100均のカビ取り剤は効果があるの?!おススメのカビ取り剤は?!

スーパーや薬局に行けば見かけるカビ取り剤ですが、お手頃価格が魅力のあの100均にもカビ取り剤が売られているのをご存知でしょうか?節約するためにも、カビ取り剤が100円で買えるのはありがたいですよね。

しかし、「安いのには安いなりの理由があるのでは?」「安物買いの銭失いにはなりたくない!」

と購入を悩む方も多いのではないでしょうか。そんな不安にお応えし、100均のカビ取り剤を実際に購入して効果を検証してみました。この記事を参考に、ぜひ100均のカビ取り剤の購入も検討してみてくださいね。

100均のカビ取り剤にはどんな種類がある?

カビ取り剤といえばスプレータイプが主流であるなか、今回足を運んだ100均一にはジェルタイプのものも売っていました。そこでまずは、スプレータイプ、ジェルタイプそれぞれの特徴を簡単に解説していきます。

①スプレータイプ

カビ取り剤と言えばやはり、このスプレータイプのボトルを思い浮かべるのではないでしょうか。スプレータイプのカビ取り剤では、吹きかけた時にできる泡がこびりついたカビにしっかりと密着してくれます。

また、一度で広範囲に吹きかけることができたり、数分放置するだけでカビを落とせるため、苦手な水場のお掃除も楽々に!さらに、改めてスポンジやブラシなどでこするなどで狭い浴室で腰をかがめたりする必要も無く、手を汚さずにカビを落とせるのも大きなメリットです。「少しでも掃除の負担を軽減させたい!時短したい!」という方は、スプレータイプのカビ取り剤を常備しておくのが便利ですね。

②ジェルタイプ

次にご紹介するのは、ジェルタイプのカビ取り剤。今回、いくつかの100均に足を運んだものの、売られていたものの多くはスプレータイプでした。

そんななか、100均の代名詞でもあるダイソーさんではジェルタイプのカビ取り剤も展開されていました!ジェルタイプのメリットは、床に垂直な箇所のカビや染みついたカビもしっかり落とすことができるという点です。例えば、スプレータイプの泡が流れ落ちてしまいやすい浴室の壁やタイルの目地、カビ取り剤をより浸透させたいゴムパッキンなどで活用できます。こういった箇所では、吹きかけてすぐに流れ落ちてしまうスプレータイプの泡ではあまり意味がありません。スプレータイプでは物足りない部分を補うため、時にはジェルタイプも使い分けてみてはいかがでしょう!

100均のカビ取りスプレーを使ってみた結果

今回はダイソーとワンハンドレッドストアーズで購入したカビ取りスプレーを、浴室で実際に使ってみました。同じ100円の商品ですが、それぞれの特徴やカビ取り効果もしっかり比較していきましょう!

①ダイソー「カビとりスプレー」

まずはダイソーで購入した「カビとりスプレー」を使ってみます。カビキラーが400mlであるのに対しダイソーのカビ取りスプレーの容量は300mlと少なめですが、浴室全体を掃除するにしても十分な量です。こちらを使って、浴室の壁と凹凸のある床のカビを落としていきましょう。

▼使用前の様子

梅雨の間、換気扇をつけっぱなしにしていたにも関わらず、湿気が逃げきれずに気づけば浴室はカビだらけに…。家の中でも特に湿度が高くなる浴室は、こまめに掃除しないとカビのエサになる皮脂よごれや固形石鹸のカスなどが残ってしまい、カビがどんどん増殖します。

▼使用中の様子

水気をよく拭きとった壁と床にダイソーの「カビとりスプレー」を吹きかけた様子です。カビ取り液が泡状になるのでどこにスプレーしたのかわかりやすいのですが、やはりツルツルの壁ではすぐに流れ落ちてしまいました。製品の使用方法に従い、このまま5分間ほど放置します。

▼使用後の様子

5分間の放置後、シャワーでよく洗い流した様子です。使用前と比較すると確かに綺麗にはなっているものの、大まかな汚れが無くなった程度でまだまだカビは落ちきれていないのがわかりますね。泡が流れ落ちてしまった壁の斑点状のカビは残ったままです。

②ワンハンドレッドストア「強力パワーカビ取りクリーナー」

つぎに使ってみるのはワンハンドレッドストアで見つけた「強力パワー カビ取りクリーナー」。こちらも容量は300mlでした。

▼使用前の様子

今度はダイソーのカビ取り剤を使用した場所の横で使ってみましょう。こちらも同じように壁と床にカビが生えているのがわかります。特に、床の凹凸にしっかりこびりついたカビは果たしてスッキリ落ちるのでしょうか…。

▼使用中の様子

床と壁の水気をよく拭きとってから使用した様子です。ワンハンドレッドストアのカビ取りスプレーは泡状にはならず、透明な液体のままでした。そのため、どこに吹きかけたのかあまりよくわからず、ムラが出てしまうのでは…?と少し不安でした。この製品の使用方法に従い、このまま2〜3分間ほど放置します。

▼使用後の様子

こちらがシャワーでよく洗い流した様子。泡ではないし放置する時間も短かったので半信半疑でしたが、こんなにスッキリとカビを落としてくれました!床の凹凸にあったカビも十分に落ちた上に、壁のカビも気にならない程度に落ちてびっくりです。さらにアカ汚れのような黄ばみも消え、一面がパッと明るくなったように感じました。

おススメはどっちのカビ取り剤?!

