かごバッグのカビ取り方法

涼しく軽いかごバッグを使おうとしたら、カビを発見!!
ショックですよね。かごバッグは便利でオシャレで、収納や持ち運びにも何かと便利ですが
保管方法や、環境によってはカビが発生することがあります。

そこで、今回はかごバッグのカビ取り方法について解説していきます!

かごバッグにどうしてカビが生えたのか

かごバッグの原材料は、主に竹材や籐(ラタン)などです。プラスチック製のかごバッグもありますが、編んで作られているので
一見通気性は良さそうですよね。
・・・ではどうしてカビが生えてしまったのでしょうか。

理由は、かごバッグの素材自体がカビのエサになったからだと考えられます。

カビの性質

カビは、酸素があり、水分と栄養源のある場所を好みます。

そして、何といってもかごバッグの素材自体がカビの栄養源となります。そのため、保管状況によってはカビが生えてしまうのです。

食品用かごバッグにカビが生えた理由

過去に私もかごバッグを持っていましたが、久しぶりに使おうと棚から取り出すと、白と青のカビがびっしりと生えていたことがあります。

そのかごは、食材などを入れるために使用していたのですが、数か月ほど使用しないでそのまま棚に置いていたところ、かごにのこった食品のカスや湿気によって、カビが発生したと考えられます。
お気に入りの可愛いかごバッグだったので、非常にショックだったと共に

「食品を入れたりしていたかごバッグを、消毒も掃除もせずにそのまま放置していたら、それはカビも生えるよね!」

と反省した記憶があります。その他、壁の結露が原因でカビが生えたり収納場所のクローゼットや押入れ内のカビが原因ということもあります。
つまり、かごバッグのカビを生やさないためにも、こまめなお掃除とこまめなカビ対策が大切なのです。

長期保管は要注意

例えば夏によく使っていた大切なかごバッグを、冬の間に保管していたら、いつの間にかカビが生えていた!というケースもよくあるそうです。

大切にしていたかごバッグですから、なるべく処分せずに復活させたいですよね。
そこで、次にかごバッグのカビを取る方法を解説していきたいと思います!

かごバッグのカビを取る方法

かごバッグのカビを取るにはいくつかの方法があります。カビの発生状況や家にある薬剤など、できそうなことから試してみましょう。

①消毒用アルコールを使ってカビを取る方法

白カビや、色素沈着の起こっていないカビであれば
70~80%濃度の消毒用アルコール(消毒用エタノール)を使ってカビ取りをすることが可能です。
方法は、布巾に消毒用アルコールを染み込ませて、カビの気になる部分を中心に、全体的に塗布して拭きとります。
かごなので、布巾の繊維が中に入り込みそうな場合には、直接塗布しても良いですが、変色などがないか予め目立たないところで試してみましょう。

カビは菌糸を奥まで生やしている可能性もありますので、裏側からも塗布が可能であれば、消毒用アルコールを塗布しておきましょう。
これで、しっかりと乾燥させたら、完了です。

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②重曹を使ってカビを取る方法

軽度のカビであれば重曹でも除去することができます。水100mlに対して小さじ1杯分の重曹を加えてよく混ぜ「重曹水」を作ります。
この重曹水をかごバッグに吹きかけて、布巾などで拭きとり、カビを除去します。
しっかりと乾燥させたら完了です。

注意点は、重曹水を作る際に分量を守ることです。
「重曹をたくさん入れた方が効果が増すかな~」と多く入れてしまうと、乾燥した後にかごバッグに重曹が白く残ることがあります。混ぜすぎ注意です。

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③酸素系漂白剤を使ってカビを取る方法
(洗剤は軽度だとOK)

カビの色素が気になる場合には、酸素系漂白剤を使って漂白をしましょう。液体系の漂白剤を吹きかけても良いですが
顆粒タイプの酸素系漂白剤を水に溶かし、溶液を浸した布巾で拭きとります。かごの繊維までカビ色素がしっかりと沈着している
場合には、15分ほど時間を置いたのちに、拭きとるようにしましょう。
酸素系漂白剤は、効果が高いのですがデリケートな素材に使うと傷んでしまうことがあるので、
まずは目立たない場所で変色や痛みがないか確認をしてから、試すようにしましょう。

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NGなカビ取り方法

では、ここで「やってはいけないかごバッグのカビ取り方法」もお伝えします。衣類や繊維のカビ取りでも同様におススメしない方法です。

①濡れた雑巾でふき取るだけ

カビが生えているのを確認したら、すぐさま水拭きしたくなるかもしれません。
確かに表面に生えたカビを一時的に除去する効果はありますが、カビにとって水分は好物の1つです。
せっかく除去しても再発する恐れがありますので、殺菌効果のある消毒用アルコールや重曹などが入った水溶液で除去しましょう。
また、その後は風通しの良いところでしっかりと水気を乾燥させましょう。

②掃除機でカビを吸い込む

また、洗濯機でカビを吸い込むとカビの胞子が排気から出て結果的に部屋中にカビをまき散らすことになるので、掃除機で吸い上げるのも注意です。

カビ予防としてホコリなどを定期的に掃除機で吸い上げるのは良いのですが、生えてしまったカビにはおすすめしません。

かごバッグのカビを防ぐには?

最後に、かごバッグのカビを防ぐ方法をご紹介します。大切なかごバッグにもうカビを生やしたくない!という方はぜひ参考にしてみてください。

かごバッグのカビを防ぐためには、かごバッグに付着した汚れをこまめにとり除きましょう。洗剤を染み込ませた布巾を使って、汚れを拭きとります。その際、布巾の繊維が残らないように注意します。

また、カビ取り方法でも出てきましたが、消毒用アルコールや重曹水を使って、除菌することも効果的です。

天日干しでしっかりと乾燥を

その他、保管する前にはお日様に当ててしっかりと乾燥させてから、クローゼットに収納するようにしましょう。

収納する際は、通気性を良くし、除湿剤などを置いて湿気を取り除きます。またこまめに外に出して風に当てましょう。

どうしてもオフシーズンは、収納庫や箱の中に入れっぱなしになってしまいますが、定期的に外に出して乾燥させましょう。

まとめ

かごバッグは、汚れなどが残りやすく、素材自体がカビの栄養源となるため、風通しの悪い場所に保管するとカビが生えてしまうことがあります。

汚れを拭きとり、こまめに除菌しましょう。また、保管する際には湿気の溜まりやすいところではなく、通気性の良いところに保管して、ときどき外に出して乾燥させることで、カビを防ぎましょう。