壁のカビが除去しきれないならペンキで隠してもいい?

壁に生えた「カビ」をペンキで隠すとこんな危険が!

カビの除去には普通のお掃除とは比較にならないくらいの知識が必要です。

  1. 壁や部屋の材質の知識
  2. 構造の知識
  3. 微生物に関する知識
  4. 薬剤に関する知識

などかなり専門的な知識を要するからです。
自分なりの方法で掃除しても上手くいかないどころか、場合によっては悪化させてしまう可能性も。
またどんなに掃除をしても壁に生えたカビが除去できないので、
いっそ”上からペンキを塗ってしまえば良いのではないか?”と考えてしまう方もいるでしょう。
しかしこれはカビを悪化させてしまう最悪の一手です。

そこで今回は壁に生えたカビを正しく除去する方法やカビの上にペンキを塗るとどうなるか、
そして正しい除去方法と、カビが再発しない工夫についてご説明します。

1.壁に生えたカビを除去する方法

ペンキで塗った壁のカビを除去する方法はカビ取り剤を使う場合と使わない場合に分けられます。
使わない場合もある一番の理由は、カビ取り剤には漂白効果があるからです。
白い壁であれば落ちる色がないため心配ありませんが、色付きの壁の場合は掃除した箇所が脱色し、見栄えが悪くなります。
そのため必然的に色付きの壁にはカビ取り剤を使わない方法を採用することになります。

壁の色でまずカビ取り剤を使うか判断

白くて模様のない壁であればカビ取り剤を使う方法が候補に入りますが、
壁の材質や塗料の種類によってはカビ取り剤で壁を傷めてしまう可能性も否定できません。
念のためカビ取り剤を使用する前は目立たない場所で少しだけ試してみることをおすすめします。

1-1.カビ取り剤を使う場合

カビ取り剤を使用する際はマスクやゴーグル、ゴム手袋を着用して身を守りましょう。
ご存知とは思いますがカビ取り剤は非常に強力な薬品です。目に入ると失明の恐れがありますし、

口に入れば体内で有害なガスを発生させることもあります。自宅にこれらの道具がない場合は買ってでも用意しましょう。

カビ取り剤は直接壁に吹きかけるのではなく、タオルやキッチンペーパーに染み込ませて使用してください。
直接かける方が効果が高いように感じるかもしれませんが、それは逆効果。
カビ取り剤は空気中の成分と反応することで化学反応を起こすため、カビ取り剤の量が多すぎると効果が発揮されにくくなります。

カビを十分除去できたら、硬く絞ったタオルでカビ取り剤を落としましょう
カビを落とし終わって油断しているタイミングかもしれませんが、カビ取り剤をしっかり落とすのも
カビを除去することと同じくらい大切なことです。

これはカビ取り剤が乾燥していても触れると肌を痛めるからです。
よってドアの付近など、人が触れる可能性が高い場所は特に注意して拭き取りましょう。

1-2.カビ取り剤を使わない場合

カビ取り剤を使わない場合はエタノールを使います。エタノールはアルコールの一種です。
アルコール除菌シートといった製品があるように、殺菌効果があることで知られています。
カビも菌の一種ですので、エタノールの殺菌力がカビ除去に効果があることは言うまでもありません。
カビ除去に使うエタノールは濃度が70%以上のものが適しています。これは薬局で購入可能です。
エタノールは直接吹きかけても、タオルに染み込ませてから使用しても構いません。

 

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一方でエタノールには漂白効果がないため色が残ることもあります。
よって落としきれない場合は塗料をはがしたり上から新たにペンキを塗ったりという対策が必要です。
このときペンキを上塗りする場合に注意しなければならないのが、カビを完全に除去できているかということ。
カビの菌は人の目に見えないほど小さいため、本当に除去できているかは素人目に判断するのは困難です。
カビが少しでも残っている状態でペンキを塗ると、カビがミルフィーユ上に残り生えてしまします。
そして気が付かないうちに、取りつかないほどにカビが内側に生えてしまうなんてことも…。
ペンキを上塗りする場合は事前にカビ取り専門の業者に見てもらうと良いでしょう。

カビ取りのプロに相談

2.除去できていないカビの上にペンキを塗るとどうなるか


カビの上にペンキを塗ると、一時的には問題が解決したように感じられるでしょう。
しかしカビはペンキの下でも生き続けています。ペンキの下でカビが繁殖し続ければ再び表面にカビを発生させてしまうのです。

表面に発生したカビをいくら取り除いても、元となっているカビを絶たなければ何度も何度も再発します。
こうなってしまうと塗料をすべて削る、溶かすなどの処置をしなくてはいけません。
加えてもう一度塗りなおす必要も出てきてしまい、余計な費用がかかってしまいます。

塗装の業者が必ずしもカビに詳しいとは限りません。カビは生き物です。しっかりと専門家に相談しましょう。

カビの専門家に相談する

3.カビの再発を防ぐ方法


カビの胞子はどこにでも飛んでいます。
一度除去しても何の対策もしていなければ、またすぐにカビが生えてしまうでしょう。
そこで以下にカビを予防する方法を紹介します。

3-1.家具と壁の間に隙間を作る

カビは湿気の多い場所に発生します。そして湿気は狭い場所にこもりやすいもの。
例えばあなたの家ではソファーを壁の近くに置いていませんか?これはカビを育てているようなものです。
家具と壁の間は最低でも10cm程度は隙間を持たせましょう。

3-2.カビ対策用のペンキを使う

ペンキの中には「カビに強いペンキ」や「防カビ機能のあるペンキ」として売られているものがあります。
もちろんカビがまったく生えなくなるわけではありませんが、
風呂場前の脱衣所など湿度が高くなりやすい部屋の壁に使えばカビの発生を抑えることができるでしょう。

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4.まとめ

「少しくらいのカビなら上から塗ってしまえばいいだろう」

「カビを隠せば、もう二度とカビは発生はしないだろう」

…そんな安易な行動が後に大きな問題を引き起こすかもしれません。
ペンキを上塗りする場合はカビを完全に除去してからにしましょう。

大きな問題を引き起こす前に、一度カビの専門家へ相談してみてはいかがでしょうか。

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