同じカビでも強いカビ・弱いカビはあるのか

掃除をしていると、同じカビといっても場所によって色が違うことに気が付くはずです。そこで疑問となるのが、カビは種類によって取り除きにくかったり毒性が違ったりするのかということ。今回はそんな疑問に答えるとともに、カビの種類別の対策についてもご紹介します。

1.カビによって強い・弱いはあるのか

結論から言うとカビによって強い・弱いという違いはあります。そもそもカビの種類は現在3万種類以上。しかもこれは現在発見されているだけの数で、毎年新種が発見されています。これだけ種類が多ければカビによって特徴が違うのも当たり前と言えるでしょう。もちろん、知識も道具もない一般人が3万にも及ぶカビの中から種類を特定することは不可能です。しかし除去を目的とするのであれば色による違いが分かればそれで十分です。

2.カビの種類

ここでは色ごとに4種類のカビをご紹介します。

2-1.黒カビ

カビと言えば黒をイメージする方も多いでしょう。お風呂場やカーテン、エアコンなど家のいたるところで発生する黒カビはクラドスポリウムという種類のカビが中心となっており、実際は黒ではなく濃い緑色をしています。他のカビ以上に強い生命力を持っており、一度発生すると除去が難しいのが特徴。一度除去できたように見えても根が除去できておらず、再発することも多いカビです。また内臓に深刻なダメージを与えるなど、人間にとって特に危険なカビとされるエクソフィアラも黒カビに含まれています。

2-2.青カビ

青カビは腐ったみかんやパンに生えることの多いカビです。青カビの中でも中心となっているのがペニシリウムというカビ。このカビは世界初の抗生物質であるペニシリンの元となった菌でもあります。テレビなどで聞き覚えのある方も多いでしょう。青カビは人間の役に立つカビでもあり、毒性も強くなく、口に入れても影響が少ないカビとされています。

2-3.白カビ

白カビは食品や木材などの自然素材に発生しやすいカビです。見た目が綿のようにふわふわとしていることからホコリと間違えることもあるでしょう。木材に発生しやすいという特性から、押し入れやクローゼットに生えることが多いカビです。綿素材でも繁殖しやすいカビであるため、押し入れに収納した布団がいつの間にかカビだらけになっていた、という経験をされた方も少なくないはずです。

2-4.赤カビ

畑などの土に生息し、作物に取り付いて繁殖することが多い赤カビ。家の中ではごはんやパン、金属に生えます。赤カビの恐ろしさはマイコトキシンという毒を生成すること。これが人の体に入ると嘔吐や下痢といった症状を引き起こします。ところで赤カビというとキッチンやお風呂で見られる赤い汚れも赤カビなのでは?と考える方も多いでしょう。実はこちらは赤カビとは別物。ルドトルラという酵母菌の一種でそもそもカビではありません。

なお余談ですが、ルドトルラは人間の皮脂や石鹸カスを栄養にし、繁殖するスピードは黒カビの10倍とも言われていますが、洗剤をかけて軽くこするだけで簡単に落とせるため対処は難しくありません。

3.カビの種類別対策

カビが生えてしまったらどうすれば良いのか。ここからは種類別の対策方法をご紹介します。

3-1.黒カビ

黒カビは他のカビと違い、簡単に除去することができません。除去にあたってはカビ取り剤のような強力な薬品を使って対処する必要があります。ただ、強力な薬品になればなるほど「絶対に換気をすること」「他の薬品と混ぜないこと」といった使用上の注意が多くなり、安全面の配慮をより重視する必要が出てきます。カビ取りが難しそうと感じたり、何度もカビが再発するようであればカビ取り専門の業者に相談すると良いでしょう。

3-2.青カビ

食品に生える青カビは無理に除去しようとせず捨てるのが一番です。先ほどは口に入れても影響が少ないと紹介はしましたが、一緒に潜んでいるカビや細菌が体に悪影響をもたらす可能性は否定できません。カビが生えていない場所であれば大丈夫だろうと考えるのも危険です。一見カビが生えていなくても、菌が潜んでいる可能性は十分に考えられます。ブルーチーズなど意図的に青カビを発生させている食品以外は素直に捨てましょう。

3-3.白カビ

見た目がホコリと似ているため掃除機で吸ってしまおうと考える方もいるでしょう。しかしカビに掃除機をかけると排気口からカビの胞子をまき散らすことにつながります。また、水拭きだけで掃除を済ませるのもNG。一時的には取り除けたように見えても、カビは湿気を好みますから、自らカビの成長に手を貸しているようなものです。小さなカビでも油断せず、カビ取り剤やアルコールを使って徹底的に除去する姿勢が必要です。

3-4.赤カビ

食品に生えた場合は捨ててください。青カビ同様、どこに菌があるか分からないものを食べるのは危険です。金属に生えた場合は削り取るのがおすすめ。ホームセンターで紙やすりや研磨剤を購入して除去しましょう。

4.まとめ

以上、カビの種類と対策方法についてご紹介しました。自分ですべてのカビを取り除ければそれが一番ではありますが、中には黒カビのように一般家庭では対処の難しいカビがいることも事実です。このようなカビが発生した場合、手間がかかることはもちろん完全に除去できない場合もあるでしょう。一歩間違えると悪化することさえありえます。自分には難しそう、原因が分からず何度も再発する、という場合は無理せずカビ取り専門の業者に相談することをおすすめします。

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