カビのお悩み解決コラム

ウェットスーツのカビ対策ガイド|カビが見つかった時の対処法とNG行為もプロが解説

#ウェットスーツ#カビ
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

「久しぶりにウェットスーツを取り出したらカビが生えていた…!」そんな経験はありませんか?
ウェットスーツは素材の特性上、湿気を含みやすく、しっかり乾かしたつもりでもカビが繁殖しやすいアイテムなのです。
ウェットスーツは直接肌に触れるものなので、清潔に保ちたいですよね。

この記事では、ウェットスーツにカビが見つかったときの対処方法と、長持ちさせるためのお手入れ方法をプロの視点で詳しく解説します。
また、意外と知られていないNG行為や、正しい保管方法、ウエットシャンプーの代用品まで幅広くご紹介します。
サーフィンやダイビングを快適に楽しむために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事で分かること
・ウエットスーツにカビが見つかったときの対処方法
・ウエットシャンプーがない場合の代用品
・着用する際のNG行為
・ウエットスーツの保管方法と注意点

ウエットスーツの状態別対処方法早見表

ウエットスーツは素材や接着方法によって適した洗浄方法が異なります。
通常の汚れなのか、カビや強い臭いが発生しているのかを確認し、状態に応じて対処しましょう。

状態確認・対処方法注意・相談の目安
海水・砂・皮脂などの汚れメーカーの取扱方法を確認し、真水ですすぐなど適切なお手入れを行います。洗剤を使用する場合は、ウエットスーツに使用可能な製品か確認してください。
軽い汚れや臭いが気になる使用可能なウエットシャンプーなどでやさしく洗い、十分にすすぎます。強くこすったり、自己判断で強い洗剤を使用したりしないでください。
黒い斑点・カビ・強いカビ臭があるこすったり薬剤処置を繰り返したりせず、使用を控えて状態を確認します。カビが広がっている場合や自力で安全に対処できない場合は、ウエットスーツ対応のクリーニング業者へ相談してください。
生地の硬化・ひび割れ・接着部分の剥がれがある洗浄だけで改善しようとせず、劣化状態を確認します。修理やクリーニングが難しい場合は、買い替えも検討してください。

洗剤・ウエットシャンプー・柔軟剤などを使用する場合は、ウエットスーツの素材とメーカーの取扱方法、使用する製品の表示を確認してください。

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ウエットスーツにカビが見つかったときの対処方法

ウエットシャンプーは、海水や皮脂、ワックスなどの汚れを落とすためのお手入れに使用できます。
カビが見える場合や強いカビ臭がある場合は、洗浄だけで対処せず、状態に応じて専門のクリーニングを検討してください。

ウエットスーツを長持ちさせるメンテナンス方法

使用するものは、バケツ、ハンガー(肩の部分が厚くなっているものが便利です。)、ウエットシャンプーです。

バケツの代わりにお風呂場の浴槽で洗うのも良いでしょう。

ウエットシャンプーを使用することによってウエットスーツについた塩分、ワックスや皮脂も落ちやすくなります。

手順

1、バケツに水とウエットスーツを入れて海水や砂を落とすためにすすぎます。

2、ウエットシャンプーを適量バケツに入れて水で薄めます。

3、海水を抜くイメージでやさしく揉み洗いします。

4、真水でよくすすぎ、シャンプーを落としていきます。

5、よくすすいだら、裏返しの状態でハンガーに吊るして直射日光を避けて日陰干しします。

※注意点※

使用後は海水や砂などを真水で十分に洗い流しましょう。
ウエットシャンプーを使う場合は、メーカーの取扱方法や製品表示、使用状況を確認して適切な頻度で使用してください。

