風を当てて乾燥を早めることで、簡単かつ有効なカビ対策が可能です。もっとしっかり除湿したい場合には除湿機を設置すると良いでしょう。

また、倉庫や玄関、靴箱のようにエアコンを設置していない場所もあるかと思います。そのような場所には、サーキュレーターや扇風機、小さい除湿機などを活用して、湿気対策を行いましょう。

④結露はこまめに拭きあげる

室内の気密性が上がると、外気温と内気温の温度差により結露が生じてしまうことがあります。気密性の高い新築の家だからこそ結露が起こってしまうということもあるのです。

窓や壁などに結露が生じたら、そのまま放置するとカビの原因となります。そのため、結露はこまめに拭きとり水滴を残さないようにしましょう。

特に見落としがちな、窓枠やパッキン部分の結露は日ごろからこまめに拭きあげて、カビを防ぎます。また、カビが生えてしまったら、消毒用エタノールなどを使って早めにカビを除去しましょう。

水滴の除去、換気、掃除が新築の家からカビを守るポイントです。

ニトムズ 窓ガラス 結露防止シート

出典:amazon

まとめ

新築の家にカビが生えるには、立地や通風、構造上の理由なども関係していますが、家を長持ちさせるためには早めの対処が肝心です。

その為に大切なのは日ごろの

  • こまめな換気
  • こまめな掃除
  • こまめな除湿

です。
カビ対策は日常の見回りから始めて、すぐさま行動に移せる態勢を整えておきましょう。新築の快適さを長続きさせることは、資産価値を守ることにも繋がります。

また新築でも、カビが何度も生えてくる場合には早めにカビ取り業者へご相談ください。

ハーツクリーンでは、独自開発のカビ取り剤による施工防カビ施工を行うことで、カビの再発を防ぐためのサービスを提供しております。何度取っても再発するカビやカビ臭さが気になる場合など是非ご相談ください。

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