カビ取り業者に聞いた!「カビ取りをしてはいけない人・注意すべき人の特徴」

家の中にカビを発見すると、自力で何とかしようと思います。それが例えば

  • トイレのごく一部分のカビ
  • お風呂のパッキン部分のカビ
  • 壁の端っこに少し生えたカビ

このように、ごくごく一部のカビを一瞬で除去するような場合は、15分程度で完了しますし問題ないかもしれません。

しかし、このようにお風呂全体にカビが生えてしまっている場合などは

カビ取り剤も大量に必要ですし、除去できなかったら何度も行わなければいけません。

その間に、カビの胞子が多く舞っている室内で作業を行わないといけない為、多少なりとも人体に負担があります。その為、カビ取り時には換気やマスク、ゴーグルなどをしっかりと行い、カビ取り剤やカビ毒の害を最小限に収める必要があります。HACCP関連情報データベースのサイトによりますと以下のような記載があります。

人または家畜の健康をそこなう有毒物質であるカビ毒をマイコトキシンという

(参考:HACCPデータベース
つまり、カビはただの汚れではなく、カビ毒によって健康をそこなう可能性もあるということも知った上で、(またカビ取り剤の性質も知ったうえで)安全に行っていただく必要があります。
カビ取りは、人体への影響も多少あるので、基本は換気と防御を完璧にした状態で行いますが、中にはカビ取り自体をしない方が良い方もいます。
健康への影響を考慮すると、カビ取り自体をあまりおススメしないタイプの方もいるということで、今回はカビ取り作業が向かない人の特徴をカビ取り業者「ハーツクリーン」代表の穂苅氏に聞いてみました。

カビ取りをしない方が良い人の特徴は?!

まず、カビ取りNGな方の特徴をお話する前に、カビ毒についてのお話をしていきたいと思います

カビ毒はマイコトキシンをはじめとする、人体や動物に影響を与える有害物質ののことを言います。カビによる

  • アスペルギルス症(緑カビ)
  • 黒色酵母菌症(黒カビ)

などが代表的です。呼吸器症状や腎臓・肝臓への影響があるといわれています。

(出典:イラスト図解 ウイルス・細菌・カビ)

だからこそ、カビはただの汚れとは違い、毒素も産生するものだと意識をして、カビ取りを安全に行う必要があります。そして、以下が穂苅氏に聞いた”カビ取りをしない方が良い(注意すべき)人”の特徴です。以下に該当された方は、安全のためにも家族がカビ取りを行うかカビ取り業者やハウスクリーニング業者に依頼してカビ取りされることをおススメします。

①妊産婦

妊娠中は、カビ取り剤の塩素ガスの影響をより受けやすくなります。妊娠中は、掃除程度に留めておく方が良いでしょう。

カビ取り業者の穂苅氏によりますと、妊娠中のカビ取りはおススメしないとのことです。塩素ガスは揮発しやすく、吸い込むことで苦しくなることがあります。よく換気をせず行った為にカビ取り中に救急車で運ばれるケースもあるそうです。

カビ取り剤以外にも、カビを吸い込むことによる体の影響もリスクがあります。

また、高い部分のカビ取りなどをしてケガをしてしまう危険性もあります。このような場合は、旦那さんなど他の家族にやってもらうか、専門のカビ取り業者に委託することをおススメします。

②高齢者

特に、肺炎持ちの方はカビ取りをおススメしないそうです。実際に、弊社にご依頼いただくケースでご高齢で体力的に難しいため、カビ取りを外注された方は多くいらっしゃいます。

それはカビの胞子を吸い込むことで、カビ毒により悪化する可能性があるとのこと。また、広範囲にカビ取り剤を塗布する場合にも、体力的に困難な場合はやめましょう。また、カビ取り中のケガなどにも注意してください。

届きにくい高い部分のカビは、家族か業者に委託した方が良いかも知れません。

まずは、ご自身の健康と体の安全が第一です。無理をしない範囲で、時間を決めるなどしてカビ取りを行いましょう。

③カビのアレルギーがある方

また、カビの胞子に反応して、くしゃみや鼻水など出る方もカビ取りはやめましょう。カビ毒により症状が悪化するケースもあります。マイコトキシンなどをはじめとするカビ毒は、シックハウス症候群の1つで、体調不良の原因となります。

(参考:厚生労働省「シックハウス症候群」

カビのある部屋に入ると不調になる方は、カビ取りをなるべくしないでください。どうしてもされる場合には防毒マスクやゴーグルを装着し、完全にガードしてからカビ取りしましょう

④小さいお子様のいる家庭

また、妊産婦だけでなく赤ちゃんや小さいお子様のいるご家庭でも、カビ取りは要注意だそうです。

カビ取り剤の誤飲に注意

特に、赤ちゃんや幼児がいるご家庭の場合、カビ取り剤を間違えてなめてしまったり、誤飲の危険性があります

また、赤ちゃんがカビを大量に吸い込むリスクもあります。小さいお子様のいるご家庭でカビ取りをする際には、必ずお子様から目を離さないようにしましょう。

まとめ

カビ取りは

  • カビ毒による危害
  • カビ取り剤による危害
  • ケガ

など、思っている以上に難易度の高い作業です。ほんの一部分のカビ取りであればすぐに住みますが、天井や壁の高い部分のカビ取りやカビが大量発生している場所のカビ取りは、体力のある人でもリスクがあります。

一番は、カビの生やさない環境づくりを日ごろから行うことですが、カビが発生した場合にも短時間で済むように早期発見し除去すること。また、抵抗力の弱い方やカビアレルギーのある方は、第三者機関に依頼されることをおススメします。