ベランダの人工芝にカビが!捨てるべき?!

人工芝は年間を通して生え変わりや枯れることがなく、日当たりにも左右されずに庭やベランダを緑のある環境に変身させることができます。

人工芝は天然の芝と違って草が伸びてきて芝刈りをするという必要も不要などメンテナンスがほとんど要らないというメリットがあります。

しかし、完全にメンテナンスをしなくても大丈夫というわけではありません。

汚れやゴミ、湿気などで人工芝にカビが発生してしまうことがあります。

人工芝にカビが発生すると、子供やペットなどに何か影響がないか心配になってしまいますよね。

今回はカビが生えた人工芝は処分した方が良いのか、なるべくコストを抑えて対処ができる方法があれば知りたいという声にお応えしていきます。

1.カビが生えた人工芝は捨てるべき?!

2.人工芝にカビが生える原因

3.人工芝の種類

4.人工芝のカビを取る方法

5.人工芝のカビ予防方法

6.人工芝の耐久年数

7.まとめ

1.カビが生えた人工芝は捨てるべき?!

人工芝にカビが発生した場合に、カビ取り方法はいくつか存在します。

カビを除去すればその後も人工芝を使用することはできますが、お子様やペットなどへの影響が心配になりますよね。

カビキラーなどの塩素系漂白剤を使用した場合には、すすぎ残しがないように人工芝をしっかりと水で洗い流せば問題はありません。

ジョイントタイプやマットタイプで一部分にだけカビが発生したのであれば処分して新しいものを購入するという方法でも良いでしょう。

2.人工芝にカビが生える原因

人工芝にカビが発生する原因は、湿気と汚れによるものです。

飲み物をこぼしてしまったり、鳥のフンなどが付着したままにしてしまう、植物の湿気が蓄積、裸足で踏むと皮脂汚れなども付きます。

特に梅雨の時期は高温多湿になることからカビが発生しやすくなります。

3.人工芝の種類

人工芝には絨毯のようなロールタイプと数枚を並べて敷くジョイントタイプのものがあります。

この2種類の人工芝では、ジョイントタイプの方が水はけが良いです。

しかし、広範囲に敷くとなるとジョイントタイプの方が費用がかかるため、ベランダなどに敷く場合にはロールタイプの方が良いでしょう。

人工芝には水を通すための穴が開いています。

この穴がたくさん開いているほど水はけが良くなります。

また、人工芝には防カビ加工や抗菌加工したものも販売されています。

防カビ加工や抗菌加工をしているものはカビが発生しにくくなりますが、全くカビが発生しないというわけではないので普段のメンテナンスも大切です。

人工芝の素材は樹脂なのですが、さらに細かく分けるとナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルデンなどがあります。

中でもポリエチレンは紫外線への耐光性や水はけが良いのでおすすめです。

ポリエチレンの人工芝は、野球のドームやサッカー場、ゴルフ練習場、プールサイドなどにも広く利用されています。

4.人工芝のカビを取る方法

人工芝のカビ取り方法は以下の4つがあげられます。

人工芝にカビが発生して間もない状態であれば、中性洗剤を使用して洗うだけでもカビを取ることができます。

次に、人工芝に発生したカビが白カビの場合には消毒用エタノールを使用してカビを取ることができます。

3つめに、人工芝に発生したカビが黒カビの場合にはカビキラーなどの塩素系漂白剤を使用してカビを取ることができます。

最後に、広範囲にカビが発生している場合などは業者に依頼する方法がおすすめです。

①中性洗剤を使用する方法

発生してから時間が経っていない軽いカビであれば中性洗剤を使用して落とすことができます。

布に中性洗剤を染み込ませて人工芝を拭きます。

拭き終わったら水で洗い流し、乾燥させましょう。

②消毒用エタノールを使用する方法

人工芝に発生したカビが白カビの場合や中性洗剤を使用してカビを除去したあとの除菌として消毒用エタノールを使用するとカビを予防する効果も期待できます。

消毒用エタノールであれば、お子様やペットにもやさしく安心して使用することができます。

③塩素系漂白剤を使用する方法

人工芝に発生したカビが黒カビの場合には塩素系漂白剤や市販のカビ取り剤を使用しましょう。

作業をする際にはゴム手袋を着用し、汚れても良い服装に着替えましょう。

人工芝の一部分にだけカビが発生している場合には、塩素系漂白剤を規定の量に希釈し、布などに含ませて拭き取る方法がおすすめです。

広範囲にカビが発生している場合には、スプレータイプのカビ取り剤を使用すると便利です。

どちらもカビが落とせたら水でしっかりと洗い流しましょう。

塩素系漂白剤やカビ取り剤は肌に付着すると肌荒れの原因となることがあります。

④カビ取り業者へ依頼する方法

カビ取り専門業者または人工芝の掃除を実施している業者へ依頼するという方法もあります。

人工芝の掃除を実施している業者の場合には、人工芝に溜まったゴミの掃除から寝てしまったパイルを起こす作業なども実施してくれます。

どちらの業者も実施する面積等で料金が変わってきます。

人工芝を敷いている面積が広くて自分で作業するのは大変という方や自分でカビを除去できるか不安という方は費用はかかりますが、業者に依頼してしまった方が安心です。人工芝の下のコンクリート部分にまでカビが広がって、自力で除カビしても再発を繰り返す場合には業者に依頼した方が良いでしょう。

5.人工芝のカビ予防方法

①定期的な掃除をしましょう。

人工芝はメンテナンスがほとんど必要ないものですが、全くしなくて良いというわけではないのです。

人工芝の穴が土や砂ぼこり、髪の毛、落ち葉などのゴミで詰まると見た目も悪くなり、水はけが悪くなります。

箒やデッキブラシ、掃除機やブロアーを使用してゴミを除去しましょう。

また、人工芝の上で飲食をした際に食品や飲料をこぼしてしまった際には、拭き取るか水で洗い流すようにしましょう。

②物を置いたままにしない。

人工芝の上に物を置いたままにすると、通気性が悪くなり湿気が貯まってカビが生えやすくなります。

また、重量のあるものを長時間置いておくと、人工芝が寝てしまい元に戻らなくなってしまいます。

定期的に移動させたり、デッキブラシを使用して人工芝のパイルを起こすようにしましょう。

③水はけが良い場所に設置する。

人工芝をベランダなどのコンクリートの上に敷く場合には、コンクリートの水はけを確認しましょう。

水たまりができてしまうなど水はけが良くない場合にはカビが発生しやすくなってしまうため、人工芝を敷くかよく検討しましょう。

④人工芝用の下敷きを使用する。

人工芝をコンクリートの上に直接置くと、湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。

そのような状態を防ぐために、人工芝用の下敷きが販売されています。

下敷きを使用することで水はけや通気性が良くなりカビを予防することができます。

6.人工芝の耐久年数

人工芝の耐久年数は、人工芝の種類や材質、設置する場所の環境によってさまざまですが、短いものですと2年で劣化するものから長いと10年~20年もつものもあります。

いずれにしても永久的に使用することができるものではないため、新しいものに買い換えることも必要になります。

7.まとめ

・人工芝にカビが発生しても落とす方法はあります。

・人工芝にカビが発生する原因は汚れやゴミと湿気によるものです。

・人工芝のカビを除去するには、度合いに応じて中性洗剤、消毒用アルコール、塩素系漂白剤を使います。

・人工芝のカビを予防するためには、除湿、清潔、通風がポイントです。

・人工芝には耐久年数があります。

<参考文献>

・本山卓彦ほか『トコトンやさしいプラスチックの本』2003年、日刊工業新聞社