ダイソーとワンハンドレッドストアの製品を比較してみた結果、よりよい効果がみられたのはワンハンドレッドストアの

「強力パワーカビ取りクリーナー」でした。

泡のほうがカビをしっかり落としてくれそうだなというイメージがあったので、見た目に惑わされてはいけないなと反省しました…!ワンハンドレッドストアは都内に数十店舗を展開している100円均一ショップで、店内はそれほど広くないものの豊富な品揃えが特徴の便利なお店です。どの店舗も駅前にあるので、見かけたらぜひワンハンドレッドストアのカビ取りスプレーをゲットしてみてくださいね!

ワンハンドレッドストアの店舗一覧 http://www.the100stores.co.jp/shop.html

100均のカビ取り剤を使うときの注意

さて、カビ取り剤は掃除アイテムの中でもかなり強力な薬剤です。少しでも油断すると、大変なトラブルになることも…。そこで最後に、カビ取り剤を使う時の注意点をいくつかお教えします。

①十分な換気をしよう

実際にカビ取り剤を使用している際、スプレーした瞬間から鼻を刺激するようなツンとするにおいが浴室内にたちまち充満して、少し息苦しさを感じました。これはカビ取り剤に含まれる塩素によるにおいです。

もし、狭い浴槽を密室にした状態でカビ取り剤を使用すれば、しばらくして頭痛やクラクラするなどの症状を感じ、最悪の場合は意識を失ってしまうこともあります。そんな事態を避けるためにも掃除を始める前にかならず、換気をしてあるかどうかチェックする癖をつけましょう。

②ゴム手袋やマスクで身を守ろう

換気をおこなうことの他に、カビ取り剤を使用する前に注意しておきたいことがもうひとつあります。それは、ゴム手袋とマスクをかならず着用すること!

なぜならカビ取り剤は強いアルカリ性で、その液体が肌に触れると皮膚が溶けてしまうからです。また、十分な換気をおこなっていても塩素はにおうため、余計に吸い込まないようにマスクも必須です。さらに、浴室全体を掃除するなど大掛かりな作業になる場合、カビ取り剤がはねることも十分にあり得ます。思いがけずカビ取り剤が目に入り致命傷を負わないためにも、メガネやゴーグルの着用がおすすめです。

③他の洗剤やカビ取り剤と一緒に使わない!

掃除で使う洗剤や掃除用製品にはよく「混ぜるな危険!」と書かれていますよね。でも、なぜ混ぜてはいけないのかをご存知でしょうか?

そう、実は「アルカリ性(塩素系)の製品」と「酸性の製品」が混じってしまうと人間にとって有毒なガスが一気に発生してしまうのです。これは死の危険性も十分にあるため、同時に異なる製品を使ったり、よく流しきれていない状態でつぎの製品を使用することは控えましょう。

④使い終わったらカビ取りスプレーのノズルはOFFに!

カビ取り剤に限らずスプレータイプの製品には、ノズル部分を回転させてスプレーのON/OFFを切り替えることができるものをよく見かけますよね。これは、持ち運びなどの際に誤射してしまわないようにする工夫です。

もし誤ってスプレーしてしまえば、皮膚にかかったり、目に入ってしまったりする恐れもあります。掃除の後も油断しないよう、普段から使い終わったスプレーボトルのノズルはOFFにする習慣をつけておきましょう!

100均以外のカビ取り剤なら

もし、「やっぱり100均ではなくて名の知れたカビ取り剤を使いたい」ということであれば、以下のサイトから購入できます。

ジョンソン カビキラー

出典:amazon

花王 カビハイター

出典:花王株式会社

鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ

出典:amazon

ビーワンコーポレーション カビホワイト カビ除去ジェル剤

出典:amazon

まとめ

今回は100均一のカビ取り剤を実際に購入し、使ってみた結果を中心にご紹介しました。どんなカビ取り剤にしても効果には差があります。そのため、どのカビ取り剤を買おうか迷った時には、口コミや使ってみたレポを参考にしてみるのがおすすめです!また、浴室内の天井から床までカビだらけになり手に負えなくなってしまった場合は、カビ専門のハウスクリーニングを依頼することも検討してみてください。

カビ取りの専門家に無料相談

100均はとても便利ですが、自力でのカビ取りは限界があります。カビの生えた範囲が広すぎる場合や再発防止コーティングをしたい場合には、プロのカビ取り施工がおススメです。

ライター:こいずみきょん

東京で猫と暮らすWebライター本と映画をこよなく愛し、酒場に生きる。趣味はカフェ巡りと、京都ひとり旅。https://twitter.com/___kkk0518