洗濯機や乾燥機を使用すると生地が破けたり劣化してしまいますので必ず手洗いするようにしましょう。

脱ぎ着するときには爪などを引っかけないように注意してください。

洗浄時の水温は、ウエットスーツのメーカーが案内する温度に従ってください。
高温のお湯は素材や接着部分を傷める可能性があるため避けましょう。

ウエットシャンプーは濃すぎても逆効果ですので、説明書などを確認し、適量を水で薄めてください。

脱水したり、乾くまでは生地を表に戻したりする必要はありません。

出典:Amazon

ウエットシャンプーの代用品

ウエットスーツを洗う際にはウエットシャンプーが定番ですが、頻繁に着用するという方には値段が気になったり、家になかったりすることもあるかと思います。

おしゃれ着用の中性洗剤が使用できる場合もありますが、ウエットスーツの素材や接着部分に適しているとは限りません。
代用品として使用する場合は、メーカーの取扱方法と洗剤の製品表示を確認し、使用可能な場合のみ使用してください。

出典: Amazon

「住まいのカビリスク」も確認しよう

ウエットスーツは手入れしても、保管場所の湿度や通気の状態など住まいの条件が重なるとカビが発生しやすくなります。
次のカビリスク診断で、ご自宅がどれくらいカビを招きやすい住環境か一度確認しておくと、保管方法の見直しがしやすくなります。


ウエットスーツは消耗品

ウエットスーツは消耗品であり、寿命は材質によっても異なりますが、ラバーで約3年、ジャージで約4年が目安となります。

さらに着用頻度が増えるにつれて耐用年数は短くなっていきます。

ウエットスーツが劣化する主な原因は海水と熱によるものです。

海から上がったら常にメンテナンスを行うことが長持ちさせるコツです。

劣化やカビが生えてしまったときには買い替えも検討すると良いでしょう。

ウエットスーツの塩分と紫外線に注意!

ウエットスーツを洗う際に特に気を付けたいのが海水による塩分です。

ウエットスーツに塩分が残っていると、ファスナーなどの金属部分がサビてしまう原因になります。

なるべく海から上がってすぐに塩分を洗い流すように心がけましょう。

洗い流すときにはお湯の方が良さそうな気がしますが、劣化する心配もありますので必ず水で洗い流すようにしましょう。

塩分を抜くためには、シャワーで洗い流すだけでなく大きなバケツや浴槽を利用して水を溜めて2~3回水を交換しながらやさしくもみ洗いしてください。

ウエットシャンプーを使用する場合は、メーカーの取扱方法と製品表示を確認し、ウエットスーツに使用可能な製品を選びましょう。

ウエットスーツはデリケートなゴム素材で作られており、ゴム製品は経年劣化して硬くなります。

このときに塩分や紫外線は経年劣化のスピードを加速させる原因となってしまいます。

ウエットスーツを干す際には、直射日光を避け、日陰で干すようにしましょう。


ウエットスーツを保管する際の注意点

ウエットスーツを保管する際にはしっかりと乾燥させましょう。

湿気が残ったままにしてしまうとカビなどの雑菌が発生する原因になります。

ウエットスーツはたたんでしまうとシワができてしまうので、ハンガーに吊るしておきましょう。

車内に放置したりしないようにしてください。

特に夏場の車内は高温になりますので、生地の劣化だけでなくカビの原因になったり、ウエットスーツの接着剤がはがれてしまうなどのトラブルの原因になりますので厳禁です。

気温の変化が激しい場所に置くとウエットスーツの生地が劣化しやすくなってしまいます。

また、日光が当たる場所も同じように生地の劣化を招くだけでなく、色褪せの原因になります。

保管する場所は風通しが良く気温の変化があまりない涼しい場所が好ましいです。

他の衣類と一緒にウエットスーツを保管するとウエットスーツの生地のゴムとの反応で衣類が色褪せたり変色することがありますので注意してください。

ウエットスーツで焚火に注意!

