カビの生態とは?!

皆様は『カビ』と言われて何を思い浮かべるでしょうか?

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カビのプロ

カビと言えば...チーズや食品のカビなど、実際に目で見たことのあるカビをイメージされるのではないでしょうか。

身の回りでは食品で「カビ」を想像する方が多いかも知れません。例えば

  • パンに生えたカビ
  • お餅に生えたカビ

また、カビを利用した食品としてチーズや、味噌、日本酒、かつお節なども身近なカビを活用した食品です。

しかし、このように有益なカビもありますが、お風呂に生えた黒カビなどは人体にとって悪影響を及ぼすものでもあります。これら住環境に生えるカビを放置することで

  • 喘息や肺炎
  • 鼻炎
  • アレルギー症状

など発症することも。

ですので、何となく体に悪そう...というぼんやりとした認識ではいつの間にかカビによる害を受けてしまう可能性もあるのです。

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カビ悩み子

何となく、カビは身体に悪そうというイメージはあったけど、具体的に何が悪いかと聞かれたら詳しく知らなかったわ

カビの発生を防止する上で生態を知る事は必須であり、最も効率的に発生源を断つことに繋がります。今回はこの『カビ』とはいったい何者なのか。これについてお話していきます。

①みんなカビの本質を勘違いしている?!

カビとは何なのかと問われれば、多くの方々が

  • 汚い
  • 気持ち悪い
  • 病原菌
  • アレルギー
  • 胞子
  • 臭い

などと様々なネガティブキーワードを思い浮かべると思います。人間目線で言うと間違ってはいないのですが、しかしいずれのキーワードもカビの本質を捉えられているかと言われれば間違っていると言えるでしょう。

『カビとは生き物である。』

そう。カビとは生き物なのです。人と同じ生き物なのです。

人が暮らす上で生まれるある一部の環境が好きだから、そこに住んでいるのです。

つまり、人と同じく好みの場所を作らなければその場所に住むこともありません。

まずはカビの問題に直面したら、対策を行う際に『カビは生き物だから…』という視点がとても大切であるという事を念頭に置いて対処を行いましょう。

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カビのプロ

そして、カビが生きやすい環境と人間が生きやすい環境も非常に似ているということもポイントなのです。

②生き物であるカビの目的とは?!

では、生き物の目的は『種の繁栄』です。これはカビにおいても変わりません。

より適した環境を求めるのも、食べ物を欲するのも、その種が繁栄するという目的の為の手段です。より良い環境に居られる方が、種の繁栄に適している事は言うまでもありません。

人が長期に渡り、カビの好きな場所を提供し続けるとより種を反映させようとカビは沢山の胞子を形成します。これがカビの赤ちゃんに当たります。しかしその大きさは非常に小さく、PM2.5粒子(2.5㎛以下のサイズの粒子)に近いサイズなので、空気の流れに乗ってどんなところにでも飛んでいきます。当然、人の目で捉える事は非常に難しい大きさになります。

その後飛んで行った胞子は様々な場所に着底し、沢山の酵素群を用いて家のあちらこちらに根を張ります。つまりカビを拡散させないためにはこの胞子が出る前にその根源を断つことが非常に重要になってきます。

③カビと雑草の特徴は似ている?!

カビの事を生き物と言いましたが、より具体的に表現するとするならば雑草(植物)が妥当な例えになるでしょう。その中でも今回はタンポポを例にお話を進めていきましょう。

  • コンクリートの割れ目から
  • 屋上の隅っこから
  • 湿った砂の上から

…更地になった土地がいつの間にかタンポポだらけの原っぱになっている。一度は見たことがある光景だと思います。

しかしよくよく考えてみると不思議なことが1つあります。

それは彼等を支える栄養源はどこにあるのだろうという事です。

栄養源が無ければ、どんなに強いタンポポであろうと、繁栄する事は適いません。

つまり何の変哲もない場所にも、水や有機物といった多くの栄養源が存在しているのです。

それは家の中でも同じであり、私たちが普段考えつかないような場所にカビにとって必要な多くの栄養源が存在しています。そして住むのに適した環境であれば、そこをカビの原っぱにしようと狙っています。最後にはタンポポの綿毛の様に胞子を飛ばして種を拡散していく。実は、植物もカビも種の繁栄を目的にした戦略を実行しているだけなのです。

カビも栄養源があるため、家の中で子孫繫栄してしまう...つまり栄養源を除去することがカビ対策のポイント

④カビのトイレ事情

生き物は皆食べ物を食べ、体を維持する為に代謝を行います。代謝とは食べた物からエネルギーを得たり、体の材料にしたり、要らなくなったゴミ捨てたりなど生命維持をするのに必要な働きを引っくるめた表現と捉えてください。

つまりカビも食べ物を食べ、体を維持する為に代謝を行い、要らないものを棄てているのです。

そうです!カビも人間の様に食べ物を食べて、排泄をしているのです。しかも排泄物ですので香りがあります。それが世間一般で言われるカビ臭さの原因となります。

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カビのプロ

カビという生物にとってのいわゆる”代謝”というのが人間でいう「排泄、トイレ」にあたるのです

そしてその中でも一部の排泄物が人にとって毒であった場合、カビ毒として襲い掛かります。

また食べる際にカビは消化酵素を出します。これが木や紙、食べ物の劣化を引き起こします。

そして更に進行すると消化酵素や排泄物が壁などの材質と化学反応を起こし、表面的に見える形となって私たちの前に姿を表します。つまり表面的に表れる頃にはカビはだいぶ進行しており、周りの環境に影響を与えているのです。沢山増えて、周りに及ぼす影響が大きくなるほど問題となるのです。

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カビのプロ

このように、人間の目で確認できるくらいカビが生えている時には、かなり進行しているということです。皆さんのお家は大丈夫でしょうか。

カビが原因で起こる問題とは?!

カビが発生する事により、家の建材を劣化させたり、健康面での問題としてはアレルギー疾患や感染症、カビ毒に発がん性があるため、癌の危険性が考えられます。毎月のように

  • カビが原因で咳が止まらなくなった
  • 目がかゆい
  • 肺炎になってしまった

と相談を頂きます。特に重篤なのが、間質性肺炎という難病で、治療方法が無く予後不良な病気で、発症からの平均余命が2年~3年と言われています。このような怖い病気もカビが原因で発症することがわかっています。

カビという生き物は、自然界ではゴミを分解して、土に戻すサイクルの一環を担っています。この分解する力が建材を劣化させたり、感染症の発症に繋がっていきます。

また、カビが体内に入ると排除する働きをするのですが、この排除する働きが過剰になるとアレルギー反応として咳や目が痒くなるなど症状として出てきます。

その為にも、カビという生物の生態を理解した上で、お家の中で発見した場合には

  • 早期発見
  • 早期除去

を行って、身体への影響が出る前に対策しましょう。

また、自力での除去が難しい場合には、カビの生態を熟知しているカビ取りの専門家に相談して再発率の低い施行を依頼することもおススメします。

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◆参考文献

・文化財におけるカビの被害について

◆関連記事

・【詳細記事】カビの生態

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