歯ブラシケースのカビを発見してしまったら?!

職場や学校などで歯ブラシを携帯して食後に歯みがきをしている方もいらっしゃいますよね。

食後の歯みがきでリフレッシュしてお仕事や勉強を頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

そんな歯ブラシを携帯するための歯ブラシケースにカビが生えてしまった!ということはありませんか?

歯ブラシの衛生面には気を使っているけれど、歯ブラシケースまでは気が回らなかったという方もいらっしゃると思います。

歯ブラシケースの素材にはプラスチック、シリコン、布が使用されているものがあります。

原則として新品と交換されることをおすすめしますが、カビの発生を防ぐお手入れ方法など

歯ブラシケースにカビが発生する原因と対処法から予防法までをご紹介していきます。

1.歯ブラシケースのカビを発見したら

2.歯ブラシケースにカビが発生する原因

3.歯ブラシケースのカビ取り方法

3-2.塩素系漂白剤を使用する方法

3-3.酸素系漂白剤を使用する方法

3-4.熱湯消毒をする方法

3-5.消毒用エタノールを使用する方法

4.歯ブラシケースのカビ予防方法

5.歯ブラシケースの選び方

6.やってはいけない歯ブラシの除菌方法

7.まとめ

1.歯ブラシケースのカビを発見したら

歯ブラシケースにカビが発生したいた場合には、歯ブラシにもカビが発生していることがあります。

カビや雑菌が繁殖した歯ブラシは黒く汚れていたり、不快な臭いがすることがあります。

カビが発生した歯ブラシケースや歯ブラシを使い続けると、歯周病などの口腔トラブルを引き起こす恐れがあります。

そのため、歯ブラシにカビが発生していた場合には残念ですが処分し、新しいものを購入しましょう。

歯ブラシケースの場合には素材やカビの状況によってはカビを落として使用できるものもありますが、基本は新しい歯ブラシケースに交換されることをおすすめします。

2.歯ブラシケースにカビが発生する原因

歯ブラシを濡れたまま放置するとカビや緑膿菌などが繁殖します。

濡れた状態の歯ブラシやカビが発生した歯ブラシをケースに収納してしまうと歯ブラシケースにもカビが発生する原因となります。

歯ブラシは一見きれいなように見えても、食べかすや菌がたくさん付着しています。

特に歯ブラシの根元の部分は水分がたまって乾きにくいため、よく見ると黒くなっていたりすることがあります。これらを放置することで、カビの原因となります。

3.歯ブラシケースのカビ取り方法

歯ブラシケースにカビが生えた場合、新しいものと交換されることをおすすめしますが

やむなく、そのまま使用せざるを得ない場合の、応急処置として、対策方法をご紹介いたします。

歯ブラシケースの素材に種類や使用するものによってカビ取り方法が異なります。

家にあるもので簡単にできるものもありますので歯ブラシケースの素材に合わせて試してみてください。

3-2.塩素系漂白剤を使用する方法

プラスチック製の歯ブラシケースには、次亜塩素酸ナトリウムというキッチンハイターやキッチンブリーチなどの台所用の塩素系漂白剤を使ってのお掃除することができます。

カビを殺菌し、さらに漂白力もあるので歯ブラシケースをきれいな状態に戻すことができます。

カビはタンパク質でできているので、アルカリ性に弱いのです。

一般的なカビ取り剤は、強アルカリ性(次亜塩素酸ソーダと苛性ソーダを混ぜたもの)で、漂白剤でもあります。

そのため、殺菌効果と漂白効果があり、カビの汚れをきれいにしてくれます。

ハイターはすぐに洗い流すよりも数分程度、時間を置いてからの方がカビの根っこまで成分が浸透し、より効果的にカビを除去することができますが、しっかりと流水ですすいで成分を残さないようにしましょう。