冬場などは寒かったり、ウエットスーツを速く乾かそうとして焚火をするという方もいらっしゃるかもしれません。

ウエットスーツは熱を持ちやすいのでウエットスーツを着たままの焚火は火傷の原因にもなります。

また、引火しやすい素材でもありますので大変危険ですので絶対しないようにしましょう。


ウエットスーツのクリーニングを利用する方法

頑固な泥汚れやワックスの油汚れは家庭での洗濯では落とせないため、ウエットスーツのクリーニングを利用してメンテナンスをしていきましょう。

また、生乾きのまま保管してしまったウエットスーツの臭いや染み込んだ汗の成分を分解する特殊な加工サービスやカビ取り加工サービスなどもあります。

カビが生えている場合にもウエットスーツのクリーニングでカビ取りの処理をしてくれる業者もあります。

専門業者では、素材や状態に応じたクリーニングを相談できますが、劣化やカビの状態によっては完全に除去できない場合や、修復が難しい場合もあります。

カビは完全に落としきれていないと時間の経過とともに再発してしまいます。

自分でカビを落とそうとしてウエットスーツの生地を傷めてしまったりすると最悪のケースでは買い替えることになってしまうことも考えられますので、確かな知識と技術をもったプロに依頼するのが良いでしょう。


【カビ最新ニュース】濡れた繊維素材は保管中にカビが定着しやすいことが示唆

海外の研究によると、繊維素材は湿気を含んだまま保管されると、少量のカビ胞子でも増殖しやすいことが示されました。
さらに、乾燥が不十分な状態が続くと、表面だけでなく素材の内部までカビが定着しやすくなるとされています。

この結果は、海水や汗を吸いやすく厚みのあるウェットスーツにも当てはまります。
カビを落とすだけでなく、洗浄と乾燥を十分に行い、保管環境まで含めて管理することが大切です。


参考:EurekAlert!|繊維素材ごとのカビ増殖リスクを調査した最新研究


ウェットスーツのカビに関するQ&A


ウェットスーツは水分や皮脂、塩分が残りやすく、保管状態によっては短期間でもカビが発生しやすいアイテムです。よくある疑問を整理します。


Q1. 見た目は少しの黒ずみでも、使い続けて大丈夫?


おすすめできません。
ウェットスーツのカビは表面だけでなく、生地内部まで入り込んでいることがあります。
肌に直接触れるものなので、異臭や黒い斑点が出た時点で対処・クリーニングを検討しましょう。


Q2. ウエットシャンプーで洗えばカビは完全に取れる?


ウエットシャンプーは通常の汚れや臭いのお手入れには使用できますが、カビを完全に除去できるとは限りません。

カビが見える場合や強い臭いが残る場合は無理に使用を続けず、専門のクリーニングを検討してください。
洗浄後は十分に乾燥させ、風通しの良い場所で保管しましょう。


Q3. カビを防ぐために一番大事なポイントは?


一番重要なのは「使用後すぐに塩分と汚れを落とし、完全に乾かしてから保管すること」です。
濡れたまま車内やバッグに入れる、生乾きのまま保管といった習慣がカビの原因になります。


まとめ

・ウエットスーツは着用後のメンテナンスが長持ちさせるポイントです。

・ウエットスーツを着用したあと放置するとカビが生えることがあります。

・着用後は海水や砂などを真水で洗い流し、必要に応じてメーカーが使用を認めているウエットシャンプーなどでお手入れしましょう。

・洗ったあとはしっかりと乾燥させ、ハンガーにかけて風通しの良い冷暗所に保管しましょう。

・カビが見える場合や強いカビ臭がある場合は使用を控え、ウエットスーツ対応のクリーニング業者への相談や、劣化状態によっては買い替えを検討しましょう。

■関連記事■サンダルの素材別カビ取り完全ガイド|プロが教えるカビ対策&保管方法を徹底解説
■関連記事■子供のプール遊びが危険に!?ビニールプールのカビを完全除去する正しい方法

<参考文献>

・角謙二『愛用品のお手入れ術』2012年、枻出版社

更新履歴
2026年9月更新:ウエットスーツの状態別対処方法早見表を追加し、ウエットシャンプーの使用方法、洗浄時の水温、代用洗剤、カビ発生時のクリーニング・買い替え判断に関する説明を見直しました。

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