★用意するもの

・塩素系漂白剤

・ボウルや洗面器

・ゴム手袋

①泡タイプの塩素系漂白剤は歯ブラシケースにスプレーします。

液体タイプの塩素系漂白剤はボウルや洗面器などの容器に歯ブラシケースと水を入れ、記載されている量に希釈します。

②2分放置したあとしっかりと水ですすぎ、キッチンペーパーやタオルで水分を拭き取り乾燥させます。

※注意点※

必ず換気をしながら作業するようにしてください。

塩素系漂白剤でプラスチックが劣化するおそれもあるので、塩素系漂白剤のパッケージの注意事項や歯ブラシケースに記載されている注意事項をしっかりと守ってカビに対処するようにしましょう。

次亜塩素酸ナトリウムは油やたんぱく質などの汚れと混ざると殺菌力が弱くなってしまうため、先にそれらの余分な汚れを洗浄した方が殺菌の効果を発揮させることができます。

注意点として、次亜塩素酸ナトリウムを酸性のものと混ぜると有害な塩素ガスが発生するため、「まぜるな危険」と表記がされています。

洗剤や殺菌剤などをまぜて使用するのは危険なのでやめましょう。

3-3.酸素系漂白剤を使用する方法

布製の歯ブラシケースにカビが発生した際には酸素系漂白剤を使用してカビを除去しましょう。

酸素系漂白剤は、粉末タイプと液体タイプに分けられ、液体タイプよりも粉末タイプの方が漂白力が強いです。

どちらのタイプも塩素系漂白剤より漂白力が弱いので、色柄ものの衣類にも使用することができます。

★用意するもの

・酸素系漂白剤

・ボウルや洗面器

・ゴム手袋

①まず最初に歯ブラシケースを普通に洗濯して汚れを落としておきます。

②ボウルや洗面器に歯ブラシケースを入れて、酸素系漂白剤と熱湯を入れます。

そうすると、酸素系漂白剤がシュワシュワと発泡します。

発泡しない場合には、熱湯の温度が低いか酸素系漂白剤の量が少ないかが考えられます。

この状態のまましばらく浸け置きします。

③2~3時間おいてカビが落ちていることが確認できたら完了です。

カビが落ちない場合には浸け置き時間を少し長くするか、この工程を複数回くりかえすことによって落ちる場合もあります。

カビが落ちたらしっかりときれいな水ですすいですみやかに乾かしましょう。

※注意点※

熱湯を使用するのでやけどに注意してください。

歯ブラシケースの素材によっては浸け置きのしすぎや熱湯により傷んでしまうものもありますので注意してください。

酸素系漂白剤を溶かした液に直接触れると、皮膚を傷める恐れがあります。ゴム手袋を着用してから行いましょう。

3-4.熱湯消毒をする方法

一般的に昔から広く使われてきたオーソドックスな殺菌方法のひとつが熱湯消毒です。

熱湯消毒の一番のメリットは、薬剤等を使用しないので、安心安全な点です。

ただし、熱湯を使用するので、やけどの危険性があり注意が必要です。また、この方法は陶器など耐熱性のものに有効な方法です。耐熱性のないケースにお湯をかけると変型する恐れがありますので、素材を確認してからお試しください。

★用意するもの

・熱湯

・ボウルや洗面器

①歯ブラシケースをボウルや洗面器に入れ、熱湯を入れます。

※注意点※

歯ブラシケースが耐熱性のあるものの場合にのみ行うことができます。

ボウルや洗面器も耐熱性のものを使用してください。

熱湯を使用するため火傷に注意してください。

3-5.消毒用エタノール(アルコール)を使用する方法

消毒用エタノールによる消毒もカビに効果的です。

消毒用エタノールは揮発性が高く、食品としても使われているので歯ブラシケースに残留したとしても心配なく、カビに対する作用も強いため使いやすい殺菌剤です。

★用意するもの

・消毒用エタノール(アルコール)スプレータイプが便利です。

①歯ブラシケースに消毒用エタノールをスプレーし、キッチンペーパーで拭き取り乾燥させます。

※注意点※

歯ブラシケースの汚れを落としてから消毒用エタノールを使用するようにしてください。

また、消毒用エタノールは水で薄まってしまっても殺菌力が弱くなってしまうので、必ず歯ブラシケースの水分を除去して乾燥させてから行いましょう。

4.歯ブラシケースと歯ブラシのカビ予防方法

歯ブラシは使い終わったら流水と指でしっかり洗い、濡れたままにせず清潔なタオルやキッチンペーパーなどで水気を拭いてしっかりと乾燥させてから歯ブラシケースに収納するようにしましょう。

歯ブラシのカビを予防することが歯ブラシケースのカビ予防にもつながります。

その1、歯ブラシ用の除菌器を使用する

紫外線を利用して3分で歯ブラシを99.9%除菌することができます。

充電式で持ち運びに便利なコンパクトなタイプの歯ブラシ除菌器も販売されていますので、お出かけ先や学校、職場での使用もできます。

その2、歯ブラシ用消毒液を使用する

歯科医が推奨している歯ブラシ除菌剤が販売されています。

歯ブラシだけでなく、電動歯ブラシヘッドやマウスピース、歯間ブラシ、舌ブラシの除菌にも使用することができます。

その3、歯ブラシと歯ブラシケースのこまめな交換

歯ブラシは1か月を目安にこまめに新しいものに買い替えるようにしましょう。

歯ブラシケースも手入れが面倒な方はこまめに買い替えてしまうのがおすすめです。

5.歯ブラシケースの選び方

歯ブラシケースはさまざまな材質やデザインのものが販売されています。

どれを使うのが良いか迷ってしまうことはありませんか?

歯ブラシケースと歯ブラシのカビを予防する上で重視したいことは歯ブラシケースの通気性です。

歯ブラシケースに通気のための穴が開いているタイプのものがおすすめです。

また、電池や充電をして除菌もできる歯ブラシケースも販売されています。

こちらは除菌もできて歯ブラシの携帯にも使用できるのでとても便利です。

一般的な歯ブラシケースと比較すると除菌ができる分お高くなりますが、一度購入してしまえば歯ブラシケースをこまめに買い替える手間やお金は節約することができます。

6.やってはいけない歯ブラシの除菌方法

その1、熱湯消毒

歯ブラシや歯ブラシケースは耐熱性でないものが多いため、熱湯消毒をすると変形したり、変質してしまうおそれがあります。

その2、漂白剤やハイター

台所用品の漂白剤やハイターはふきんやスポンジ、まな板、食器等の除菌に使用することができますが、直接手で触れると肌荒れやのどなどの粘膜に触れるとのどが荒れたり、吐き気をもよおすことがあります。

そのため、口の中に入れる歯ブラシの除菌に使用するのはあまりおすすめできません。

その3、天日干し(日光消毒)

歯ブラシ除菌器と同様に太陽の紫外線を利用して歯ブラシを除菌する方法です。

日光には電磁波の一種である紫外線が含まれており、紫外線は細菌の増殖を防ぎ、日光の熱と外気による乾燥で殺菌効果があります。

カビは30℃より高温になるにつれて死滅していき、青カビや黒カビなどは55~60℃になると10分以内でほとんど死滅します。

しかし、紫外線はプラスチックを激しく劣化させるのでプラスチック製の歯ブラシを日光消毒すると劣化してしまいます。

7.まとめ

・歯ブラシケースにカビが発生する原因は水分と汚れによるものです。

・歯ブラシケースにカビが生えたら、原則、新しいものを買い替えましょう。

・歯ブラシケースのカビを落とす方法は4つあります。

・歯ブラシケースのカビ予防のポイントは4つあります。

・歯ブラシケースは除菌できるものがおすすめです。

・歯ブラシの除菌には注意すべき点が3つあります。

歯ブラシも、歯ブラシケースは衛生用品です。使用後水気をよく切って乾燥させるようにし、定期的に新品と交換しましょう。

<参考文献>

・松本忠男『カビ・ホコリ・菌を撃退!家の「正しい」掃除ワザ』2019年、宝島社

・沢井竜太『おそうじの超ベストアイディア2020』2020年、晋遊舎

・朝倉邦造『カビのはなし‐ミクロな隣人のサイエンス‐』2013年、朝倉書店

・隈下祐一、加藤信一『洗浄と殺菌のはなし』2013年、同文館出版

・新名史典『ビジュアル図解洗浄と殺菌のはなし』2013年、同文舘

・高麗寛紀『図解入門よくわかる最新抗菌と殺菌の基本と仕組み』2012年、秀和システム